子供が嫌いな人の心理的な特徴とは? カウンセラーが解説
子供嫌いを克服するための心理学的な考え方
子供嫌いは必 ずしも克服しなければいけないものではありません。ただ、子供嫌いな自分が嫌で克服したい人にはその方法をお伝えしますので、参考にしてみてください。
(1)子供が嫌いな自分を許す
「嫌いと思ってはいけない」と思うと苦しくなります。人は皆好き嫌いがあります。嫌いと思う自分を責めることはやめましょう。
むしろ、嫌いなのに受け入れよう、関わろうとする自分を褒めてあげましょう。
(2)子供を先生にする
子供から学べることはたくさんあります。子供を先生にして「何を学ぼう?」と考えると、子供に対して感謝を感じることもできるかもしれません。
(3)子供のいいところを見る
どんな子供にもいいところがあります。たとえば、うるさい子には元気の良さ、わがままな子には意志がハッキリしているところなど。
子供も自分のいいところを見てくれる人に好意的になります。
(4)子供で楽しむ
子供を理由に嫌な気持ちになるのではなく、子供をきっかけにして楽しむ方法を考えましょう。
例えば、あと何秒で泣きやむかをクイズにしたり、あの子は将来どんな素晴らしいことをするかを想像したり。工夫次第で無限に楽しめるはずです。
(5)子供時代の感情を癒す
子供時代に感じたことが子供嫌いに影響しているのなら、まずは大人の視点で子供時代の自分の気持ちを受け止めてみましょう。
そして、両親・家族の事情や気持ちを理解し、感情の誤解を解きながら自分を癒していくと、子供への感じ方が変わる可能性があります。
子供が嫌いな自分を責めないで
子供に「嫌い」と感じるのは反応の一つで、悪いことではありません。もし子供嫌いの自分を悪者扱いしているとしたら、それは間違いです。気持ちに正直な自分を大切にしてあげましょう。
子供を嫌うのには何か理由があります。心理的な原因の解消、特に子供時代の感情を癒すことで気持ちの変化を感じる人はたくさんいます。
「嫌いと思うときもあるけれど、かわいいと思うときもある」など、子供に対していろいろな感情を自由に感じてOKと思えると、心が軽くなるでしょう。
(大塚統子)
※画像はイメージです。
※この記事は2020年04月21日に公開されたものです