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一緒にしてない? 「さとり世代」と「ゆとり世代」のちがい

ぱぴこ

「さとり世代」と「ゆとり世代」で、年齢や特徴はどうちがうのでしょうか? 何歳からが「さとり世代」で、仕事上でうまく付き合うにはどうすればいいのかをぱぴこさんに教えてもらいました。

2019年もあと少し。時の過ぎ去るスピードが速すぎてまったく追いつけません。今年5月には「令和」が爆誕し、新しい時代を感じていたというのに、もうすぐにそんな2019年も終わるわけです。びっくりします。今年も残すところ3ヵ月程度。時の過ぎ去るスピードが速すぎてまったく追いつけません。今年5月には「令和」が爆誕し、新しい時代を感じていたというのに、もうすぐにそんな2019年も終わるわけです。びっくりします。

少し前に「ゆとり世代」が話題になりましたが、今は「ゆとり」も古く、新しく「さとり世代」が台頭しているとか…。正直、もはや「そうなんだ」としか言えない気持ちでいっぱいなのです。

「ミレニアル世代」とか「Z世代」とかなんかどんどん名称がカッコヨクなっている中で唐突に出てくる「さとり」という初老を思わせる世代……。今回はそんな「さとり世代」とうまく付き合うためのアレコレを考えていきましょう。

「さとり世代」とは

正直「はて?」となる人も多いのでは、と思う「さとり世代」とはなんぞやという点ですが、どうやら定義はあいまいで、ゆとり世代~さとり世代として1987年~2005年頃までに生まれた世代を指すようです。

「さとり世代」とはいつからいつまでに生まれた人のこと?

ゆとり世代は、文部科学省の学習指導要領の変更によるいわゆる「ゆとり教育」を受けた世代、つまり1987年~2005年頃までに生まれた世代を指します。そして、ゆとり教育がはじまった時期に義務教育を受けた1987年生まれと、ゆとり教育終わりの2004年生まれでも一世代のギャップがあるため、その中でもゆとり教育後期から終了までの世代を「さとり世代」として分けるのが一般的です。

明確に「いつからいつまでに生まれた人」という線引きはなく、「さとり世代」が当てはまる期間は以下2つが代表的で諸説あります。

1. 1996年~2005年生まれ(ゆとり世代後期)

2. 1990年代生まれ

今回の記事では、1992~1996年頃に生まれた現在25歳前後のアラサー手前の層を「さとり世代」として定義します。

参考記事はこちら▼

「さとり世代」の特徴は、欲があまりなく現実主義的な思考を持っていること。あなたはどれくらい当てはまるでしょうか?

「ゆとり世代」とのちがいとは

「さとり世代」は、熱くならず現実的で、未来に対しても過度な期待をしない点に特徴があります。ゆとり世代はムダを嫌い「言われたらやる」「必要最低限に収める」という低エネルギー世代。低エネルギーなところは一緒ですが、さとり世代は政治的判断で導入された「ゆとり教育」がものにならずに振り回された点を見ているため、より「自分に必要なものをシビアに選び取る」という特徴が強化されています。

そのため、世の中が「いい」と言っているものや価値を疑う、それに振り回されない「エコ」で「省エネ」な感覚が強く、ブランドものや高級車などひと昔前に「いい」とされていたステータスには興味を示さず、自分が強く興味を持つものに投資する合理性が見られます。

「さとり世代」の共通点

仕事での特徴

1.必要なもの、身になるものに注力する

バブルが崩壊し、伝統的日本企業の倒産なども当たり前の時代に生きているため、「不要な努力ではなく、身になる・プラスになることをしたい」という思いが強いです。そのため、「なぜやるのか」「なぜ必要か」が納得できないことを避け、自分にとって「得になる」と感じるものに注力する傾向があります。

2.帰属意識が低く、納得できないと動かない

さとり世代は、「終身雇用が崩壊した」といわれる中で育っているために、「滅私奉公して組織に忠誠を誓う」というひと昔前の昭和型サラリーマンの感覚を持ち合わせていません。そのため、「組織の目標のため、チームのために貢献する」という意識は薄く、自己犠牲の精神はあまり見られません。

3.効率化・標準化に興味が高い

インターネットやデジタルデバイスが幼少期からあったため、それらを活用して効率的にものごとを進めることが当たり前になっています。従来型の仕事の型にはまらず、より効率的でスマートに業務を進めるためのアイデアや実装能力が高く、処理能力が高い傾向にあります。

プライベートでの特徴

1.「自宅でまったり」が好きなインドア派も多い

Netfrix、Hulu、AmazonPrimeVideoなど、自宅で楽しめるコンテンツが豊富、かつスマートフォンの普及とともに育った世代なので「休日=アウトドア」などの固定観念が希薄です。休日は自分たちがゆっくり休めることに使うという感覚も強いため、無理に「外に遊びに行く」などはせずに、家のクオリティを上げることに熱心な人が多い世代です。

2.オンライン/オフライン問わず「共有」に抵抗がない

インターネット世代のため「共有」の概念が進んでいます。シャアハウスやシェアリングカーなど、オンラインの共有にとどまらず、オフラインの共有にも抵抗がありません。

そのため、「ただ居酒屋で一緒に飲む」といった物理的な共有にとどまらず、インターネットゲームでの画面越しに「一緒に遊ぶ」など、古い世代からすると「一緒にやっているっていうのか?」というような概念で友人たちと遊ぶ点に特徴があります。

3.「男だから」「女だから」が少なく、ジェンダーレス

ブランドにこだわらず、自分たちの興味や満足度を上げるモチベーションが高いため、単純に外食するなら家でおいしいものを食べたいと考える人が多いようです。男女関係なく「料理が趣味」という人も多いのが特徴です。

「女だから料理」などといった固定観念が少なく、服装などもジェンダーレスなものを好むなどの特徴があります。

次ページ:「さとり世代」とうまく付き合うには

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