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好きな女性との食事デートで「割り勘」する? #恋の答案用紙

神崎桃子(恋愛事情専門家・恋愛コラムニスト)

女性が気になる恋愛のアレコレを、男性たちに2択アンケート調査。結果をもとに、恋愛コラムニストの神崎桃子さんが男心を分析します。今回は「食事デートのお支払い」にまつわるアンケート。

好きな女性との食事デートで「割り勘」することはある?

日曜日の朝、今日は待ちに待った彼との初デート。早起きしてシャワーを浴び、髪をまきまき、ネイルをぬりぬり、フェイスパウダーをパタパタ……。仕上げは鏡の前でファッション&笑顔のチェック!

好きな人とのデート、女性なら「美しく(かわいく)見せたい!」、男性なら「かっこいいところを見せたい!」など、それぞれの思惑があるはず。しかしそれと同時に、相手の器量をはかろうとしている自分もいたりするもの……。

男女が付き合うまでは、越えなければならない“いくつかの試練”がある。それをどうクリアするかによって、今後の展開が変わってくるといっても過言ではないの。

その中のひとつが「お金のやり取り」! 1日のデートのうちに何度か訪れるお支払いタイム。「誘ってきたのは彼だし……」と相手にお支払いを委ねようとしたら、まさかの割り勘!! ましてや小銭単位なんかで請求されちゃったときには、後日の女子会でその一件は酒のサカナになってしまうことでしょう。なんだかんだ言っても、やっぱり奢ってもらうのはうれしいものなんです。それを期待してしまう女性も少なくないはず。

「あなたのために、こんなに時間を費やしてキレイにしてきたのに……」 と思う女性も多いだろうけど、男性側はどんなことを考えているのだろう? 今回は、こんなことをリサーチしてみたよ!

Q. 好きな女性に対して、デート代(食事代)を割り勘にすることはある?

ある:55.5%
ない:44.5%
※有効回答数281件

結果の割合もほぼ割り勘!(笑) “お金を使う行為で女の気を引く”という恋の手法は、もはや古いのか? 割り勘に対する男性の考えを深掘りしてみよう!

「好きな人とのデート代を割り勘にすることがある」派

奢るのが当たり前になってしまうのが嫌

・「金を出し続けるとそれが当たり前になってしまうから」(35歳/情報・IT/事務系専門職)

・「全額奢ることが続くと、女性も奢ってもらえることが当たり前だと思うようになるし、半分ずつ出し合うことが一番お互いにすっきりする」(33歳/団体・公益法人・官公庁/その他)

女性の分を支払うのが嫌というわけではなく、「支払うのが当たり前になってしまうこと」を恐れているのです。「割り勘で」と言われるとテンションが下がるのと同じように、あなたが会計時にお財布を出さずに支払うそぶりを見せなければ、相手は「この子、いつもそうなんだな」「今後も支払う気はないんだろうな」とゲンナリしちゃうの。

お支払いの場で相手の気持ちをはかっているのは、女性だけではないのです。彼からすると、奢ってもらうことに慣れさせるのが嫌だから「あえて割り勘にしたい」のでしょう。

お金目当ての女性かどうか試している

・「お金だけに興味のある人ではないか、知りたいから」(25歳/学校・教育関連/その他)

・「男性が奢らなければ付き合わないという女性は信用できないから(お金目的なのか、単なる上から目線の人なのか、など疑ってしまう)」(37歳/商社/営業職)

男性の支払いっぷりを“自分に対する本気度”として受け取る女性っているよね。それと同じように、お勘定の際に「俺のことを利用しているだけかどうか」を判断している男性もいる。あなたがどれだけ気を使える女性なのかを見ているのよ。

「私にも払わせて」などのひと言があれば、「この女、金目当てかよ」「俺はATMか」と思われることないでしょう。彼の疑惑を拭うことで、次のデートの誘いがあるのです。

「好きな人とのデート代を割り勘にすることはない」派

かっこいいと思われたい

・「自分に魅力がないので、少しかっこいいところを見せたい気持ちがそのときだけ働くから」(34歳/医療・福祉/専門職)

・「女性に出させるのはかっこ悪いと感じるから。そして、見栄をはりたい」(38歳/医療・福祉/専門職)

男性がデートで見栄を張るのは、自分を好きになってほしいからこそ! 「俺には魅力がない」とコンプレックスを感じている人だって、女性にいいところを見せたいのは当然。そう、男性にとって支払いの場は、男気をアピールできる絶好のチャンス!!

しかし、その機会を奪おうとすれば、彼はかえって不機嫌になってしまうでしょう。「女には金を出させたくない」という意思を持っている男性には、「うれしい、ありがとう!」「おいしかった!」「素敵なお店だったね!」と褒めてあげることが大切。あなたが「されてうれしかったこと」を伝えると、男のプライドは満たされるんだから。

食事を奢る=「好意を伝える」手段

・「好意であることが伝わるよう、特別感を出したいため」(25歳/その他/事務系専門職)

・「デートのときは男性が出すものだと思うので。あとは愛情を伝える手段にもなる」(39歳/情報・IT/その他)

「好きだ」「愛してる」などの言葉で愛情を表現するのが苦手な男性も。そんな男性にとって、デート代を持つことや食事を奢ることは、好意を伝える手段のひとつ。

ただ、奢ることが男性の愛情表現なら「釣った魚に餌はやらない」ではなく、釣ったあとにも餌を与えてほしいよね。女を獲得するまではバンバン餌をバラまくけど、目的を達成すると餌をまかなくなる男性は多いもの。付き合ってしばらくしたら、外食が減る、旅行が減る、プレゼントが減る……と、いろんなものが減る一方。「前と同じことをしてくれなくなった」と女性が不満を漏らすことに。

だから、男性に投資してもらえるうちが花ってこと(笑)。どうせそのうちもらえなくなるのなら、今のうちにおいしい餌をもらっておいたほうが得だよね。

恋の教訓:男と女の割り勘問題……それは「恋の登竜門」!

百年の恋が一気に冷めるのは、期待が外れてガッカリしたとき。女性がケチな男に幻滅するように、男性も図々しい女には失望します。

女:「いくら払えばいい?」
男:「いや、今日はごちそうするよ」
女:「ありがとう、ごちそうさま。今度は私にも出させてね」

……このやり取りだけで、男性からの印象はずいぶんちがうもの。

お金を使うのが男の役目だと思うなら、気を使うのは女の役目! 男性が気持ちよく支払えるように誘導することができれば、恋の主導権はあなたが握ったも同然。女性に気を使われてうれしくない男はいないんだから。

食事デートのお支払いでは、彼の感情をコントロールせよ! 奢られ上手な女こそが恋を制するのです。

(文:神崎桃子、イラスト:タテノカズヒロ、構成:マイナビウーマン編集部)

※マイナビウーマン調べ
調査日時:2018年10月10日~10月12日
調査人数:281人(22~39歳の働く男性)

※この記事は2018年11月14日に公開されたものです

神崎桃子(恋愛事情専門家・恋愛コラムニスト) (恋愛事情専門家・恋愛コラムニスト)

「恋が続かない」「出会いがあってもいい人止まり」「結婚にたどりつけない」「男(女)に逃げられてしまう」「復縁したい」「絶賛不倫中」「婚外恋愛したい」「結婚生活がうまくいかない」など、男女問わず"恋愛初心者から上級者まで"あらゆるカテゴリの恋愛にフォーカスできる恋愛専門家。

これまで大手ポータルサイトに数々の連載コラムを寄稿、自ら経験して得た"恋の教訓"を各メディアから幅広い年代の読者に伝授してきた。

男女の思考回路の違いや男心女心を追求した記事は定評があり男性読者も多い。

著書には「なぜ女はこんなことで怒るのか ~不機嫌な彼女をなだめる10の掟~」(impress QuickBooks)、「恋愛サファリパーク~必要なのは女子力よりサバイバル力!」(すばる舎)、などがある。

恋愛映画のコメンテーター、ライター養成、文章セミナー、恋愛セミナーの講師としても活動中。"草食男子仕置人"としてダメンズたちに積極的に関わり、恋愛アドバイス等も行っている。

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