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【FP監修】最低●万円!? 結婚前に備えておくべき貯金額とは?

石川福美(トータルファイナンシャルアドバイザー)

彼との結婚が決まってウキウキしてたのもつかの間……気付いたら2人とも貯金がない! なんて焦っていませんか? 結婚前にいくらお金が必要なのか、知らない人は意外に多いもの。そこで今回はお金の専門家に、結婚前に供えておくべき貯金額について教えていただきました。

そもそも結婚に掛かる費用っていくら?

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結婚前の貯金について考える前に、そもそも結婚にかかる費用とはどのくらいなのでしょうか? トータルファイナンシャルアドバイザーである石川福美さんに聞いてみました。

石川さん:
最近では結婚式を行わない「ナシ婚」(※1)やスマ婚など、結婚式にかける費用は夫婦によって幅があります。しかし、やはり結婚式は女性にとっての憧れ、そして本人同士だけではなく、両家にとっての大切な節目となりますから、経済的な理由で諦めてしまうのは悲しいですよね。そうならない為に、しっかりと計画的に貯蓄をしていきましょう。

※「ナシ婚」は、2014年の婚姻件数64万9000組(厚生労働省 2014年 人口動態統計)に対し、結婚式件数35万組(2005年 サービス産業実態調査)の発表から、入籍者の約53.9%が式を挙げていないことが予想される数。

「結婚」にかかるであろう大まかな費用は、ざっと以下を参考ください。

(1)結婚式にかかる費用相場

自己負担分平均127,4万円(63,7万円/人)
<内訳>
挙式・披露宴・披露パーティー:359,7万円
※300~400万円未満が26.3%と一番多くなっています
ご祝儀:232,3万円

(2)新婚旅行にかかる費用相場

61,6万円(30,8万円/人)
※60~80万円未満が22.8%と一番多くなっています
ヨーロッパやアジアなど、行き先によっても大きく差が出ますが、新婚旅行は贅沢したいもの! 30代夫婦は南国でのちょっとリッチなラグジュアリー旅行を選ぶ方が多いようですね。

(3)新生活費用にかかる費用相場

72,3万円(36,15万円/人)
※50~100万円未満が30.4%と一番多くなっています

引越し費用や、家具家電を揃えるために、最初のスタートは支出が多くなる夫婦が多いですね。一定額はご両親からの援助金で賄うという夫婦も多いようです。

(1)(2)(3)を合計すると、夫婦で261,3万円、1人あたり130,65万円が結婚にかかる費用として必要なことが分かります。

次ページ:出産・育児費用も結婚前に貯金しておくべき?

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