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「豪華ディナー」と「家庭料理」女性はどっちを極めるべき? #恋の答案用紙

神崎桃子(恋愛事情専門家・恋愛コラムニスト)

女性が気になる恋愛のアレコレを、男性たちに2択アンケート調査。回答結果をもとに、恋愛コラムニストの神崎桃子さんが男性の本音を探ります。今回は、手料理にまつわるアンケート。

「豪華ディナーが得意な女性」と「家庭料理が得意な女性」、どっちが好き?

料理男子や弁当男子(職場に自作の弁当を持参する男性のこと)が注目され、かれこれ10年……。男だって料理をして当たり前の時代になったものの、「料理上手な女を嫌う男」など、この世にはほぼ存在しないでしょう。

そして、女性のあなただって「『料理が趣味なんです~』と言っておけば、男は食いつくにちがいない」「料理ができる女はモテるだろう」と思っていたりするよね?

しかし、具体的にどんな手料理が男性に好まれるのかを知っている女性は少ないはず! そこで今回は、こんなアンケートをもとに記事を書いてみました。

Q.ローストビーフなどの豪華なごちそうディナーが得意な女子と、肉じゃがなどの簡単な家庭料理が得意な女子。どっちが好き?

ごちそうディナーが得意な女子:10.8%
家庭料理が得意な女子:89.2%
※有効回答数232件

今回のリサーチでは、圧倒的に家庭料理が得意な女子に軍配があがるという結果に……! 女子からすると、好きな彼には手料理の腕前をアピールしたくて、肉じゃがよりローストビーフを振る舞ってしまいそう(汗)。

だって女は頭ん中で、ローストビーフを作れば「俺のためにこんな手間や時間をかけて作ってくれたんだ」と感激して私との結婚を意識してくれるんじゃないか……と計算しているはずだから。

しか~~し! このアンケート結果で、男性は「手の込んだ料理」よりも「家庭の味」を求めていることが判明! それぞれの回答に寄せられた、くわしいコメントを見てみましょう。

「ごちそうディナーが得意な女子」派

豪華な料理ができるなら、なんでも作れそう

・「手の込んだ食事が作れる女性であれば、なんでも作れると思う。また、家庭で豪華な食事が食べられるのはうれしい」(33歳/自動車関連/技術職)

・「手の込んだ料理ができれば、応用して手のかからないものも作れると思うから」(36歳/マスコミ・広告/クリエイティブ職)

「ごちそうディナーが得意な女子」を選んだ男性たちは、「豪華な料理を作れるなら家庭料理も作れるはずだ」「洋食ができるなら当然和食もできる」と解釈している模様……。

つまり、彼にかしこまった手料理を振る舞おうとしている女子は要注意! ローストビーフを出された男の期待値は膨れ上がってしまい、彼はあなたを「なんでも作れる女子」と勝手に認定! その過剰な期待に、あなたが応えられることを祈ります……。

家庭料理は自分でも作れる

・「家庭料理は自分で作れるから」(30歳/情報・IT/事務系専門職)

・「自分自身、家庭料理が得意であるため、女性には豪華な料理を求めてしまうから」(30歳/機械・精密機器/技術職)

こ、これは、「男の胃袋を掴んで結婚したい女子」には大変な事態ッ! 家庭料理なら自分で作れるような男性に、にわか仕込みの料理は通じないってこと!!

料理上手と見せかけた「私、いい奥さんになれます」アピールなんてあざとさは捨てましょう。料理のできる男性には「ごめん、私、あなたほど料理が得意なわけじゃないの」と素直に伝え、料理以外での得意分野を認めてもらうほうが懸命ですよ。

「家庭料理が得意な女子」派

「毎日の食事」を考えたら……

・「未来を考えると、毎日食べ飽きないものがおいしいとうれしい」(38歳/運輸・倉庫/その他)

・「ごちそうはたまに、家庭料理は毎日。たまにより毎日のほうが重要」(33歳/建設・土木/技術職)

男性は女性とお付き合いしながら、しっかりと将来の食生活を考えているもの。結婚とは日常……つまり「毎日食べ飽きないものが作れること」が、男性の理想!

日々の家庭料理は仕事への活力につながります。結婚生活において、ごちそうメニューや凝った料理は「たま~に」「外食」で十分。普段の食卓と特別な日とのメリハリをつけることが大事でしょう。

自分と価値観が合いそう!

・「自分とフィーリングが合っていると思うし、庶民的な感じのほうが今後の付き合いが長く続くと思うので」(37歳/運輸・倉庫/その他)

・「高級料理ばかりでは飽きるし、経済的にまかなえない気がする。贅沢思考の女性に見える」(35歳/情報・IT/技術職)

男性は食事のメニューから「2人の価値観を見出している」といっても過言ではありません! 彼女との将来を見据えたお付き合いであれば、収入と食費のバランスは気になるところ。自分の所得が多ければ当然エンゲル係数は低くなるものの、世帯人数が増えるとなれば出費代がかさむ、という懸念が……。

庶民的な料理を作れる女性を好ましく思う男性は、料理上手な女性というより「やりくり上手な女性」を望んでいるといえます。

恋の教訓:男は「いつものアレ」が大好き!

安易に「料理上手な女は男ウケがいい」などとナメてかかってはいけません。「手料理を食べさせれば、彼は結婚を意識してくれるかも……」なんて甘い考えも、ちょっと待った!

男性は「毎日ごちそうを食べたいわけではない」。ここを履きちがえないことが重要です。手の混んだ料理や食材にお金をかけたメニューを、必ずしも男性が喜ぶとは限りません。男性は意外と保守的で、安心できるものが好きなんです。だから、朝食はエッグベネディクトじゃなくて卵焼き、夕食はテリーヌやビーフシチューじゃなくて生姜焼きでいいの!

気張らず、ひねらず、かしこまらず、わかりやす~い定番のあの味がいいんです。カレー、唐揚げ、ハンバーグ、ナポリタン、肉じゃが、豚汁。子どもが喜ぶメニューで、十分喜んでくれるはず。だって男性は、味覚も嗜好も子どものころと同じで、そのまま大人になっているんですから……。

(文:神崎桃子、イラスト:タテノカズヒロ、構成:マイナビウーマン編集部)

※マイナビウーマン調べ
調査日時:2018年7月20日~7月23日
調査人数:232人(22~39歳の働く男性)

※この記事は2018年08月12日に公開されたものです

神崎桃子(恋愛事情専門家・恋愛コラムニスト) (恋愛事情専門家・恋愛コラムニスト)

「恋が続かない」「出会いがあってもいい人止まり」「結婚にたどりつけない」「男(女)に逃げられてしまう」「復縁したい」「絶賛不倫中」「婚外恋愛したい」「結婚生活がうまくいかない」など、男女問わず"恋愛初心者から上級者まで"あらゆるカテゴリの恋愛にフォーカスできる恋愛専門家。

これまで大手ポータルサイトに数々の連載コラムを寄稿、自ら経験して得た"恋の教訓"を各メディアから幅広い年代の読者に伝授してきた。

男女の思考回路の違いや男心女心を追求した記事は定評があり男性読者も多い。

著書には「なぜ女はこんなことで怒るのか ~不機嫌な彼女をなだめる10の掟~」(impress QuickBooks)、「恋愛サファリパーク~必要なのは女子力よりサバイバル力!」(すばる舎)、などがある。

恋愛映画のコメンテーター、ライター養成、文章セミナー、恋愛セミナーの講師としても活動中。"草食男子仕置人"としてダメンズたちに積極的に関わり、恋愛アドバイス等も行っている。

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