風邪薬とお酒の同時摂取が危険な理由~薬服用時の飲酒について~
風邪薬を内服……どのくらい時間をあければお酒を飲める?
風邪薬とお酒の飲み合わせが危険だとわかりましたが、いつまで飲酒を避けるべきなのでしょうか? 続いて風邪薬を内服後、どのくらい時間をあければお酒を飲んでも問題ないのか、宇井先生に聞いてみました。
(1)最低6時間後(注:1日3回服用の風邪薬の場合)
風邪薬を飲んだ時は、1日の服用回数を確認して時間を逆算しましょう。1日3回服用のものはだいたい6時間くらい、1日2回服用のものは10時間くらい効果が続くとされているものが多いため、目安として1日3回飲むものであれば6時間、1日2回のものは10時間は間隔をあけてアルコールを飲むようにしてください。
しかし薬の成分による違いや個人差もありますので、一概には言い切れないのが悩ましいところです。特に腎臓の機能が良くない方や高齢な方(検査結果はそれほど悪くなくても、腎臓の機能が落ちていることが多い)は、風邪薬が体内に残る時間が健常者よりも長くなるため、薬を飲んだら長めに飲酒を控えたほうが無難です。