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「思い出し笑いする人」の心理と対処法。独り笑いの癖を直すには?

高見綾(心理カウンセラー)

思い出し笑いをする癖を直す方法

思い出し笑いは無意識のうちに癖になっていることが多いので、直すために日ごろから気をつけておくといいことについて紹介します。

(1)「自分の世界に入りがち」であると自覚する

思い出し笑いをする人は、まわりに人がいても、自分の世界に入り込んでしまうことが多いです。

会話をしていても、ふとした瞬間に全然別のことを考えはじめてしまうことも。

いきなり思い出し笑いを直そうとするのではなく、「自分にはそういう癖がある」と自覚することからはじめてみましょう。

まずは気づくことがとても重要です。

(2)目の前のことに集中する

自分ひとりしかいないときは、思い出し笑いをしても問題ないのですが、まわりに人がいるときには気をつけたいものです。

自分の世界に入り込んで空想にふけることがないように、目の前のことに集中する癖をつけましょう。

みんなと会話をしているのなら、会話の内容に意識を向けます。

自分のことではなく、目の前の相手に興味を持とうとすることも、現実から目をそらさないために効果的な方法です。

過去や未来ではなく「今」に意識を向けるように気をつけましょう。

(3)自分を客観的に見つめる癖をつける

思い出し笑いをするときは、自分の世界に入り込んでいて視野が狭くなっていますので、自分を客観的に眺める癖をつけましょう。

「私、~のことがおもしろいと思っているんだな」「今、笑いが込み上げてきた」と、笑っている自分を眺めるもうひとりの自分がいるようなイメージで見てみます。

自分のことを客観的に見る癖がつくと、まわりの人が今どんな状況で、どんな空気感でいるのかなどを、冷静にキャッチすることができるようになります。

自分の感情をコントロールできるようになるので、まわりの人の気持ちに配慮しながら適切なふるまいを選択していけるようになるでしょう。

次ページ:思い出し笑いを直すには、相手に意識を向けること

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