納豆の美容と健康効果を管理栄養士が解説
納豆の副作用と注意点
納豆には健康や美容に効果的な成分がたくさん含まれていましたが、食べすぎてしまうとどうなるのでしょうか。納豆の副作用と注意点について解説します。
納豆の副作用
園部:納豆に含まれる栄養素に関しては、とんでもない数を食べない限り過剰になってしまうことはありません。ただし、納豆に含まれる大豆イソフラボンを摂りすぎてしまうと、更年期障害のような症状をはじめ、子宮内膜症や乳がんの発症、再発リスクを高める可能性があります。
食品安全委員会では、食品に含まれるイソフラボンの1日の安全な摂取量を70~75mgを上限としています。その上で、食品以外の特定保健用食品(サプリメントなど)から摂るイソフラボン量の上限を30mgとしています。納豆1パック(50g)には、イソフラボンが35~40mg含まれるので、1日3パック以上を食べ続けるのは避けましょう。
納豆を食べるときの注意点
園部:血液凝固薬であるワーファリン(ワルファリン)を服用している方は、納豆のビタミンKによって薬の効きに影響を与えることがあるので禁忌です。必ず医師に確認するようにして下さい。