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「マッチングアプリ」での出会いはアリ? #恋の答案用紙

神崎桃子(恋愛事情専門家・恋愛コラムニスト)

女性が気になる恋愛のアレコレを、男性たちに2択アンケート調査。結果をもとに、恋愛コラムニストの神崎桃子さんが男心を分析します。今回は「マッチングアプリ」にまつわるアンケート。

マッチングアプリでの出会いはアリ? ナシ?

「えっ、こんなに年収の高い人が?」
「イケメンだしやさしそうなのに、彼女募集中なの?」

自力で出会いを見つけられたらいいけど、「普段の生活で出会いがない」「いい縁がない」って口癖の人はゴロゴロいるよね。

そこで利用したいのがマッチングアプリ。自分好みの異性を検索できるだけでなく、相手に求める条件を設定していれば勝手にピックアップしてもらえるアプリもあるから、ラクチンだよね。

それに、一度のチャンスが活かせなかったとしても、次から次へと新しい人と出会えるんだもの。まるで求人票を見ながら就職先を探しているかのよう(笑)。

どこで知り合おうと、その後の交際次第では結婚まで辿り着くカップルもいるし、今年はマッチングアプリをはじめてみようかな~なんて思っている女子も多いのでは。

そこで「マッチングアプリによる出会い」は男性にとってアリなのかを聞いてみたら、こんな結果が出たよー!

Q.マッチングアプリでの出会いはアリ? ナシ?

アリ:64.1%
ナシ:35.9%
※有効回答数217件

なんと! およそ65%もの男性が「出会いのきっかけはアプリからでもかまわない」という結果に。お互いに恋人を探している前提だから、手っ取り早いということかな。男性の胸の内をくわしく聞いてみましょー!

「マッチングアプリでの出会いはアリ」派

出会い方は人それぞれ

・「社会人になってからは出会いの機会も少なくなるので、どんな出会いでもいいと思うから」(28歳/食品・飲料/営業職)

・「出会いの方法は人それぞれ、声をかけるのが苦手な人もいる」(38歳/金属・鉄鋼・化学/技術職)

今どきの恋愛・結婚において“出会い方”はそれほど重要なことではないよね。ひと昔前にスタンダートだった上司や親からの紹介が、ネットからの紹介になっただけのこと。

それに、合コンや飲み会で女性に話しかけることが苦手な男性もいる。でも、アプリなら気軽にメッセージのやり取りからはじめることができるから、口下手な男性とも出会えるのはいいよね。

マッチングアプリを利用するなら、自分と同じように相手も「真剣なお付き合いを前提に」という気持ちなのかどうか、見極めが肝心だね。

性格や趣味嗜好が合う人を探しやすい

・「相手の性格や好きなものを事前に知っておくのはいいこと。また、性格的な相性も一応わかるみたいだから、有効な方法」(39歳/団体・公益法人・官公庁/その他)

・「趣味が合う人ってなかなか簡単に出会えない。合理的でいいと思う」(31歳/不動産/営業職)

マッチングアプリのメリットはここ。自分の趣味嗜好が合う人を探して、直接会う前にメッセージでやり取りができる。これまで忙しくてなかなか恋愛に時間を割けなかった人でも、時間をかけずに相手をリサーチできるってこと。

たしかに合理的といえば合理的だけど、ちょっと寂しい気もするなあ。出会ってからデートを重ねる度に、相手のことを少しずつ知っていくのも恋愛の楽しみだしね。

それに、画面上のプロフィール写真を見ただけで「この人は無理!」なんてソッコーで不合格の判定を下したり、メッセージの文面だけで「この人とは合わない!」って決めつけたりしちゃうこともあるんじゃない?

条件から相手を探すにはもってこいなのかもしれないけど、リアルで会わなきゃわからないこともあるからね。あまり条件だけを鵜呑みにしすぎないことが大事。

「マッチングアプリでの出会いはナシ」派

マッチングアプリならではの危険性がある

・「出会い系サイトみたいに詐欺や未成年への犯罪がありそうだから」(39歳/その他/その他)

・「マッチングアプリは、サクラが多い。また、体目的の女性が混じっている」(33歳/学校・教育関連/専門職)

そうそう、マッチングアプリは登録者がすべて安心できる人間とは限らない。サクラが潜り込んでいることもあれば、体目的の人もいるだろうしね。

特に女子の場合は、ネットを通じて見ず知らずの不特定多数相手に自分の素性を公表するという行為自体がハイリスク。セキュリティや個人情報の保護など、安全性をうたっていたとしても、2人きりで会えば事件につながる可能性はゼロじゃない。

マッチングした男性と揉めごとやトラブルが発生しても、誰も解決してくれないしね。カフェやレストランなど、2人きりにならない場所で会うなどの工夫をしてみては? すべて自己責任だということをくれぐれも忘れちゃダメよ。

遊び感覚で使ってしまう

・「冷やかしや単なる遊び感覚だからです」(34歳/小売店/販売職・サービス系)

・「遊びだったら別にいいけど、結婚とか先のことを考えるとどうなのかな?」(39歳/医療・福祉/販売職・サービス系)

本気で出会いを求めている人にとっては、ホント迷惑な話! 真剣に恋人を探しているのに、遊びや暇つぶしで利用している相手とつながってしまったら、嫌な思いをすることは目に見えているよね。いろんな女性をつまみ食いする常習犯だっているし……。

はじめから“遊び目的”でマッチングアプリを登録している人なら、プロフィールもメッセージの文面も、何か違和感があるはず。事前に、相手にはなるべく多くの質問を投げかけて、しっかり探りを入れておくことが大事!

恋の教訓:いい条件でも「なんかおかしい」と違和感を覚えたら、すぐに手を引くこと!!

マッチングアプリは「普段出会えない人と出会える」ことが最大の魅力でしょう。

ただ、そこには危険人物が存在している可能性もあるの。既婚者や彼女持ちだけじゃないよ。ナンパ師や、営業目的のホスト、「いかに効率よく体の関係に持ち込めるか」ということしか考えていない輩だっているかもしれないんだから。

いくら条件がよくても「なんかこの人おかしいな」と少しでも感じたら、それ以上コトを進めちゃいかん!

「あれ? この間と言っていることがちがう?」
「メッセージの返信ペースが、少しおかしいかも」

メッセージ上に投げかけられたあなたへのひと言や、返信速度・頻度の違和感を見逃しちゃダメ! 女が「この人、本当に大丈夫かな」って思うときはだいたいクロなの!!

相手の違和感を感じ取るセンサーや疑心が備わっている女性は多いもの。自分の身を守るための警報機があるのよ。プロフィールやメッセージから漂う違和感は、絶対に無視しないこと!

条件に惑わされて、まちがった相手と深入りしないようにしてね。

(文:神崎桃子、イラスト:タテノカズヒロ、構成:マイナビウーマン編集部)

※マイナビウーマン調べ
調査日時:2018年11月29日~12月4日
調査人数:217人(22~39歳の働く男性)

※この記事は2019年01月02日に公開されたものです

神崎桃子(恋愛事情専門家・恋愛コラムニスト) (恋愛事情専門家・恋愛コラムニスト)

「恋が続かない」「出会いがあってもいい人止まり」「結婚にたどりつけない」「男(女)に逃げられてしまう」「復縁したい」「絶賛不倫中」「婚外恋愛したい」「結婚生活がうまくいかない」など、男女問わず"恋愛初心者から上級者まで"あらゆるカテゴリの恋愛にフォーカスできる恋愛専門家。

これまで大手ポータルサイトに数々の連載コラムを寄稿、自ら経験して得た"恋の教訓"を各メディアから幅広い年代の読者に伝授してきた。

男女の思考回路の違いや男心女心を追求した記事は定評があり男性読者も多い。

著書には「なぜ女はこんなことで怒るのか ~不機嫌な彼女をなだめる10の掟~」(impress QuickBooks)、「恋愛サファリパーク~必要なのは女子力よりサバイバル力!」(すばる舎)、などがある。

恋愛映画のコメンテーター、ライター養成、文章セミナー、恋愛セミナーの講師としても活動中。"草食男子仕置人"としてダメンズたちに積極的に関わり、恋愛アドバイス等も行っている。

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