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コラム 出会い

悪い「高学歴男子」に騙されない方法

古谷経衡

2018年、「高学歴」といわれる男子大学生がさまざまな性的犯罪に手を染めて検挙され、世間の話題をさらった。将来、社会的地位を約束されたかに見える「高学歴男子」が、なぜ人生を棒に振るような犯罪に手を染めてしまうのか。女性にとってこれは永遠の謎かもしれない。いや、男性にとっても永遠の謎かもしれない。が、答えは至極簡単である。彼らが馬鹿だからである。それ以上でもそれ以下でもない。

「高学歴男子」が抱えるコンプレックス

高学歴男子というのは、最短距離で言ってしまうと、青春時代において「モテなかったガリ勉、もしくは優等生」である可能性が高い。女性は勘ちがいをしているかもしれないが、高学歴男子はもともと社交性が旺盛で、異性へのアプローチが積極的だった上級のスクールカースト所属ではない。まったくちがう人種なのである。

クラスの中でも容姿端麗で、自らが挙手をしなくても女性のほうから彼女に立候補してくれる男子学生を猛烈な嫉妬と怨嗟の目で見つめ、その内心に身悶えるほどの報復・嫉妬のマグマを蓄積させているのが高学歴男子の普遍的な特徴である。だから、高学歴男子は、原初的に「モテない」人間である、ということを認識してほしい。

原初的に「モテる」男子学生は、必ずしも高学歴とは限らない。むしろ、非モテ=つまりモテる男子学生に反感を持つ層は、その嫉妬ゆえに、唯一の報復活動=受験戦争での成功、に執着する傾向がある。

だから、世の中の高学歴男子の多くは、その源流を辿ってみると、青春時代に暗黒の屈辱を垣間見た人々であると断定しなければならない。そんな高学歴男子がなぜ、どう見ても不利益な性犯罪を平気で犯したのか。それは、詰まるところ青春時代の「モテなかった自分」への穴埋め行為であり、よってそのコンプレックスの代替行為以外の何物でもない。

青春時代にモテなくとも、「高学歴」という社会的承認を得た途端に、羊からオオカミに豹変する男子学生が存在する。高学歴という社会的承認にあぐらをかき、刑法に抵触する集団強姦などを、まるで他人自慢する「戦果」のごとく吹聴するのが彼らの前衛である。「高学歴なのになぜそんな粗暴な振る舞いをするのか」という問いには意味がない。粗暴であるか否か、異性に紳士的であるか否かは、根本的に学歴とは関係がない。むしろ高学歴という社会的承認にこだわっているからこそ、そのような「タガ」が外れて、刑事事件に発展する乱痴気騒ぎを起こす。それを踏まえて、女性読者にこれだけは言っておきたい。

「本当にモテる高学歴男性」は、相手の確実な同意なしにセックスをすることを強制しない。絶対にしない。相手の同意なしにセックスに及ぶことは、真の「高学歴男子」にとってもっとも屈辱的で恥じ入ることだからだ。なぜなら合意のないセックスは、自らの反社会的な行為を内省し、そして猛省するだけのインテリジェンス(知性)を持ち合わせている自己にとって、自己批判を猛烈に促す失点だからである。つまり合意のないセックスは、真の意味での「高学歴男子」によって屈辱と汚辱以外の何物でもないからである。だからこそ、本当の「高学歴男子」は性のスキャンダルとは無縁なのである。

悪い「高学歴男子」に騙されないために

近年問題になっている高学歴男子の性犯罪は、ことごとくこれらの原則を無視した、いわば「モテない青春時代を送った、うだつのあがらない、しょうもないイケてない男子」の所業だと断定していいだろう。彼らは「大学デビュー」を経て、さも自らが「リア充」のように振る舞っているが、実際のところその蓋を開けてみると、ものすごくダサい高校生活、中学生活を送った人種である。

見せかけのかっこよさ、見せかけの羽振りのよさ、見せかけの社交性に騙されてはいけない。容姿端麗で、青春時代から根源的に異性にもてはやされている層は、女性に対して過度なアプローチをしない。なぜなら彼らにとって、それが日常であり普通だからだ。だから合コンやクラブですぐに性的関係を迫ってくる男は、たとえ高学歴男子であっても厳重に警戒する必要がある。彼らは青春時代にモテなかった鬱憤を、「高学歴」という社会的地位をよりどころにして、それをナンパや口説きの口実に使っているかもしれないのだから。

本当に女性を尊重し、女生との情らかな交際を願っているならば、そんな愚を犯さない。そういう悪い男、悪筋の男には徹底的にreject(拒否)の姿勢を貫き、いかなる口説きも黙殺してほしい。

「毒蛇は急がない」という格言がある。猛毒を持った強者たるヘビは、獲物を見ても急ぐことはなく、ゆったりしていることを指した言である。それは余裕と実力の反映だ。しかし、性犯罪に手を染める高学歴男子の多くは、急ぐ。性急に事をなそうとする。それらはすべて、彼らのコンプレックスの反映にもとづく女性への不当で、強圧的なアプローチである。「女なんか興味がない」くらいの高学歴男子がいたなら、それこそ本当の強い毒蛇である。

女性諸君におかれては、第一に「積極的なアプローチをしてくる高学歴男子を警戒すること」。真の高学歴男子やエリートは、自尊心が邪魔をして絶対にそんなことをしない。ここを肝に銘じておけば、「偽りの高学歴男子」の策略や陰謀に踊らされることなく、平和で穏やかな恋愛や交際ができるであろう。

騙されてはいけない。常に相手を疑え。青春時代にモテなかった、性犯罪を平気で犯す高学歴男子の根底には、嫉妬と怨嗟と報復心しかない。そんな馬鹿な相手の道具にされていいのか? いいわけがないであろう。

相手が飢えているときは不必要に笑顔を見せてはいけない。笑ってはいけない。不用意に泣いてもいけない。毅然とした態度。人生の主導権は男ではなく、自分自身――つまり女性自身にあるのだという意思を明確にすること。

それこそが、貴女らの防衛であり、真の恋愛成就へのもっとも容易な近道となるのだから。

(古谷経衡)

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