
【マリアージュレッスン】足りないのは? あなたが“選ばれない女”になってしまうワケ
30歳前後から、途端に現実味を帯びてくる「結婚」の話。「婚活しなきゃ!」と思っていても、何からはじめたらいいのかわからなかったり、結婚相手にふさわしい男性に出会えるのか不安になったりしてしまうもの。これまで多くの女性たちの恋愛・結婚の問題を解決してきた、マリアージュカウンセラーの斎藤芳乃先生に、婚活の悩みを解決してもらいましょう。
■今回のお悩み
婚活パーティへ参加していろいろな男性と楽しく話せて好感触だと思っても、カップリングになりません。何が足りないのでしょうか。話し方やしぐさなど知りたいです。(28歳/印刷・紙パルプ/クリエイティブ職)
恋愛≠結婚! 婚活パーティで必要なのは「決め手」です
話しているときはいい感触なのに、実際にはなかなかうまくいかない……。実はここで足りないのは、男性があなたを選びたくなる「決め手」なんです。好感触だということは、実際に楽しく会話を進められていらっしゃると思いますし、相手の男性がよく思っていることも事実だと思います。
しかし、ここでうまくいかないのが「婚活パーティ」ならでは。普段の合コンや「結婚を考えない」場所では、カップルになっている可能性が高いでしょう。しかし結婚となると、相手も真剣に来ているからこそ、相手に選んでもらうための「もう一歩踏み込んだ決め手」が必要になるのです。
婚活パーティでカップリングするためのポイント
もう一歩踏み込んだ決め手、ズバリそれは、男性が「リアルな結婚生活が想像できるかどうか」です。
婚活パーティは、一見合コンと同じように見えますが、そこに来る男性の隠れ心理がまったく異なります。それは、男性側も「結婚を目的」としているというところ。実は、男性は、女性よりももっと明確に「付き合う」ことと「結婚すること」をわけています。ただ楽しい、かわいい、一緒にいてうれしいという女性は、「お付き合いする」にはいいのですが、「結婚」を目的とすると、バッサリお断りされてしまうことも多いのです。それくらい、男性は効率的に物ごとを考えます。
では今回は、「どういうふるまいをすれば婚活パーティでカップリングするのか?」について、「外見」と「会話」にわけてポイントをお伝えしたいと思います。
<外見のポイント>
・華美な生活を想像させるファッションはNG!
容姿や印象という部分で、大切なことがあります。それは、「お金がかかりすぎる印象」「家事をしなさそうな印象」を取り去るということです。社交的で派手でかわいらしい人と付き合っていたとしても、結婚するなら穏やかで安らげる人がいいというように、目的によって相手を無意識にわけることが多いのです。
具体的には、キレイにネイルをととのえるということはいいことですが、あまりに長い爪は「家事をしない人」という印象になり、かつ、ブランド物の高いものばかり身につけていたら、「お金がかかる人」という印象になります。「今どんな状態か」ということから、「この先どんな風になるのか」ということを想像しますので、パーティでは必要以上に派手にすることは控えたほうがいいでしょう。
<会話のポイント3つ>
・自立した生活をアピール
ただ楽しい、うれしい、趣味が好き……ということばかりだと、「この人はうれしいことしかしない」「一時的な好きばかりに偏っている」と無意識に感じ取ります。しかし、「人生を一緒に歩んでいけそう」という自立した生活をアピールできれば、それが結婚を意識することへつながるのです。以下にOK/NG例をあげたので、参考にしてみてください。
○ 仕事がとても好きで、活き活きとその仕事を続けていきたいと思っている
→一方的に依存するのではなく、お互いに支えあって人生をやっていける
○ ボランティアなど、社会貢献の活動をしている
→人に献身することが苦手ではなく、お互いに与え合うことのできる資質を持っている
○ ずっと打ち込んでいるスポーツがある、続けている特別なお稽古がある
→努力したりコツコツ大切に生活を重ねることができる
× 海外で派手に遊ぶのが好き。仕事が嫌なので「早く次の休みが来ないかな」と思っている
→楽しむだけで、現実逃避をしている印象
× ○○でショッピングするのが趣味。デートするなら高級レストランがいいなど
→散財したり、ブランド志向で生活に落ち着きがない
・受け身の態度だけでなく、好意を素直に伝えよう
次に大切なことは、「相手に好意を抱いている」ことを伝えること。カップルになるということは、「相手に自分を気に入ってもらう」という受け身の態度だけではなく、「相手にもっと話したいと思わせる」ことが大切ですよね。もちろん、感じよく楽しく会話をするなどのことは心がけていると思いますが、好意を抱いていることを伝えることで、さらに一歩進んだ効果があるのです。
そのために、ほかの人が気づかないような「相手のいいところ」を見つけ、それを伝えていきましょう。「気遣ってくれてうれしい」「話し方が穏やかで安心させてもらえる」「とても誠実で信頼できる」「男性にはめずらしいくらいやさしい」など。いいところを伝えてもらって嫌な思いをする人はいません。そして人は「自分のことを重要な存在だと扱ってくれる人」に対して、心をひらきます。こうしたちょっとしたひと言を付け加えるだけでも、「この人といたら、またこんなふうに自分のいいところを見てもらえるかもしれない」と予感させ、「また会いたい」という欲求につながっていくのです。
・謙遜しすぎず、自分の魅力を積極的に伝えよう
最後に大切なことは、自分のすばらしい部分や美徳を、積極的に認めていくということです。相手からほめてもらったら「ありがとうございます、いつもこういう感じなんです!」と認めたり、「いつもこんなふうに楽しく生活しているんですよ」「よく人から相談されて、悩みを解決するのが得意なんです」というように、自慢ではなく、自分がどんなステキな人生を送っているのかをさりげなく表現していきます。
特に出会いの場では謙遜してしまう人が多いのですが、それでは魅力は伝わりません。「こんなことができる」「こういうことが得意で好き」「楽しい人生を送っている」「こんなことに喜びがある」という自分の情報を積極的に伝えていくことで、相手はあなたと一緒にいたときのうれしい未来をありありと想像することができます。人は「できない」と思っている人よりも、「できる、得意、好き」という生き方をしている人と、自分の大切な人生を発展させていきたいのです。
本日のレッスンまとめ
婚活パーティで好感触だと思っても、なかなかカップリングしない女性が足りないことは?
足りないのは「決め手」! つまり、「リアルな結婚生活が想像できるかどうか」が重要です。婚活パーティでカップリングするためのポイントは以下です。
<外見>・華美な生活を想像させるファッションはNG!
<会話>・自立した生活をアピール
・受け身の態度だけでなく、好意は素直に伝えよう
・謙遜しすぎず、自分の魅力を積極的に伝えよう
最後に
恋愛と結婚は別。ロマンチックな恋愛を求める気持ちがある一方で、結婚生活とはとてもリアルなもの。だからこそ、「ただ好き」「ただ楽しい」だけではない、別の要素が決め手になることが多いのです。けれど、あなたの中にすでにあるすばらしい部分や、人として頼れるところを知ってもらうだけで、結果はガラッと変わっていきます。自分を上手にアピールしながら、ステキな恋を導いてくださいね。
(斎藤芳乃)
※この記事は2016年07月22日に公開されたものです