自己嫌悪の意味って? 自分が嫌いな人の心理と克服法
自己嫌悪に陥っている人の特徴
ここからは、自己嫌悪に陥っている人の特徴を分析していきます。「今、自己嫌悪している状態?」と悩んだら、自分と照らし合わせてみてください。
(1)自分の姿を鏡で見たくない
自分のことが嫌いで許せない時、自分の姿を見たくないと思うはずです。
そのため、「鏡を見たくない」という衝動に駆られることがあるでしょう。また、鏡を見て、自分の見た目を卑下したくなったり、目を背けたりすることも……。
今のあなたは、自信を持って鏡の中の自分を愛せるでしょうか? 向き合いたくないのは、自己嫌悪に陥っているサインかもしれません。
(2)「私なんて」が口癖になっている
自分のことを否定するのが癖になっている状態も、自己嫌悪に陥っていると言えるでしょう。謙遜から始まり、本当に「自分なんてダメだ」と思い込んでしまうこともありそう。
自分に対して、ついネガティブな発言をしてしまっているなら、自己嫌悪のサイクルにはまり始めています。
言葉にすればするほど、自分を嫌う気持ちは大きくなっていくもの。まずは、日々の口癖を振り返ってみましょう。

「私なんて……」と思う気持ちを救う方法を解説します。
(3)過去の出来事を思い出して消えたくなる
自己嫌悪に陥る原因となった失敗や出来事はないでしょうか?
思い出すだけで心の中がざわざわし、「この場からいなくなりたい……!」と思うようなシーンのことです。
これが頻繁に頭に浮かぶなら、それも自己嫌悪のサインかもしれません。
過去は過去、起きてしまったことは仕方ない! と割り切れず、自分を認めてあげられなくなっている状態です。
(4)他人に対する劣等感がある
自己嫌悪に陥っている時は、他人と自分をつい比較してしまうもの。しかも、比較して優越感を抱くのではなく、劣等感ばかりを抱くようになります。
「あの人はいいな」「あの人みたいになれたらな」と羨望するのも、今の自分では満足できず、嫌悪を抱いている証拠です。
気づくと人と自分を比較して落ち込んでいる、という状況ならば、自分のことが嫌になってしまっているのでしょう。

劣等感を抱く原因と対処法を解説します。
(5)必要以上に反省して謝る
自己嫌悪に陥ると、反省の回数も増えるでしょう。「あんなことしなければ良かった」「こうしていれば……!」と、後悔に似た感情も抱くかもしれませんね。
そして、必要以上に謝る回数も多くなってしまいます。
少しのミスや失言に対しても「ごめんなさい」と落ち込み、しまいには謝らなくていいところでも謝罪の言葉を口にしてしまうことも。
自信がなく、「私なんて」と思っているからこそ、こうした言動をしてしまうのでしょう。