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【FP監修】最低●万円!? 結婚前に備えておくべき貯金額とは?

石川福美(トータルファイナンシャルアドバイザー)

出産・育児費用も結婚前に貯金しておくべき?

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結婚費用として1人130万円ほど掛かることが分かりましたが、この金額には出産・育児にまつわる費用は考慮されていません。結婚前の貯金額を考える場合、出産・育児にかかる費用まで考慮したほうがいいのでしょうか?

石川さん:
出産育児に関しては国・地方自治体や健康保険組合からの給付金を受けることができるのでそんなに心配しなくても大丈夫です。自分が住んでいる地域の社会保障制度をしっかり調べておきましょう! 妊娠出産時の給付金や妊娠出産時費用の一例は以下をご確認ください。

●妊娠出産時の給付金

・出産育児一時金:42万円/児
・妊婦検診費の補助券の配布 ※市区町村によって金額が異なります
例えば、板橋区では初回は8,440円、2回目以降は5,150円、妊婦超音波検査は5,300円を負担してくれます。

●妊娠出産時費用の一例

妊婦検診:10万円 ※市区町村配布の補助券で補填
分娩・入院費:52万円 ※出産育児一時金で補填
マタニティ用品:6万円
ベビーグッズ:17万円

●育児時期の給付金

・児童手当
0~3歳未満:1,5万円/月
3歳~小学校修了前:1万円/月(第1子・第2子)、1,5万円/月(第3子以降)
中学生:1万円/月
※所得制限世帯(世帯収入約960万円以上):5,000円/月

自分たちで蓄えておくことも大切ですが、まずはお勤めの会社の福利厚生制度や、児童手当などの国・地方自治体、健康保険組合の社会保障制度をしっかりと知り、いつ・どのくらいの給付金をもらえる権利があるのかを把握しておくことが大切です。

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