
【栄養学講座】第2回:生命の万能素材! 「産めるカラダ」にたんぱく質が欠かせない理由
たんぱく質は、“毎食片手ひと盛り”!
美と健康と妊娠においてとっても重要な役割を果たしているたんぱく質ですが、では毎日どれくらい食べればいいのでしょうか? わかりやすい目安として、“毎食片手ひと盛り” と覚えておいてください。「毎食!?」と驚かれるかもしれませんが、プチ不調に多い冷えやむくみなどは筋力低下が要因で起こります。筋肉は毎日分解されていて、摂取カロリーが不足すると筋肉がカロリーに変わって補填されます。筋肉を守るためには、3食均等な量のたんぱく質を摂ることが望ましいということが研究報告されていますので、毎食片手ひと盛り欠かさず食べましょう。
ひとくちにたんぱく質といっても、たくさんの種類があります。お米や小麦にもたんぱく質は含まれています。そこで、人体にとって利用価値が高いたんぱく質をスコア化したものが「アミノ酸スコア」と呼ばれるたんぱく質の成績表です。スコアが高いほど9種類の必須アミノ酸をすべて含んでいるということです。
※最新のデータでは大豆は100になりました。米は67点です。
※出典:日本栄養士会/UC DAibis amino sokore
たとえば、ペペロンチーノやかけうどん、梅干しのおにぎりですとアミノ酸は100点には遠く及びません。足りない点数のぶん、身体のパーツも不足してしまいます。パスタを食べるなら魚介のペスカトーレやボンゴレ、うどんなら釜玉、おにぎりならツナやたらこといった、アミノ酸スコアが100のたんぱく質と組み合わせましょう。
難しいな〜と思ったら、米には納豆(大豆)、小麦には肉・魚・卵! と覚えておけば十分です。