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甘酒の効果とおいしい飲み方~炊飯器で作る甘酒レシピ~

園部裕美

ファナティック

甘酒の効果と選び方

 

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甘酒は米麹と酒粕から作られるものに分類でき、それぞれに含まれる栄養素にも特徴がありました。それでは、甘酒を飲むことによってどのような効果が得られるのでしょうか。

甘酒の効果

園部:米麹には麹菌が生み出す成分が含まれているため、米麹甘酒を飲むことによって以下の効果が期待できます。また、酒粕で作る甘酒には、酒粕による効果が期待できます。

「米麹甘酒」の麹菌が生み出す成分に期待できる効果

・アレルギー発症予防……アレルギー活性を阻害(※3)
・腸内環境を整える効果……腸内のビフィズス菌や乳酸菌を増やし、整腸作用や腸内フローラを改善する(※4)
・美肌効果……コウジ酸がメラニンの生成を抑える
・抗酸化効果……アンチエイジング、動脈硬化予防、抗がん作用、美白作用(※5)

お酒を造っている杜氏の手がきれいだったり、米麹を触ると手がすべすべになるのは、麹菌の作用が関係しているのでしょう。

「酒粕甘酒」の酒粕に期待できる効果(※6)

・コレステロール上昇抑制効果
・血圧降下作用
・腸内環境を整える効果
・肥満抑制効果
・美肌効果
・身体を温める効果

甘酒の選び方

園部:米麹で作ったものには砂糖が使われておらず、自然の甘味であるため、市販で購入する時は米麹で作った製品のほうが、甘酒本来の味を楽しめるでしょう。ただし、製品によっては米麹で作られていても、砂糖や添加物が含まれている場合があるので、原材料名に「米麹」または「米麹・米」とだけ表示されているものを選んでください。

酒粕は、酒粕自体に甘さがないため、市販の製品の場合は砂糖や人工甘味料が使われていることが多いです。もし酒粕の甘酒を飲みたかったら、家庭で作って砂糖の量を調整したり、甘味の種類にこだわってみるとよいでしょう。どちらの甘酒も栄養が豊富ですが、市販の製品を購入する場合は、添加物が入っていないタイプの米麹甘酒がおすすめです。

次ページ:甘酒の飲み方と注意点

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