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ご祝儀、ドレスコード……。知っておきたい結婚式二次会マナー

佐野昭子

千葉こころ

結婚式の二次会は披露宴のような堅苦しさがなく、会場もおしゃれなレストランなどで行われることが多いので、新郎新婦との距離も近く感じますよね。とはいえ、参加する側は「どういう服装にすればいい?」など、マナーに戸惑うことも。また、会費制のケースもあり、「会費とご祝儀は別?」「会費も包んでいくべき?」と悩むこともあるでしょう。そこで、結婚式のマナーに詳しい研修講師の佐野昭子さんに、身につけておきたい「二次会参加のマナー」について聞きました。

結婚式二次会の参加マナー

結婚式には、挙式、披露宴、二次会と3つのスタイルがあり、それぞれマナーも異なります。ただ、二次会に関してはあまり広く知られておらず、出席にあたり戸惑う人も。大人の女性として恥ずかしくない振る舞いができるよう、二次会におけるマナーを知っておきましょう。

披露宴と二次会のちがいとは

披露宴とは……

「披露宴」は、結婚を誓う儀式である「挙式」ののち、お客様を招いて行われるお祝いの宴のこと。新郎新婦、または両家が主催者となり、パートナーのお披露目と、これまで自分を支えてきてくれたり、お世話になったりした方々、また、これからもお世話になるであろう方々への感謝を、豪華な料理やお酒を振る舞って表すことが目的です。

そのため、招待されるのは親族、職場の上司や同僚、恩師や親しい友人が中心。会場も結婚式場やホテルが主流で、主賓の挨拶やゲストのスピーチ、余興、ウェディングケーキ入刀、キャンドルサービス、新郎新婦のストーリービデオの上映、両親への手紙など、ゲストをもてなす内容となります。

披露宴に招待された側は、ご祝儀を包んでいきます。友人は3万円、親族であれば5万円ほどが相場ですが、地方によっては会費制のところもあるようです。

二次会とは……

一方「二次会」は、披露宴を無事に済ませたのち、別の席を設けてもう少しカジュアルに行われる祝福パーティです。友人や同僚が主催者となり、彼らが取り仕切って新郎新婦をもてなします。出席するのは、友人やなかなか会えない恩師、学生時代の仲間、先輩や後輩、披露宴に招待できなかった職場の人たちなどです。中には披露宴と二次会の両方に出席する人もいます。

会場は、披露宴と同じ施設内の場合もありますが、おしゃれなレストランから居酒屋までさまざま。会の流れも、ゲストが新郎新婦を出迎え、サプライズ演出や全員参加型のゲームを行い、最後は新郎新婦がプチギフトを渡してゲストを見送るスタイルが多いようです。会費制がほとんどで、出席する側は受付で会費を支払います。

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