お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。
専門家 コーディネート

【イラスト&図解】赤文字系ファッションとは。雑誌・ブランド・モデルを解説!

佐藤あさひ

赤文字系ファッションという言葉を聞いたことはありますか? 赤文字系とは一体どういう意味で、どういったスタイルを指すのでしょうか? ファッションライターの佐藤あさひさんに、赤文字系ファッションの特徴や雑誌・ブランドについて、くわしく教えてもらいました。

「赤文字系」。知らない方にとっては意味を想像するのも難しい単語なのですが、これはファッションジャンルのひとつです。

主に20代の女性から支持されていて、昔からある女性ファッション誌が語源。

なんとなく知っている方もいるかもしれませんが、2000年代前半と今を比べると流行にも変化がある模様です。

赤文字系ファッションの特徴とその変遷をまとめてみました。

Read more

【イラスト&図解】青文字系ファッションとは。雑誌・ブランド・モデルを解説!

赤文字系ファッションとは

赤文字系ファッションとは

赤文字系の意味と定義

大ざっぱな説明をすると、20代の女子学生や働く女性が好む「コンサバ」ファッションの総称です。コンサバ系の服がよく取り上げられる女性ファッション誌が提案しているファッション、といっていいでしょう。

よくいわれる赤文字系ファッションのイメージは「愛され系」。そのほかに「モテ系(男ウケがいい)」「お嬢様風」「きれいめ」といった表現をされることがあります。

コンサバ系ファッションが「赤文字系」と総称されるようになった由来は、女性ファッション誌にあります。20代のおしゃれに敏感な女性をターゲットにし、コンサバファッションやメイクを特集した雑誌のタイトル部分がいずれも赤色だったのです。そのうちに「タイトルが赤い女性ファッション誌の読者が着る系統を「赤文字系」と呼ぶようになりました。

赤文字系ファッションは「他者視点」といわれることがあります。他人から見てどういう印象を受けるか、ということを考えてコーディネートされたファッションという意味です。

決してモテ系、男ウケがいい格好を「つねに狙って」着ているわけではないのですが、他人から見たときに好感を持ってもらえるファッション、自分に似合うファッションをいつも意識しているといえるでしょう。

青文字系との違い

大ざっぱな説明ですが、個性的で非日常的、男ウケより同性ウケがいい、モード系といった、赤文字系とは対極にあるファッションの総称が「青文字系」です。こういったファッションは原宿に多いため、「原宿系」と呼ぶこともあります。

赤文字系には明確にお手本となる女性ファッション誌がありましたが、青文字系にはそういったものがありません。個性的なファッションをすべて含むという意味では、ガーリー系・ロリータ系・モード系・古着系・ギャル系…とさまざまなジャンルがここに含まれます。

赤文字系と違い、青文字系は「自分視点」といわれます。他人にどう見られようと、似合っていないと言われようと、「自分が着たい服を着る」というスタイルです。

いわゆる「オフィスファッション」ではないので、厳しい社則のある会社やお堅い接客業などには向いていないスタイルかもしれません。

Check!

「青文字系ファッション」っていったい何?

赤文字系コーデの特徴

流行最盛期である2007年ころの赤文字系コーデの特徴は、なんといっても「愛され系」「モテ系」でした。女性らしく、男性ウケのいいコンサバファッションが基本です。

また、「雑誌が流行を作る」のも特徴のひとつ。赤文字系雑誌で扱われる服やカバン、ブランドは「女子大生(またはOL)の大本命」といった紹介をされ、「みんな持ってる」「マストバイ」と扱われたブランドのアイテムは品切れ続出だったのです。

現在の赤文字系でもコンサバ系が基本ではあるのですが、以前のように雑誌主導というより、さまざまなファッションジャンルを取り入れて自分なりのファッションをする女性が増えているようです。

パステルカラーやスモーキーカラーなどの優しい色づかい、女性らしいロマンティックなデザイン、モノクロやベージュが多いといった特徴は継続しています。

代表赤文字系ブランド

MISCH MASCH(ミッシュマッシュ)

ピンクやオフホワイト、ペールカラーの優しい色合いが多く、花柄やファー使いなどフェミニンなアイテムがたくさん。

コンセプトは「美人度120%! 恋するON/OFF服」とのことで、大人かわいいエレガンスカジュアルを追求したブランドです。

MERCURYDUO(マーキュリーデュオ)

ミッシュマッシュより大人っぽく、コンサバ系の中ではやや個性的なブランドです。

女性をエレガントに見せるデザインで、コンセプトは「ニューアーバンフェミニン」。

フェミニンでありながら「都会的」にこだわる、働く女性のオフィススタイルにぴったりなブランドです。

SNIDEL(スナイデル)

赤文字系ブランドの中ではほどよくカジュアルなブランド。

コンセプトが「ストリート×フォーマル」なので、ストリートカジュアルや流行を取り入れている分「青文字系」との融合も感じさせる、上品カジュアルの代表ブランドです。

赤文字系メイクの特徴

赤文字系メイクの特徴

最盛期である約10年前の赤文字系メイクといえば、ばっちりアイメイクに意志の強そうな「ヘの字眉」。健康的な肌色に髪は茶髪の巻き髪命でした。人気モデルさんたちはこぞって巻き髪だったのです。

近年の赤文字系は、たとえば赤リップが流行ったら取り入れる、トレンドの太眉にするなど臨機応変のよう。

基本的に色白メイクでふんわりしたナチュラルな眉、アイラインやマスカラはブラウンで優しく……といったやりすぎないメイクが主流です。

しっかりした巻き髪というよりゆるふわなヘアスタイルが人気で、黒髪の人も増えてきました。

代表赤文字系雑誌

赤文字系ファッションはまさに雑誌から生まれたファッション。代表的なものは以下になります。

『CanCam(キャンキャン)』

新社会人から若いOLに絶大な人気を誇った流行期の代表格。

人気モデルを多数輩出したが、2010年以降は部数が伸び悩んでいる模様。

小学館が発行しています。

『JJ(ジェイジェイ)』

赤文字系雑誌の中では一番歴史が古く、1975年創刊。JJとはJosei-Jishinの頭文字からで、最初は『女性自身』の別冊でした。

上品なお嬢様系を得意とし、光文社から発行されています。

『Ray(レイ)』

赤文字系雑誌の中ではカジュアルでトレンドを取り入れた雰囲気で、リアルタイムな情報発信が得意な雑誌。

主婦の友社が発行しています。

『ViVi(ヴィヴィ)』

日本だけではなく台湾や中国などアジア圏で広く発売され、ハーフのモデルが多いことで有名な赤文字系雑誌。

ギャル系のファッションも多いのが特徴です。講談社が発行。

『PINKY(ピンキー)』

集英社が発行していましたが、現在は廃刊。前述4誌と違って2004~2009年と寿命は短かったが、流行当時は赤文字系雑誌に数えられていました。

『ViVi』同様にギャル色の強いファッション誌。人気モデルの鈴木えみがアイコンでした。

赤文字系ファッション代表モデル

蛯原友里

赤文字系代表モデルとして有名な「エビちゃん」こと蛯原友里は、山田優・押切もえとともに『CanCam』の人気専属モデルでした。

「エビ売れ」なんて言葉を生み出すほど、当時エビちゃんが身につけたアイテムは売れに売れました。赤文字系ファッション全盛期の超売れっ子モデルです。

雑誌専属モデルは卒業していますが、今も個人事務所で活躍されています。

藤井夏恋

姉の藤井荻花とともに「藤井姉妹」の愛称で呼ばれる『JJ』専属モデル。

E-girlsのメンバーで、美人赤文字系モデルとして有名です。

姉の荻花は2017年に芸能界を引退しています。ちなみに兄はジャニーズWESTの藤井流星。

トリンドル玲奈

テレビ番組や女優としても活躍されているモデルさんなので、ご存知の方も多いのでは。

若い女性の間でたいへんな人気を博し、2019年の3月号まで『ViVi』の専属モデル。

現在は『ViVi』と同じ講談社から発行されている『with(ウィズ)』の専属モデルをされています。

次ページ:系統別。赤文字系のブランド&コーデ

お役立ち情報[PR]