彼ママの印象は!? 結婚挨拶に女性が着るべき服装とは【イラスト付き】
大好きな彼からのプロポーズ……おめでとうございます!
貴女はその瞬間、「彼女」から「婚約者」へと立場が変わりました。
婚約者としてまずおこなわなくてはいけないものといえば、「結婚の挨拶」です。
女性として何より緊張するのが、彼の実家への挨拶ではないでしょうか。
一人前の大人の女性として、彼の妻として、彼の家族に温かく一員として迎えてもらうためにも、マナーはきちんと押さえておく必要があります。
今回は、彼の実家へ挨拶に行く際の、女性の服装マナーについて解説します。
Read more
これが正解! 結婚挨拶に女性が着るべき服装
彼の実家に初訪問の人も、そうでない人も、結婚のご挨拶は特別なこと。彼に恥をかかさず、かつあなたが受け入れられ、高評価を得られる装いで訪問しましょう。
春や秋に結婚挨拶に行く場合
薄手のコートを着用しよう
春と秋は、一年で暑くもなく寒くもない過ごしやすい季節。とはいえ、花冷えといって、春になっても冷え込むこともあります。また秋は日増しに寒くもなります。さらに、風も吹き、花粉などもとんでいる時期ですから、この時期は、薄手のコートを着用し、防寒対策、花粉などの塵避け避け対策をしていきましょう。
彼の実家にお邪魔するにあたり、花粉や塵をお宅に持ち込んでは失礼ですし、迷惑ですよね。そこでコートが活躍するわけです。
コートは家の玄関に入る前に脱いでおきます。脱いだらコートに付着している花粉などの塵を振り落とし、裏を表に向けて、縦に三つ折りにしましょう。たたんだら左腕にかけて呼び鈴をおします。
薄手のコートでサブバックなどに入るようなら、しまってもいいですね。そうできる女性はマナー上級者。コートを持っていると、彼のお母様など、お宅の方が、「お預かりしましょう」とか「かけておきますね」など気をつかわせることになるからです。相手に気を使わせないように振る舞うのもマナーです。
また、靴底の汚れもあらかじめ払って玄関へと向かいましょう。靴底が汚れていたら、彼のご実家の玄関をうっかり汚してしまうことになるので注意が必要です。
やっぱりワンピース? メインの服装について
メインとなる服にワンピースを選べば、女性らしさを感じさせ、好印象です。色は明るくやさしい気分になれる桜色や、ベージュ、たんぽぽを連想させるペールイエローなども素敵です。白地に季節に合うお花模様の柄物もいいですね。
素材は、昼間であれば光沢のないもの、夜であれば光沢があってもいいとされているのが服装のマナーです。しかし、結婚のご挨拶は、パーティではないので、夜であってもキラキラと光沢のあるものは控えたほうが無難です。
彼の両親の好みに合わせるためにも、万人受けする素材や柄がオススメです。
スカート丈は、イスに座ったり正座をしたときに、膝が出ない長さであることは必須。
タイトなスカートやワンピースより、フレアタイプのスカートのほうが、一層のやさしさと女性らしさを演出できます。
また、昼は肌を露出しないのが服装のマナーですから、ノースリーブのワンピースであれば、ジャケットやボレロ、カーディガンなどを羽織り、きちんと感を出しましょう。
靴について
結婚という重要なことに対するご挨拶にうかがうのですから、足元もきちんとするのがマナーです。
靴は、もっとも格の高いつま先もかかとも覆われているパンプスで出向きましょう。素材は、革でも布製でも構いません。
オープントゥやバックバンド、サンダル、ミュール、ブーツなどは、靴の格が下がります。特にサンダル、ミュール、ブーツ、スニーカーなどは、カジュアルな靴となりますので避けましょう。
靴は、しっかりキレイに磨いたものでうかがいましょう。かかとがすり減っていないかも確認し、すり減っているものは履いていかないようにしてください。
そして、靴のなかもキレイにしておきます。この日のために新調してもいいですね。新調しないときには、新品の中敷きを入れておけば安心です。
バッグについて
靴と同素材、同色の揃ったタイプであればマナーをわかっている女性だと評価されます。
洋服に合わせたバッグを持ちますが、このような挨拶には、主張しないオーソドックスな色がいいでしょう。
とはいえ、ペールピンクのワンピースに黒いバッグと靴は、しっくりきません。ペール系の洋服であれば、クリーム系のバッグと靴を合わせると清楚な印象になりますよ。
素材は、革でも問題ありませんが、布製であれば、礼装の印象になります。デザインは、角ばったものより丸みのあるほうが、やさしい雰囲気になるでしょう。
大きさは、財布、携帯電話、ハンカチ、ティッシュペーパー、などが入るハンドバッグ程度のものが上品です。あまり大きなもの、何も入らないような小さすぎるものは避けましょう。
アクセサリーについて
ネックレスととイヤリング(ピアス)はセットと考えるので、つけるのであれば、両方つけるのが正式です。とはいえ、金属アレルギーやネックレスはいいが、耳につけると問題が起きるなど身体面に影響の出る場合は、その限りではありません。
指輪は、彼からプレゼントされたものがあれば、それをひとつつける程度にしましょう。
髪型やネイルについて
お辞儀をするときなど、髪の毛が顔にかからないよう、耳を出し、肩よりも長い人は、まとめることをオススメします。髪の毛は、知らぬ間に抜け落ちます。彼の実家でお茶を飲んでいる最中などに髪の毛がテーブルの上に落ちたり、床に落ちたりすることのないようにするためです。あなたが帰ったあとに、落ちている髪の毛を見て、不快に思われないよう、気をつけましょう。
また、ヘアカラーに関しては、事前に彼に相談をして、彼のご家族の好みなどを把握し、ヘアカラーを快く思わないという情報が入れば、自然な髪色でご挨拶にうかがえるとベストです。
ネイルは、甘皮などのお手入れをして、マニキュアは自爪に馴染むクリアな薄いピンクがオススメです。もちろん、ベージュ系でも構いませんが、イメージとしてはくすんだような暗さを感じさせることもあります。そこから、不健康などの印象につながることも考えられます。
明らかに色をつけていることがわかる原色などのはっきりとした色のネイルは控えたほうが無難です。色も人によって好き嫌いがあります。手元、指先は相手の目によく入る箇所。気合いを入れてネイルをしていっても彼の両親が不快に思うネイルをしていたら、本末転倒です。
また最近、ネイルサロンではジェルネイルが主流となっています。透明感を出すジェルネイルであれば大きな問題にはならないでしょう。
夏に結婚挨拶に行く場合
真っ白いパフスリーブのブラウスに紺色のフレアスカートは、清楚で真面目な女性の印象を与えることができます。
本来、昼は長袖が正式なのですが、ノースリーブではなく、半袖で清楚な印象を与えるシャツであればOKです。
フレアスカートの丈は膝下、長くてふくらはぎのあたりまで。丸みのあるハンドバックを合わせましょう。
薄いカーディガンを持っていると、冷房が寒いときなどに役立ちます。
ノースリーブはNG? 夏の結婚挨拶で注意すること
昼間の服装マナーは、肌を露出しないといわれています。ノースリーブワンピースなどの場合は、上にボレロやカーディガンを羽織りましょう。
礼装まで正式な装いでなくてもいいですが、やはり結婚をするというかしこまった挨拶の場、暑くても節度ある格好でうかがいます。
また、夏でも素足は厳禁。人様のお宅を訪問する際には、必ずストッキングを着用してください。靴下は、カジュアルなアイテムです。
冬に結婚挨拶に行く場合
冬場は、少しかしこまりたい時には、ツイード素材などのジャケットとスカートのスーツやツーピース。または、ワンピースの上にベルベットのジャケットを着用するスタイルなどがいいですね。もう少しトーンダウンしたい場合は、ニットのアンサンブルに、フレアやバルーンのスカート合わせても素敵です。
注意点は、ブーツを履いてうかがわないこと。ブーツは、もともと乗馬用の靴だったというところから、靴の格はカジュアルとなります。また、ブーツは、玄関での着脱に時間を要しご迷惑をかけることにもなりかねません。冬でもパンプスで訪問しましょう。
タイツはOK? 冬の結婚ご挨拶で注意すること
寒い冬に彼のご実家へ結婚のご挨拶にうかがう際には、温かい服装で行きたいですね。
特に、足元を冷やすことは健康にもよくありませんから、厚手のタイツやブーツを履きたいと思ってしまいます。
まず、ブーツは前述の理由のとおりNG。
また、タイツも同様に、ご挨拶にうかがうときは控えることをオススメします。
コートは、呼び鈴を押す前に脱ぐのが日本でのマナー。ちなみに海外では、お家の方から、「どうぞお入りください」と言われるまでは、コートは脱がないのがマナーです。
お宅にあがるときには脱いでいるとはいえ、それらが真っ赤といった原色だったり、毛皮つきだったりするのはNG。目立つことのない落ち着いた色のものにしましょう。
ファーつきやモコモコ素材のコートは、毛や糸が舞う可能性もあり、お部屋を汚すかもしれないという観点から、控えることをオススメします。
また、全体の素材がウールやカシミヤであっても、フードつきコートは、カジュアルな格になりますので、挨拶には不向きなので気をつけましょう。
Read more
彼の実家に挨拶に行くときはどんな手土産を持っていけばいいの?