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専門家 漢方

下剤はもう嫌! 便秘は体質に合った漢方薬で解消しよう

便秘のタイプ別・おすすめの漢方薬

ホルモンバランスなどの影響から、女性に多いと言われる便秘の症状。基本的に気をつけたいのはバランスの良い食生活と適度な運動ですが、それでも習慣性便秘に悩まされる人は少なくありません。市販の下剤を使うと、効きすぎてお腹を壊してしまうこともあったり……。

便秘に用いられる漢方薬について、霞が関ビル診療所の丸山綾先生に聞きました。

「漢方薬は症状だけではなく、その人がどんな体質なのかも考えながら適した薬を選びます。便秘の症状で漢方薬を選ぶときも、特に気をつけたいのは自分が『実証』なのか『虚証』なのかということです。実証は体力が中等以上で体格がガッチリしたタイプ、虚証は体力があまりなく痩せ型のタイプです。虚証の人が実証向けの漢方薬を選んでしまうと、お腹を壊してしまうということもあります」

実証の人向け、虚証の人向けそれぞれの漢方薬をいくつか紹介しましょう。

<実証向け>

桃核承気湯(とうかくじょうきとう)

…便秘以外にのぼせや肩こり、月経不順など、漢方医学で「気滞(きたい/気の滞りのこと)」「瘀血(おけつ/血の滞りのこと)」などの症状があるときに用いる。気滞、瘀血が便秘の原因になっていると考えられることから、これを緩和させる。

大黄甘草湯(だいおうかんぞうとう)

…習慣性便秘の基本となる処方。大黄と甘草の2生薬のみからなる。大黄で瀉下し、甘草で便に潤いをつけ大黄の作用を助ける。

<虚証向け>

麻子仁丸(ましにんがん)

…腸内が乾燥し、便が硬くなっている場合に有効。腸の蠕動(ぜんどう)運動を促し、便に水分を与えて排泄を促す。高齢者や妊婦の便秘に用いられることも多い。

潤腸湯(じゅんちょうとう)

…麻子仁丸よりもさらに乾燥が進み、腸内だけではなく皮膚なども乾燥しているような状態に用いる。高齢者の便秘に用いられることも多い。

ひとことで便秘と言っても、肩こりやのぼせ、月経不順、イライラ、冷え症、痔など、その他のさまざまな症状を伴っていることも多いもの。自分が便秘以外にどのような症状があるかを考えてみると、便秘の原因も見えてくるかもしれません。

また、「便秘ぐらいで病院に行くなんて恥ずかしい」と考える人もいるかもしれませんが、食欲、睡眠、排便は健康の3つの基盤。問題を感じたときは、専門医に相談しましょう。お腹スッキリで毎日快適に過ごしたいですよね。

(取材協力:丸山綾、文:マイナビウーマン編集部)

※この記事は 総合医学情報誌「MMJ(The Mainichi Medical Journal)」編集部による内容チェックに基づき、マイナビウーマン編集部が加筆・修正などのうえ、掲載しました(2018.07.12)

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