セックスにおける「相性」とは? 相性が良い相手の基準
男性はセックスの相性を重視する?
男性が、女性と付き合い、結婚していく上でセックスの相性をどのくらい気にするかというと、人それぞれではありますが、傾向はあります。
エロい女が好きだが本命にしたくない男性
男性学の田中俊之先生がおっしゃっていた言葉を借りますが、男性は「性の二重基準(ダブルスタンダード)」を持っていると。エロい女が好きだが、自分の本命がエッチな女なのは嫌だという自分勝手な好き嫌いです。
見たり、遊んだりする分には典型的なAV女優のようなエロに奔放で、開放的で、テクニックも経験も豊富で積極的な女性を好みます。
ですが、自分の彼女や妻がそうだと、浮気の心配や、ほかの男子と比較されるプレッシャー、子どもが自分の遺伝子を受け継いでいるかの不安を抱えなければならず、そうなりたくないから本命女性の性を抑圧したがります。
改革が必要な「セックスの相性」の価値観
要するに、男性にとっての「相性が良い女性」の価値観はまだまだ古く、セックスと立場(本命、恋人、妻)の両方をいっぺんに求めてこない相手です。
また、日本において母性は聖なるものであって、性なるものであってはいけない風潮にあります。
だから、日本人の多くは自分の母親に性的な匂いを感じたくないし、母親も性的な匂いをさせないようにします。恋愛して結婚して子どもを作る場合、必ず性的な瞬間があったはずなのにそれを隠し、否定し、恥ずかしがります。
そういった家庭で育つと、大人になって自分が結婚するときには、男性は相手の女性に聖なる存在になることを求めるし、女性は聖なる存在にならなければというプレッシャーを自分自身からもかけられます。
当然、こういう2人はセックスが上手くいきません。
相性以前の話です。性の二重基準を男女共に改革していかないと、セックスを楽しむには遊びの女でいなきゃならないし、大切にされるには性に奥手なふりをしなければならないという女性にとってなんとも生きにくい世の中のままです。

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