お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

【栄養学講座】第3回:日本女性のほとんどが“隠れ貧血”!?  妊娠前に改善しておくべき理由とは?

細川モモ

オフィスでの間食には「プルーン」や「ココア」を

めまいや立ちくらみというのは、貧血の最終段階。重たいPMS(月経前症候群)や冷え、爪のもろさや顔色のくすみ、クマなども貧血の疑いがあります。「私は大丈夫」と過信せずにできることからコツコツと鉄分補給に努めましょう。オフィスでできる簡単鉄分チャージ術としては、間食にプルーンココアを摂ること。さらに、最近では「Fe+」という鉄分が添加された商品も増えているので、オススメです。

1点だけ、無月経の女性や生理不順の女性は貯蔵鉄)が高い傾向にあります。とくに、無月経の女性では100ng/mlを超えていることも少なくありません。こうした女性は鉄分を多く摂ると老化を促進してしまう可能性がありますので、月経周期や量、身長、運動量(スポーツ貧血)から必要量を判断する必要があります。とはいえ、毎月月経が正常にきている女性であればまずは不足を疑うことをオススメします。

◆今回のモモポイント!

将来妊娠を考えているなら、貧血対策に、オフィスではプルーンやココアを摂りましょう!


(※1)「働き女子1,000名白書」/出典:「Will consious Marunouchi『まるのうち保健室』調査」Copyright(c)2015三菱地所株式会社・一般社団法人ラブテリAll Rights Reserved.

(※2)平成21年国民健康・栄養調査より

(文:細川モモ、構成:マイナビウーマン編集部)

※画像はイメージです

※この記事は 総合医学情報誌「MMJ(The Mainichi Medical Journal)」編集部による内容チェックに基づき、マイナビウーマン編集部が加筆・修正などのうえ、掲載しました(2018.08.09)

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください

※この記事は2016年04月14日に公開されたものです

細川モモ

予防医療コンサルタント。両親のガン闘病をきっかけに予防医療を普及させるべく、米国で栄養学を学ぶ。医療と食の専門家による予防医療プロジェクト「ラブテリ トーキョー&ニューヨーク」を日本とNYに発足。2011〜2015 ミス・ユニバース・ジャパン ビューティーキャンプ講師を努める傍ら、卵巣年齢共同研究PJ、妊婦栄養研究PJといった共同研究を進める。働く女子1,400名が参加した「まるのうち保健室」を三菱地所とともに立ち上げ、日本初となる「働き女子1,000名白書」を発表。近著に、働く女性のプチ不調、お悩み別レシピ本『細川モモの美人食堂』などがある。また、4月7日(木)に、新刊『美人の食卓は1日2000kcal—人生をキラキラさせる“足し算”ダイエット 』が発売された。



この著者の記事一覧 

SHARE