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原因は何? 人望がない人の特徴と人望を集める方法

小野勝弘(キャリアコンサルタント)

はらきよか

人望がない人の特徴とその原因

人望がない人の特徴

人望がない人には以下のような特徴があります。

話を聞かない

単純ですが、人望がない人は、他人の話を聞かないことが多いです。人望がある人に話が来るのは、言い換えれば、「この人なら聞いてもらえる」と思われているから。ですから、話を聞かない人が人望につながることはないように思います。

過去に人望があっても、昇進して人の話を聞かなくなった人の例があります。部下の方の話だと、その昇進した人は、話をしている人に向き合ってくれないとのことでした。その部下の方は、課長に失望し、転職を考えるにまで至っていました。昇進して終わりではありません。人望が過去の栄光にならないように、普段から話を聞く姿勢は大事にしましょう。

意見を求めるが取り入れない

自分の中ではもう決まっているけど、形だけでも意見を聞いておこうかな、というスタンスは危険です。最初のうちは「話を聞いてくれる人」として評価につながる場合もあります。しかし、ふたを開けてみると何も取り入れてくれない、というようなことが続くなら、当然人望は失います。最初に期待させている分、がっかりした時の信頼低下の幅が大きくなりますよね。

自慢が多い

たとえば、「自分は人望あるからみんな頼って来るんだよ」と公言している人は、本当に人望があるのでしょうか。自分に自信を持つことや、誇りを持つことは大切です。しかし、それが自慢にならないように常に謙虚な姿勢を持つことが大切です。

自分勝手

単純に勝手な人というだけではなく、気分によって対応が変わったりする人も要注意です。気分にムラがあるのは、人である以上仕方がないことではあります。しかし、人にあたるようなことがあれば気をつけて下さい。「あのときはよかったのに何で今日だけ……」といった不満が溜まりやすくなります。

異性に媚びる

女性が男性に媚びる場合、媚びられる男性は悪い気がしないかもしれませんが、客観的に見て気持ちのよいものではありません。しかも、この「媚びている」という印象は、受け手次第ですから注意が必要です。

実際に、「いつもは仏頂面で文句ばかりなのに、上司にだけいい顔している」といった生の声を聞いたこともあります。ただ、配慮ができるという点では長所にもなりますから、キーマンからの信頼が厚い人、というような評価につながるよう工夫しましょう。

なぜ? 人望がない原因

人望がない原因としては次のようなものが挙げられます。

人望を求め評価ばかりを気にしてしまう

自分が求めて得られるのであれば、人望がなくて悩む人はいません。過度に人望を求めることは、評価ばかりを気にして自分らしさなど大切なものを置き去りにしてしまうことにも繋がります。人望がある人は、自分のビジョンをしっかり持っている方だったりもしますから、求めるよりもまずは自分のビジョンに向き合いましょう。

自分に自信がない

自分に自信がないため、消極的な態度が表面に出ているケースです。他人と一線を置いたりするケースも考えられます。確かに、誰も傷つけたりはしないですし、まわりからは謙虚にみられることもあるでしょう。しかし、人望で大事なのは「この人ならなんとかしてくれそう」という期待です。もし、「堂々としている」という振る舞い以外に信頼される根拠がなかったとしても、それが人望に繋がる場合もあります。

傷つきたくないと臆病になる

傷つきたくないという意識が邪魔をしているケースが考えられます。自分にとって耳の痛いことがあったとして、しっかり聞けているでしょうか。自分から声をかけられるでしょうか。拒絶されたら嫌だとか、もしかしたら忙しくて迷惑に思われたくないとか、色々理由をつけてかかわりをやめてしまう方もいますよね。声をかけてくれることがないと、周囲の人は声をかけていいのかどうかもわかりません。

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