【トイアンナの婚活塾vol.3】仕事を頑張りながら、婚活も成功させたい!
500名を超えるヒアリング実績と、ご自身の婚活経験から、独自の恋愛・婚活分析論を展開している、恋愛マーケッター・大人気ブロガーのトイアンナさん。婚活のお悩みを徹底的に分析し、ズバッとアドバイスします!
お悩み相談
今仕事がすごく充実していて、正直結婚のことまで考える余裕がありません。でも将来を考えると独り身は嫌だし、出産のリミットもあるし、次付き合う人とは必ず結婚はしたいです。仕事を頑張りながら、婚活も成功させるにはどうすればいいですか?(サキ/女性/35歳)
お悩みアドバイス
バリキャリ女子は本当に結婚したいのか問題
仕事をバリバリやっている女性で、こういう悩みを抱いている方って本当に多いんですよね。それに、仕事はすごくできるのに、恋愛や婚活の話になると急に「好みのタイプは優しくて面白い人」と具体性のないふわっとしたことを言い出すことが多いです(笑)。
今回の相談者のサキさんも「いつ、どんな人と結婚したくて、今どんなことをしているのか」などの具体的なことは書かれていないですね。
仕事の精度は高いのに、婚活の精度はイマイチというのは、バリキャリ女子のあるあるパターンです。
ちょっと思ったのですが……、そういう方って、本当に結婚したいんでしょうか?
それは……!
(ごくり)
鋭すぎる指摘ですね……。答えはきっと、ノーです(笑)。
「結婚したい」というよりも、「結婚しなければならないと思い込んでいる」ということでしょうか?
仕事のできる女性は基本的に、社会の規範に従いたいという気持ちがすごく強い人たちなんですよね。「ちゃんと勉強しなさい」と言われて勉強して、「ちゃんと就職しなさい」と言われて就職して、「仕事頑張りなさいよ」と言われて頑張ってきちゃったわけです。「結婚」も「社会の規範」のひとつですよね。その規範に従わなきゃいけないから、「結婚しなきゃ」という呪文をつぶやいているだけ、というバリキャリ女子も世の中には多いですよ。
なるほど……。そういう方は「私は本当に結婚したいのだろうか?」と、一度考えてみることから始めたほうがよさそうですね。
婚活は仕事の「プロジェクト」と似ている
ただ、サキさんは「必ず結婚したい」とおっしゃっているので、結婚意欲はあるのでしょう。サキさんの場合、せっかく仕事ができるので、婚活を短期のプロジェクトだと思って進めてみるのがいいと思います。プロジェクトとなると、まず考えるべきは納期ですよね。
納期! サキさんは出産のリミットを気にしているようなので、「結婚して子どもを産む」を最終ゴールとして、納期を考えるべきでしょうか?
そうですね。例えば「38歳までに子どもを産む」という納期を設定してみましょう。となると、37歳の時点では妊娠していなければなりません。それまでに親に挨拶して、入籍をして、一緒に住んで……というもろもろの結婚準備が済んでいなければならないですよね。これらの結婚準備に約1年かかるので、36歳で結婚相手が決まっている状態まで持っていく必要があります。つまり35歳の今のサキさんにとって、結婚相手を決めるまでの期間は1年しかないのです!
そう考えると、なかなか厳しいスケジュールですね……。
そうですね。婚活って「期限のないプロジェクト」と思われているケースが多い気がします。出産のリミットがある女性ですら、期限を考えて動いている人はすごく少ないです。自分のキャリアと重ね合わせると、かなりシビアなタイムスケジュールに追われることになるはずなのに。
自分事としてリアルに想像するのが難しい、というのもある気がします。
リアリティを持たせるためにも、まず自分の中で納期を作ることです! 具体的にスケジュールを組んでみて、あまりに現実的じゃないとわかったら、3年設計をやめて4年設計にするのもよし。それとも、短期で結果を出すようなプランにするのもよし。短期プランで進めるとしたら、ピンとくる相手と出会うためにはどれくらいの人数と会うべきか、それを1週間単位で割っていくと、週に何回男性と出会わなければならないのか、という工程表が見えてくるはず。そうやって具体的なプランまで落とし込むと、今すぐに婚活しようという気持ちになれますよね。
びっくりするくらい仕事の進め方と同じですね……。
こういう考え方は、普段からバリバリ仕事をしている人じゃないとできません。だからこそ、サキさんみたいなバリキャリタイプの女性は、ぜひ仕事で培ったスキルを強みに婚活を進めていただきたいです。まずは、婚活の納期と工程表を洗い出すところから!
まとめ
1.本当に結婚したいと思っているか、もう一度考えよう!
2.婚活はプロジェクト! 納期と工程表を洗い出そう!
3.仕事力を、婚活にも役立てよう!
(朝井麻由美)
※この記事は2016年10月06日に公開されたものです