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ニキビ跡は消える? 種類、原因、ニキビ跡を残さない対策

宇井千穂

ニキビ跡が残る原因

ニキビ跡には、いくつかの種類があることがわかりました。では、どうしてニキビ跡が残ってしまうのか、そのメカニズムを教えていただきましょう。

ニキビ跡ができる原因

ニキビを引き起こすアクネ菌は毛穴の常在菌です。しかし、毛穴がふさがってしまうと、酸素を嫌い皮脂を好むニキビのアクネ菌は増殖しはじめます。そしてアクネ菌が炎症を起こし、悪化すると毛穴の中の細胞は破壊されてしまい、炎症がおさまった後も「瘢痕」と呼ばれるニキビ跡になります。さらに、瘢痕が収縮すると皮膚が硬くなり、「陥凹」が起こってしまうのです。

また、赤く盛り上がってしまった炎症性のニキビを放置しておくと、徐々に拡大し、周囲の正常な皮膚にも影響を与えてしまうことがあります。こうして、拡大してしまったニキビは消えないニキビ跡になりやすいです。

ニキビ跡は消えるの?

個人の肌質によって違いはありますが、肌の赤みや色素沈着のニキビ跡は消えるケースもあります。また、早い段階で抗菌薬の内服や塗り薬の使用など適切な処置を行えば、拡大を抑えたり、ニキビ跡が残らないこともあります。ただし、先ほど説明したような陥凹性や肥厚性の瘢痕になってしまうと、ニキビ跡を消す治療は難しいこともあります。
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