お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

好きすぎて別れたい! 彼氏が好きなのに別れを決意する理由とは?

ひろたかおり(恋愛コラムニスト)

「彼氏のことが好きすぎて別れたい」……そんな切ない思いを抱えたことはありませんか? なぜ好きなのに別れたいと思ってしまうのか、そのときの対処法として何があるかについて、恋愛コラムニストのひろたかおりさんに解説してもらいました。

大好きな彼氏。お付き合いは順調だし幸せだけど、好きな気持ちが高まりすぎて、別れたいという衝動にかられるときがある。

矛盾するようなこの感覚は、ひとえに「不安」が原因です。

深い愛情は、「もしこの人を失ったら」という恐れから生まれるもの。

彼氏が好きすぎて別れたいときに何を考えればいいのか、恋愛コラムニストのひろたかおりがお話しします。

彼氏のことが好きすぎて別れたいと思う理由

彼氏のことは大好きだしうまくいっているのに、「別れたほうがいいのでは」と思ってしまう。

その不安は、「自分の気持ちにばかり関心が向いてしまうこと」からわいてきます。

どうして順調なのに交際をやめたくなるのか、理由をひもときます。

(1)彼氏と自分の温度差が怖い

彼氏は普段から「好きだよ」と言ってくれて、週末のデートも誘ってくれるし、私の誕生日にはプレゼントも用意してくれる。

でも、たとえば「今夜会いたいな」と言って「残業になりそうなんだ。ごめんね」と断られたら、仕事なら仕方がないとわかっていても「私への気持ちってそんなものなのかな」「もしかしてほかに約束があって、ウソをつかれているのかな」など、ネガティブなことが頭に浮かぶのを止められない。

彼氏のことが好きすぎると、気になるのが相手との「気持ちの温度差」です。

「私だけが本気だったらどうしよう」「私のほうばかり好きな気がする」と、彼氏が自分と同じくらいの愛情を持ってくれているかどうか、不安になるのですね。

疑心暗鬼になると、彼氏の姿を正しく見ることができなくなります。

「残業だから会えなくてごめんね」と言った彼氏が、内心では「仕事が終わったらすぐに電話しよう」と思っていても、女性は「会うのを断られた」ことばかりに気がとらわれてしまって「あまり好かれていないのかも」と一方的な判断を下しがち。

温度差への不安は、少しのつまずきでも彼氏の気持ちを確認したり様子を見たりする余裕を奪い、「私だけ好きすぎてつらいから、もう別れたほうがいい」と関係を悲観してしまいます。

(2)束縛や嫉妬ばかりで疲れてしまう

彼氏はしっかり愛情表現をしてくれるし、もちろん浮気を疑うようなそぶりもまったくない。

それでも、彼氏と仲のいい女友だちの存在には胸がチクッとするし、「今日は仕事の付き合いで飲んでくるから」と言われたら「私の知らない人たちと楽しく過ごす」ことが我慢できなくて、つい「行かないで」と言ってしまう。

束縛や嫉妬は、彼氏の気持ちが離れることの不安から生まれます。

愛されていると実感していても、ほかの女性と親しくすることが嫌なのは「自分より魅力のある人だったら彼氏が好きになってしまう」と思い込み、自分の知らないところで彼氏がどう過ごすのかも気になって仕方がないから。

彼氏の愛情に満足できないのは、自分に自信がないせいです。

どこかで「いつか飽きられてしまう」「こんな自分、捨てられてしまう」という焦りがあるので、束縛や嫉妬が止められません。

そのたびに彼氏とケンカになったり自己嫌悪に陥ったり、疲れてしまうので「別れたほうがいいのだろうな」と関係をあきらめてしまうのですね。

(3)「もし別れようと言われたら」という不安に耐えられない

彼氏が好きすぎると、「この人と別れたら自分はどうなってしまうのだろう」とネガティブな想像をすることがあります。

「彼のいない人生なんて耐えられない」「生きていく自信がない」など、失ったときのことに思いを巡らせると苦しみと絶望しかないですよね。

それでも、好きだからこそ別れたときのことが不安になるのであり、そのため彼氏から別れを切り出される前に終わらせてしまおうとまちがった考えにたどり着いてしまいます。

一方で、そんなことを微塵も考えていない彼氏からすれば、彼女が一方的に自分と別れたときのことを想像して苦しんでいるなんて知るよしもなく、突然「もう別れて」と言われて戸惑いと悲しみに襲われます。

次ページ:好きすぎて別れたいと思ったときに考えたいこと

SHARE