主な症状って? 月経前症候群のチェックポイントと改善法
月経前症候群かどうかチェックするには
多岐にわたる月経前症候群の症状。だからこそ、その不調は月経前症候群が原因なのか、はたまたほかの病気が隠れているのか、わからなくなることもありますよね。ここでは、月経前症候群かどうかをチェックする方法について見ていきましょう。
月経前症候群を判断するチェックポイント
月経前症候群による体調不良なのかを判断するには「生理がはじまってから4日以内に症状がなくなるか」をチェックしてみましょう。4日以内におさまるようであれば、月経前症候群が原因であると考えられます。
また、症状が毎月同じような時期に出るかどうかも大事な判断ポイント。生理前に現れる症状がわかっていれば、不必要に不安になることがなくなります。事前に対処もしやすくなるでしょう。
月経前症候群と症状が似ている病気
月経前症候群と症状が似ている病気もいくつかあります。どれも「生理が来たら改善されるかどうか」が重要な見極めポイント。生理が来ても症状の改善が見られないようであれば、専門医への相談をおすすめします。
(1)うつ病、抑うつ状態
やる気が出ない、倦怠感、何をしても楽しくないなどの症状が共通しています。ただし死にたいというほど強い抑うつ感情がある場合はうつ病の可能性が高いので受診しましょう。生理が来ればすっと気持ちが晴れるのが月経前症候群の特徴です。
(2)片頭痛
ズキンズキンという頭痛が起きるという点では共通していますが、こちらも生理が来れば解消されるのが月経前症候群です。
(3)甲状腺疾患
むくみや倦怠感が出たりする点が共通していますが、上記と同様に月経前症候群では生理が来ればこれらの症状はなくなります。また甲状腺疾患の場合は脱毛や動悸が起きることがあります。
月経前症候群と妊娠初期症状の違いって?
月経前症候群と妊娠初期症状にも、いくつか似ている点があります。頭がぼーっとしたり、一日中眠かったり、という症状が2つに共通するポイント。また、基礎体温をつけているとわかるのですが、どちらも体温が高めの「高温期」が続きます。妊娠をしていない場合は、高温期がおよそ14日間続いたところで生理がはじまります。したがって、高温期がそれ以上続き、生理が来ないケースでは妊娠の可能性が高いと言えるでしょう。