スピード婚の離婚率は高い? 成功させるためのコツも解説
現在ではスピード婚をするカップルもめずらしくなくなりましたよね。でも、スピード婚は離婚率が高いとも言われています。早く結婚したいと思っている女性や、スピード婚することになった女性は、どんなことに注意すべきなのでしょうか。スピード婚のメリット・デメリットやスピード婚を成功させるコツについて、婚活コンサルタントの澤口珠子先生にアドバイスしていただきました。
(1)スピード婚の定義
スピード婚とは、どれくらいの交際期間で結婚する人のことを言うのでしょうか。一般的にスピード婚だと感じる期間について、男女のみなさんに聞いてみました。
Q.どれくらいの交際期間で結婚したら、スピード婚だと思いますか?
1位 3カ月…23.38%
2位 1カ月…17.66%
3位 半年…16.92%
4位 1週間…12.44%
5位 0日…10.70%
6位 半月…10.20%
7位 1年…8.71%
※『マイナビウーマン』にて2016年3月にWebアンケート。有効回答件数402件(22歳~39歳男女)
最も多く挙げられたのは、23.38%の3カ月という答えでした。次いで1カ月、半年と続いており、スピード婚に対しては半年以内での結婚をイメージしている方が多いようです。では、それぞれの意見も見ていきましょう。
<3カ月>
・「私は、3カ月で相手のことを知ることは難しいと思ってるので、その期間での結婚は早いと思ってる」(男性/39歳/機械・精密機器/技術職)
・「私自身が3カ月で結婚を決め、スピード婚と言われたから(実際の入籍は半年後)。勢いではなく深い話ができてお互い居心地がよければ、長く付き合う必要もないと思う」(女性/33歳/学校・教育関連/その他)
3カ月の交際期間で結婚を決めるのは早すぎるのではないかと思う人も多いようですが、実際それくらいの期間で結婚へと至った人がたくさんいるようです。実際に多いというのが3カ月をスピード婚とする理由のようですね。
<1カ月>
・「1カ月なら早いと思うが、2カ月なら極端に早いとは思わないから」(男性/37歳/医療・福祉/その他)
・「私自身、付き合い始めたら長く続く方だったが、結婚が決まったときは1カ月も付き合ってなかったから」(女性/35歳/その他/その他)
実際、1カ月の交際期間で結婚を決めたという人もいるようで、これくらいならスピード婚と言える範囲なのではないかとの声もありました。それでもまだまだ早すぎると思われるようですね。
<半年>
・「自分が交際半年で結婚したときに、周囲からそう言われたため」(男性/38歳/建設・土木/事務系専門職)
・「半年以下だとスピード婚だと思う。春夏秋冬、最低1年は相手のことをじっくり知ってから結婚するかどうか決断する方が失敗が少ないんじゃないかと思うから」(女性/36歳/学校・教育関連/専門職)
実際、交際開始から半年ほどで結婚したというカップルも多く、その際に「スピード婚」だと言われたという人もいるようです。1年未満ということで四季すべてをともに過ごしておらず、そうしたこともスピード婚ではないかと言われる理由のようです。
<1週間>
・「1週間で一生を得ることがすごいと思う」(男性/39歳/農林・水産/事務系専門職)
・「1週間でも交際期間があり、その間にも何か感じるものがあって結婚に至ることもある」(女性/34歳/その他/販売職・サービス系)
フィーリングが合えば、1週間で結婚を決めてしまうこともあるという意見も見られました。さすがに1週間は早すぎるとの意見もありますが、運命を感じるには十分な場合もあるのではないでしょうか。
<0日>
・「どこかの芸能人カップルが0日で結婚したのを聞いてスピード婚だと思った」(男性/31歳/機械・精密機器/技術職)
・「知り合って長くても実際に交際期間なしで結婚はスピード婚だと思う」(女性/34歳/その他/その他)
交際自体はしていなかったとしても、以前からお互いのことをよく知っていたのであれば、可能性は0ではないでしょう。また、お見合いなどの場合でも即結婚を決めてしまうケースもあり、こうした場合でも交際期間0日はあり得そうですよね。
<半月>
・「かなり早いし、この期間ならスピード婚だと言える」(男性/23歳/その他/営業職)
・「判断基準は人それぞれだと思うが半月だったらスピード婚だと思う」(女性/37歳/その他/その他)
半月ではまだまだ相手のことはわからないから、という理由で半月がスピード婚にあたると答えた方も少なくありません。しかし、たとえ半月であっても気持ちが引き合えば、結婚もあり得ると考えられるようです。
<1年>
・「結婚準備にも何かと時間がかかるものなので、交際が始まってから結婚を決意し、準備を経て1年で結婚に至る場合は、十分にスピード婚にあたるのではないかと思う」(女性/30歳/その他/クリエイティブ職)
・「仕事も1年が一区切りだから、それを乗り越えられたらいいと思う」(女性/27歳/学校・教育関連/専門職)
1年付き合えば、結婚を決意しても不思議ではないと感じる人も多くなってくるでしょう。しかし、それでもまだお互いを理解するのには足りないのでは? という意見も多く、そうした理由で1年をスピード婚とした人もいました。
スピード婚の定義は特になく、交際期間についてはさまざまなとらえ方があるようです。もちろん、結婚を決めた二人には結婚に値するものがあると感じたからこそ、短期間の交際であっても結婚に至ったのでしょうね。では、スピード婚に至るきっかけには、どのようなものがあるのでしょうか?
Q.スピード婚のきっかけは何だと思いますか?
①妊娠
・「子どもができてしまったということではないでしょうか」(男性/39歳/学校・教育関連/営業職)
・「赤ちゃんができちゃったら」(女性/27歳/ホテル・旅行・アミューズメント/秘書・アシスタント職)
多かったのが妊娠がきっかけだという意見。子どもができたことをきっかけに入籍するカップルは多いですよね。
②運命的な出会い
・「運命の相手とお互いに思ったならいいと思う」(女性/37歳/その他/その他)
・「会った瞬間にこの人だ! と運命を感じたとき」(女性/34歳/電機/その他)
出会った瞬間に運命を感じたときが、スピード婚に至るきっかけになるという意見。お互いが「この人意外いない」と思えるような出会いがあれば、結婚を迷うこともありませんよね。
③年齢的なもの
・「年齢が一番関係あると思います」(男性/23歳/その他/販売職・サービス系)
・「結婚に焦っている。年齢的にヤバくなってきた人がスピード婚すると思う」(男性/38歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
女性で子どもがほしいと考えている人の場合、出産にはタイムリミットがありますよね。年齢的な焦りがあって一刻も早く結婚したいと考えている人の場合は、交際期間すら待てないのかもしれません。
スピード婚に至るきっかけは、妊娠や年齢的なものといった身体的なものと、運命的な出会いといった心情的なものがあるようです。妊娠や年齢的なものの場合には、ある程度の交際期間を経ている可能性もありますが、運命的な出会いで結婚に至るというのはまさにスピード婚だと言えそうですね。