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仕事を押し付ける人のタイプ3つ。押し付けられやすい人の特徴と対処法

ぱぴこ

仕事を押し付けてくる上司や仕事ができない後輩。板挟みになって苦しんでいる人は多いもの。自分のプライベートを守るためにも、どうすれば仕事の押し付けから逃げられるのか、知りたいですよね。人気コラムニストのぱぴこさんに、上手な回避方法と心構えについて教えてもらいました。

あなたの周りに仕事を押し付けてくる人はいませんか?

「自分のことは自分でやりましょう」。幼稚園の標語として掲げられそうなこの言葉ですが、守れない大人が多いのも事実。

会社内で発生する「仕事の押し付け」という悲劇。溢れる業務、奪われるプライベート、評価は横取り……なんてことが起こるとイライラは止まりません。

「それ、私の仕事じゃありません」なんて言うとカドが立つ……でも、実際私の仕事ではないのでは!? というストレスを抱える人は案外多いものです。

今回はそんな「仕事を押し付ける困った奴」との付き合い方を考えてみましょう。

仕事の押し付けエピソード

「仕事を押し付ける奴ら」は「押し付ける相手」をナメてかかっているから頼むのでしょうか? 足元を見られているようでやってられないな……と悩みますよね。

実際、どんな仕事の押し付けがあるのか「あるあるエピソード」を確認しましょう。

(1)「ちょっとだから」が積もり積もって業務の山に!?

「これ、ちょっとやっておいてくれない?」。

「ちゃちゃっと修正しておいて」。

「じゃあ、これも一緒にお願いしてもいい?」。

仕事を押し付ける人は、こんな風にいとも「軽く」仕事をふってきます。

「ついでに」「ちょっと」「簡単でいいから」と、さも「新規の仕事ではなく追加、及び修正ですよ」という雰囲気を出してくる点が曲者です。

「しょうがないなぁ」と受け取っていると、気がついたら自分の仕事は山のよう。「ちょっと」と押し付けてきた相手は、るんるんで帰宅する……という地獄が広がります。

(2)気がついたら全部自分!? 巻き取りと調整の嵐

中間管理職であることが多いアラサー世代。

部下が「できません!」と仕事を放棄し、上司に訴えても「そこをなんとか」としか言われない板ばさみ。

自分も投げ出したくなるけれど、そうもできずに仕事量が増えて頭を抱えることも多いのではないでしょうか?

若手は働き方改革の恩恵を受け、上はパワハラを恐れてはっきりとした指示を出さない。そんな狭間で仕事を振られるのはアラサーばかり。

結果として会社全体の構造から「仕事を押し付けられている」状況が発生するという現代のホラーが発生します。

ドラえもんキャラ別・仕事を押し付けてくる人たち

仕事を押し付ける人には、ジャイアン型、スネ夫型、のび太型の3パターンがいます。

それぞれを見ていきましょう。

(1)【ジャイアン型】仕事の中身に限らず「面倒なことを押し付ける」タイプ

ジャイアン型は「俺の言うことが聞けないのか!?」と強い態度で仕事を押し付けてくるタイプです。

よく言えば裏表がなく、単純に「面倒」だと本人が感じることを、押し付けてきます。

指示も「あれやっといて」「まとめといて」などザックリなことが多く、押し付けられた側はその情報の整理から始まるため、余計に手間がかかります。

(2)【スネ夫型】手を動かす仕事はやらず、「評価は自分のもの」タイプ

スネ夫型は、ジャイアン型よりも狡猾です。

評価につながる仕事で自分をアピールしたいと思っていますが、仕事自体に情熱を燃やすタイプではないため、隙あらば誰かに押し付けようとします。

「君のためになるから」「勉強になるから」など、利益をちらつかせる点が特徴です。もちろん、やった仕事の成果は自分のものです。

(3)【のび太型】本人のやる気ではなく、能力的に「巻き取らざるを得ない」タイプ

のび太型は、本人に「押し付けてやろう」という悪意はないものの、最も厄介かもしれません。

「助けて~」とドラえもんに泣きつくかのごとく、「できない」をケアしていると結果として「常に相手の仕事もやっている」状況が生まれます。

「頼れるのはあなただけ」と依存してくる可能性も高く、一筋縄ではいきません。

仕事を押し付けられやすい人の4つの傾向

仕事を押し付けてくる人の代表的なパターンを確認しましたが、「押し付けられやすい人」はどんな人なのでしょうか?

(1)「NO」を言うのが苦手な人

仕事を押し付けられるとは、曲がりなりにも「依頼」があります。

普段から「NO」を言うのが苦手な人は、たとえ「いやだな」「なぜ自分が」という思いを持っていても、その場で断ることができず、結果として仕事を押し付けられてしまいます。

(2)真面目で大人しい人

頼まれたことをちゃんとやってくれて、かつ大人しい人は「仕事を頼む」相手として最適です。

(1)にも関連しますが、はっきりと自己主張をしない、大人しいタイプの人は、理不尽な仕事の押し付けも受け入れてしまいがちです。

(3)仕事熱心な人

仕事熱心な人は「仕事、好きだよね(だからあげるよ!)」という謎の理論で仕事を押し付けられることがあります。

「成長のため」「君にしか頼れない」などの言葉を巧みに使って仕事を押し付ける怖い人はたくさんいるのです……。

(4)仕事が速い人・できる人

意外なようですが、仕事が速い人やできる人も仕事を押し付けられがちです。

「あの人ならすぐできる」など、周囲に期待されることにより、他の人より多くの仕事を頼まれたりするからです。

▶次のページでは、仕事を押し付けられた時の対処法を紹介します。

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