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結婚が決まったら! 入籍・結婚式までの流れと準備、することリスト

阿部ひとみ

はらきよか

結婚が決まったら準備すること

お相手の両親への挨拶

自分の親への報告

2人の間で結婚の意思が固まったら、できるだけ早く自分の親に報告しましょう。直接会って話をするのがベストですが、実家が遠方の場合は、ゆっくり話せるタイミングを見計らって、電話で相手の人柄や仕事内容、家族構成、交際のきっかけなどくわしく話します。そうするだけで親の不安も和らぎますし、彼への信頼感も生まれます。きちんと相手の情報を伝えたうえで、直接会ってもらえる機会をその際に打ち合わせするといいでしょう。

お相手の親への挨拶

お相手の両親への挨拶では、結婚をしたいという意思、今後の生活設計(仕事や住まい)についてきちんと伝えることが重要です。結婚の承諾が得られたら、両家の顔合わせや結婚式についての希望もさりげなくご両親に聞いておくことができればベストですが、その場の流れによってはあらためて相談することもありです。

訪問する順番と時間帯

実家への訪問は、まず男性が彼女の家に出向くのが一般的です。日程はお相手を通じておうかがいを立ててから、日程を調整します。

結婚の挨拶で訪問する時間帯は、お昼や夜の食事の時間は外して、午後2時か3時ごろがベストです。なぜなら、食事をしながらアルコールが入ったりすることで、伝えるべきことを話せないままただの食事会になってしまったということもときどきお聞きします。やはり結婚の挨拶はきちんと時間をとって、自分の気持ちを伝えるようにしたいものです。

訪問するときの服装

初対面の第一印象はとても大切。男性は落ち着いた色のスーツ、女性はワンピースやスーツなど、派手に見えない服装がおすすめです。

手土産

手土産は、3,000円~5,000円程度を目安に。自分の出身地の名産品は、自己紹介や話のネタにもなるので、緊張しやすい人にはおすすめです。部屋に通されたら、座る前に渡しましょう。紙袋から出して、相手側から正面になる向きにして両手で差し出します。渡す前に座るのは禁物です。

相手の親の呼び方

相手の名前は「○○さん」「○○くん」と下の名前で。相手の親のことは「○○さんのお父様」というように、初対面ではワンクッションおいた呼び方となります。

訪問後のお礼

「本日はありがとうございました」と、感謝の気持ちを伝えるフォローの電話を入れることも忘れずに。さらにはお礼のはがきを送るとより丁寧な印象となりますが、日にちを空けすぎることがないよう3日以内を目安に出しましょう。

両家の顔合わせ・結納など

結納は結婚式の3カ月~6カ月前に行うのが一般的です。両親がお日柄にこだわる場合は、大安や先勝、友引に調整するようにします。おめでたい行事はなるべく午前中がふさわしいとされていますので、午前10時~11時ごろからはじめ、祝膳を囲んだ昼食を両家でとるという流れが理想です。

正式結納・略式結納

結納は男性側の家から女性側の家へ金品を贈り、結婚の約束を固める儀式のことです。結納には大きく「正式結納」「略式結納」の二通りあり、さらに「略式結納」でも仲人を立てる場合と立てない場合の二通りあります。最近では、仲人を立てない略式結納が主流です。

結納式の所要時間は20分程度。仲人を立てない結納の場合、男性側の父親が進行役をするのが一般的です。ホテルや結婚式場で結納を行う場合は、口上のマニュアルが用意されていたり、担当者が誘導してくれたりする場合もありますので、相談してみるといいでしょう。

結納品

結納品の内容や納め方は、大きく関東式と関西式に分けられます。関東式では「結納を交わす」といって、男女が同じものを用意して交換しますが、関西式では「結納を納める」といって男性側だけが贈ります。

最近では、関東式でも女性側は省略することが多くなりました。結納品の数は9品目が正式とされていますが、最近は簡略化して5・7品目または縁起のいい奇数にする場合もあります。結納品の相場は、関東式で3万~7万円、関西式で3万~10万が一般的です。品数は両家で事前に相談して決めたうえで行うのが一般的です。

婚約記念品

婚約記念品は男性から女性、女性から男性へと贈り物をして婚約の記念とするもの。男性から女性への記念品は婚約指輪が9割を占めています。女性から男性へ記念品を贈るのは全体の6割程度のようです。

男性から女性に贈る婚約指輪の金額は、30万~50万円が多いようです。女性から男性に贈る記念品の相場は5万~30万円程度で、品物は時計やスーツ、パソコンやカメラなどの家電までバラエティに富んでいます。

食事会

結納を行う場合、顔合わせ食事会をあわせて行うことが一般的。レストランの個室や料亭での開催が一般的です。両家の父親が最初に挨拶をし、お互いの家族を紹介する流れが一般的です。

職場・友人への結婚報告

職場関係者への報告は、結婚式の日取りや会場が決まってからが一般的です。なぜなら結婚式の予定ともなると、招待される側もスケジュールを空けたりといろいろ調整が必要になるため。未確定の予定を伝えたあと、もし変更になってしまうと多くの人に迷惑をかけてしまうことになります。

理想は結婚式の6カ月前位。正式な日程とあわせて報告しておくことが理想です。最初に報告する相手は直属の上司。直接口頭で伝え、結婚式に招待したり、スピーチをお願いしたりする場合はその旨も一緒に伝えておきます。次に報告するのはさらに上位の上司、前の上司がいればその方にも報告し、次に職場の同僚という順番になります。その場合は一斉メールではなく個別に口頭や電話で伝えたほうが丁寧な印象となります。職場の同僚で結婚式に招待する人には、別途個別にその旨を伝えましょう。

なお、仕事の取引先には事前に報告する必要はありません。職場以外の友人には同時期に報告しておきましょう。友人伝いに結婚の話を聞くのは、あまり気分のいいものではありません。できるだけ同じタイミングで、個別に伝えるのが望ましいですね。可能な場合は直接会って、難しければ電話、それが難しい場合はメールなどで概要を伝えておくのがいいでしょう。

結婚式の日程を決める

結婚後の生活をスムーズに進めるために、役所提出書類などの公的書類や金融関係、公共料金などを含め、結婚式前に入籍を済ませるカップルが現在では多数となっています。新婚旅行前にパスポートやカード会社の名義変更を済ませておくと、結婚式が終わったあとの生活がよりスムーズとなります。

結婚式の季節や日取りについては、2人の思い出の日など、それぞれの事情やこだわりによって多様化しています。まずは自分たちが納得できる日を選び、そのうえで現実的なことも踏まえながら、それぞれの親を交えてよく相談して決めるのがいいでしょう。

結婚式場を決める

結婚式場を探す上で大切なのは、まず事前に2人で「こんな結婚式にしたい」というイメージを固めておくことです。主にイメージしておくべきことは、以下となります。

エリア

招待客が訪問しやすい場所、自分たちの思い出の場所など

挙式スタイル

キリスト教式、神前式、人前式など

式、披露宴全体のイメージ

手作り結婚式、ホテル挙式、結婚式場サービスに準ずるなど

会場の雰囲気と会場選び

モダン、クラシック、シンプル、ゴージャス
ホテル、結婚式場、レストラン、海外挙式など

招待客の人数や人選

親戚、会社関係者、友人など

衣装

ウェディングドレス、カラードレス、白無垢、内掛、男性の衣装も考えておく

こうしたイメージを実現するために、どんな式場がもっともふさわしいのか、という観点で式場を探します。イメージの固まらないまま式場をやみくもに回るのは、時間と労力がかかるわりに納得のいく結婚式からほど遠いものになってしまうことは、容易に想像がつくと思います。

結婚式の日程を決める

結婚式・披露宴のイメージが固まったら、次は日取りです。結婚式といえば、大安吉日の土日に行われることが多く、半年~1年先まで予約が取れないという場合もあります。

一方で、最近は「お日柄」にこだわらず、友引・先勝に結婚式をするカップルもよく見かけます。ただし、家族や親戚の中に「お日柄」へのこだわりを持っている人がいれば、事前に必ず事情を説明し理解を得るようにしておいたほうが無難です。

2人の記念日など、特別な思い入れがある場合もあるかもしれませんが、会社が忙しくなる決算期やお盆休み・夏休み・年末年始などは避けるべきです。「もし自分がこの日程で結婚式の招待状をもらったら?」と考えてみれば、大抵の場合スケジュールはおのずと決まってくるのではないでしょうか。

式場を実際に訪問してみる(体験する)

結婚式のイメージと日取りが固まってきたら、実際の結婚式場のブライダルフェアへ参加して、模擬挙式・模擬披露宴・衣装の試着や料理の試食を行ってみましょう。今ではほとんどの結婚式場で、婚礼フェア等を開催していますので、そういうフェアに参加することで、実際の結婚式をよりイメージしやすくなります。

また、自分たちの結婚式であると同時に、当日出席してくれる方々の目線で、ロビーやトイレ、会場までの最寄り駅のロケーションや道のりなど、意識しながら確認することを忘れないでくださいね。

結婚式場の選定と決定・申込み

自分たちのイメージする結婚式場だと思った会場には、仮予約を入れることになります。仮予約でおさえられる期間は通常1週間。仮予約を入れた会場については、すぐに親に連絡して、情報を共有することが大切です。そのときには必ず、自分たちが望む結婚式のイメージと、どういう点で合致したのか、料金的な面をふくめてポイントを説明することが重要です。そのうえで、親の最終的な了承を得られるように仮予約の期間中に対応することが重要となります。

結婚式場選びについては、本予約後は変更するのもキャンセル料金が発生したりと、相当なお金が必要になってきます。仮予約・本契約のスケジュールを、親の了承のタイミングなどを考慮して準備しておくことをおすすめします。

結婚式にむけた具体的な準備

結婚式の日程・会場が決定すると、職場や周囲への報告からはじまり、結婚式の3~4カ月前から本格的に招待客の決定(主賓やスピーチ依頼)と招待状の作成・発送を開始します。

そのほかにも、ブライダルアイテム選択(ドレス・アクセサリー・ヘアメイク)、装飾とアイテム準備(結婚指輪・ウェルカムボード・料理やケーキ・席次表・引き出物・プチギフト・両親へのプレゼントなど)、二次会の準備(結婚式の2カ月前までに)、ブライダルエステやビューティケア、披露宴のプログラムと演出決定、写真・ビデオの手配など、決めなければならないことが多くなります。誰に何をお願いするかなど、一覧表などを作成しておくのもおすすめです。

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