お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

【ハーブセラピー】朝の1杯からはじめよう! 花粉症対策にぴったりのハーブティーは?

中澤小百合

花粉症の症状を和らげるハーブレシピ

・飲むのが一番! 花粉症対策にはハーブティーで

有効成分が体内に吸収されやすいハーブティーとして飲むことが、花粉症対策として一番いい方法かと思います。メディカルハーブとして飲む場合はフレッシュハーブではなく、少ない量で植物の有効成分を効率的に摂取しやすいドライハーブを用いるのが一般的です。単品でもいいですし、ブレンドするとそれぞれの相乗効果が得られます。ティーポットにハーブを入れ、熱湯を注ぎ、フタをして3分間ほど置いてから、茶こしでこして飲みましょう。茶こしがついたハーブティー用マグカップを利用するのもいいですね。

ハーブティーから立ちのぼる香りにはアロマセラピーと同じく芳香効果があります。特にペパーミントの香りは花粉症対策にぴったり! 淹れたてのハーブティーの湯気を吸い込むようにしながら飲むとリフレッシュ効果抜群です。1日に何杯といった決まりはありませんが、まずは朝の1杯のコーヒーをハーブティーに替えるといったことからはじめてみてはいかがでしょうか? また、ペパーミントはティーバックになったものも売られているので、それならオフィスでも取り入れやすいかもしれませんね。

・クセのある味が苦手な人は、エルダーフラワーのコーディアルで

また、「ハーブコーディアル」と呼ばれる甘く味付けしたハーブエキスをビン詰めした飲料から取り入れるのも◎。今回ご紹介したハーブではエルダーフラワーとネトルはコーディアルが商品として販売されています。中でもエルダーフラワーのコーディアルはイギリスでは伝統的なドリンクとして古くから親しまれているポピュラーな存在。日本でもハーブ専門店以外に輸入食材を取り扱うスーパーなどで買うことができます。水やお湯で薄めて飲むだけなので手軽に取り入れられ、エルダーフラワーはマスカットのような香りでクセがなく、「ハーブがちょっと苦手……」という方でもきっとおいしく飲めるのではないかと思います。

最後に

一見穏やかでやさしそうだけど、実は切れ者で仕事ができる……。ハーブって、そんな存在です! 体調を整えるセルフケアの手段としてハーブを上手に取り入れて、つらい花粉症の季節を乗り切りましょう。

※ハーブによっては妊娠中には使用しないほうがいいもの、薬の効果に影響を及ぼすものがあります。妊娠中の方、治療中の病気がある方、薬を服用中の方は、必ず事前に医師に相談のうえ、ご使用ください。

※ハーブは薬ではありません。病気の予防や軽い不調を和らげるためのサポートとして利用しましょう。

(文:中澤小百合、イラスト:奈良恵)

●参考文献

『メディカルハーブ ハーバルセラピストコース・テキスト』(日本メディカルハーブ協会)
『ハーブティー事典』佐々木薫著(池田書店)
『ニールズヤード式 女性のための症状別ナチュラルケアBOOK』ニールズヤード レメディーズ監修(河出書房新社)
『専門医が教える体にやさしいハーブ生活』橋口玲子著(幻冬舎)

※この記事は2016年03月16日に公開されたものです

中澤小百合

日本メディカルハーブ協会認定ハーバルセラピスト。
出版社勤務を経て、フリーランスのライターに。会社員時代に酷使してしまった心と体を癒すべく暮らしに取り入れた自然療法の魅力にはまり、現在はアロマ、ハーブ、フラワーエッセンスなどの植物による療法や各種セラピーに関する記事を主に執筆。カラーセラピスト、フラワーエッセンスアドバイザーとしても活動中。

ブログ:「Sayuriのカラー&ボタニカル・エッセンス」
http://ameblo.jp/waterviolet-therapy/

ホームページ:「植物と色の癒し Waterviolet-Therapy」
http://waterviolet-therapy.jimdo.com/

この著者の記事一覧 

SHARE