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【婚活に効く、しぐさの心理学vol.11】初デートで気を付けたい! 食事デートのモテ&非モテしぐさPart1

小高千枝

石部千晶/六識

しぐさや態度は、時に言葉よりも雄弁に人の本音を語るもの。相手に好意があるかどうかを見極めたり、自分の好意を伝えるなど、コミュニケーション力アップに役立ちます。今回は、メディアでも活躍している心理カウンセラー・小高千枝先生に、初めての食事デートで気をつけたい注文の仕方やしぐさについて教えてもらいました。

レストランにディナーに来たカップル

婚活で出会った人とついに初めてのデート。初デートは、食事に行くという人がほとんどなのではないでしょうか? わずかな時間ですが、食事中にその人の本質が見える瞬間がけっこうありますよね。肝心な初デートで失敗しないように、モテ&非モテしぐさを頭に入れておきましょう!

メニュー選びで気を付けたいポイント:女性編

メニューを見る女性

メニュー選びにも、モテしぐさと非モテしぐさがあるんですよ。例えば女性の場合、彼の話を聞く間もなく、「私これ」と、勝手に自分の食べたいものを選んでしまうのはNG。判断力があるのはいいですが、彼女のために、彼がおすすめメニューを下調べしてくれていた場合も考えられます。

逆に、「何でもいいです」と言って人任せもよくないですね。男性も困ってしまいますし、「自分の意志がない」と思われてしまいます。相手に寄り添い、合わせようと思っていても、「野菜がたくさん食べたい」とか、「トマト系がいいな」とか、「昨日は魚を食べました」とか、大まかでもいいので、自分の意見を伝えるようにしましょう。

メニュー選びで気を付けたいポイント:男性編

メニューを見るカップル

特に女性に慣れていない男性に多いのが、相手の意見を全く聞かないで、勝手に注文をしてしまう人。それは絶対NGです。よかれと思って決めているのかもしれませんが、その場の雰囲気を楽しんでいないような感覚を与えてしまいますし、相手に食べられないものがある可能性もありますよね。

デートの前に、その店のおすすめやおいしいメニューを調べておくと、メニューを決めるときに困らなくていいかもしれないですね。

メニュー選びは会話を楽しむ時間でもあります。「これがおいしいみたいですよ!」「何が好きなんですか?」なんて話もできて、お互いの好みを知るきっかけにもなりますよね。2人でおしゃべりをしながら、メニュー選びから楽しんでくださいね。

注文が決まらなかったら、店員さんを巻き込んで決めよう

注文を相談する男女

2人でシェアして食べるか、それぞれ一つずつ食べるかというのも、最初はどちらがいいのかわからなかったりしますよね。それを含めてなかなか注文が決まらない場合は、店員さんに聞いてしまいましょう。おすすめやサイズ感などを教えてくれて、スムーズに決められますし、アイスブレイクとして空気も和みます。

男性に気を付けてもらいたいのは、途中でメインを頼むとき。前菜やおつまみを食べて、「メインを頼もうか」というタイミングになったときには、もう女性はお腹がいっぱいになっている場合も多いんです。それなのに、「じゃあ俺はパスタにするから」なんて言われたら、女性は「もうお腹いっぱいなのに、私のことは気にしてくれないんだ……」と、がっかりしてしまいます。自分のことばかり考えている人だと思われてしまうので、相手の様子を聞きながら注文するようにしましょうね。

食事のとりわけは、好感度高いの?

サラダをとりわける風景

特に女性で、食事を取りわける人も多いかと思いますが、やりすぎは禁物。気が配れていいことなのですが、結局はおせっかいなんですよね。人によっては、ペースを乱されて不快に思ってしまう場合もあるかしれません。それに、“アクションを起こすことで自分の存在を示したい”と感じられてしまう場合もあります。

そこで、明らかに「私がやります!」というのではなく、自然にスッと取りわけられるといいと思います。さりげなくやってくれると、押し付け感もなく、自然と気が使える子なんだなという印象になりますね。

これは食事だけでなく、お酒でも同じことが言えますね。グラスが空にならないように、すぐ次をつごうとする人がいますが、場合によっては自分をよく見せたり、ごまをすっているという迎合行動に見られてしまう可能性があります。気を使いすぎたばかりに、ごまをすっているなんて思われたら悲しいですよね。婚活や好きな人とのデートでは「あ、空になっていたの気が付かなくてごめんなさい!」ぐらいの抜け感が男性の保護欲や安心感を導くことにもなりますので、ケースバイケースで気の使い方を意識してみてくださいね。

うんちくは、第三者を通して披露しよう!

ワインをすすめられる男性客

男性で多いのが、通ぶってうんちくをダラダラ話してしまう人。本当に知識を持っていたとしても、披露の仕方によっては、女性からうっとうしいと思われてしまいます。知識を披露したい場合は自慢げにではなく、サラッと言ったほうがカッコいいですよ。

例えばワインの知識を持っている人は、ワインにあまり興味のない女性にうんちくを話すのではなく、ソムリエとサラリと会話をしたほうがスマートですよね。ソムリエも、この人は知っているんだなと思って話をしてくれるので、その姿を見た女性は、「プロと会話ができるほどの知識があるなんて素敵」「勉強家なんだな」と惚れ直してしまうかもしれません!

まとめ

1.女性のメニュー選びで「何でもいいです」は禁句

2.男性のメニュー選びで、勝手に注文するのは“非モテ”

3.注文が決まらなかったら、店員さんを巻き込んで決めよう

4.食事のとりわけは、さりげなさがカギ

5.うんちくは、第三者を通して披露しよう!

初デートは、今後続いていくかどうかを大きく左右する分かれ道。婚活の場より濃い時間を過ごすので、前回は見えなかった部分も見えてきますよね。着飾る必要はありませんが、「知らぬ間に非モテしぐさをとっていた」なんてことがないようにして、楽しい時間を過ごしてくださいね!

(石部千晶/六識)

※この記事は2016年10月14日に公開されたものです

小高千枝

株式会社エクラ・コフレ17
メンタルヘルスケア&マネジメントサロン代表

サロンでの臨床をはじめ、企業顧問として従事。
心理学、メンタルヘルスケア・マネジメントの必要性や大切さを伝える。
明確な心理分析やメンタルトレーニングは多くの女性をはじめ、著名人からの支持もあつい。
日本テレビ「ナカイの窓」などマスコミ出演多数。
主婦と生活社「心理カウンセラーが教える 本当の自分に目覚める体癖論」など著書多数。

小高千枝OFFICIAL BLOG
「メンタルビューティ時間」
http://ameblo.jp/ych202/

メンタルヘルスケア&マネジメントサロン
http://odakachie.com/

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石部千晶/六識

「こんな情報がほしかった!と思ってもらえるような情報をお届けしたい」という想いから、舞台照明の仕事を経てライターに転職。昔から書くことが好きで、小学生のころから日記を書きためている。現在は、主にグルメや旅をテーマにした取材・執筆を行う。プライベートでは動物との触れ合いが何より好きで、牧場に行ってはムツゴロウさんのようになっている。

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