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狭い部屋でもスッキリ暮らせるお片づけのコツ

一人暮らしの狭い部屋でも、暮らしていくにはある程度のモノが必要です。でも、モノが多すぎても、部屋が散らかって、暮らしにくくなってしまうもの。快適に暮らすためには、モノを管理していかなければなりません。そのために知っておきたい片づけの基本と、狭くてもスッキリ見せるコツをお届けします。

■知っておきたい片づけの基本
部屋が散らかっている。じゃあ、片づけよう。でも、むやみやたらとモノを動かしても部屋はちっともキレイになりません。片づけには基本のステップが4つあります。

STEP1:モノの取捨選択をする
片づけたい場所のモノを全部出して、「いる」「いらない」「保留」の3つに判断します。中途半端に気になるモノだけ片づけようとしても、置きたい場所にしまうスペースがなかったり、要らないモノがずっと置きっぱなしになってしまう原因となるので、一気にやっつけてしまうのが◎。「いらない」ものは、捨てるか売るか譲るかして、部屋の外に出してしまいます。いつまでも部屋の中に置いておいたら、結局片づきません。

STEP2:「いる」モノを分類する
「いる」と判断したモノを使いやすい場所に収納するために分類します。「どこで」「どのくらい」「何のために」使うモノなのかを考え、分類します。キッチンに食器棚がないため、本棚に食器や調味料をしまっている人を見たことがありますが、使いにくくて、いつの間にか自炊をしなくなってしまったとのこと。使いたい場所に使いたいモノを使いやすく置かないと、せっかく持っているモノも宝の持ち腐れになってしまいます。

STEP3:定位置を決めて、収納する
分類したモノは、できるだけ使う場所の近くに、よく使うものから手の届きやすい場所に、同じ用途のモノをまとめて収納できるスペースを設けます。分類しても数が多いときは、わらに「形」や「色」で分けて収納すると使いやすく、見た目もスッキリします。例えば、本などを収納するときには背表紙の色を揃えて並べると、ゴチャゴチャした印象が和らぎます。

STEP4:使ったら、定位置に戻す
使ったあと、元に戻す習慣をつけないと、また部屋が散らかってしまいます。モノの定位置をお忘れなく。

■出しっぱなしは籠&箱収納でスッキリさせる
定位置を決めたはずなのに、またテーブルの上などに散らばってしまうモノがあります。よく使うモノなので、しまいこんでしまうより、出しっぱなしの方が使いやすいのかもしれません。それはそれで定位置のひとつとして定着させるのもアリです。ただし、それらがバラバラと散らかっていると、部屋全体が雑然と感じられてしまいます。細々としたモノが散らばってしまうときは、箱や籠を用意してみましょう。その中に入れておくだけでスッキリとした印象に。フタ付きの箱や上から布をかぶせて、中が見えないようにすると、より部屋に馴染みやすくなるでしょう。

暮らしスタイリスト・一人暮らしアドバイザー:河野真希
ウェブや雑誌など各種メディアで、料理や家事、インテリアなど、気持ちのいい暮らしを目指すライフスタイルを提案。著書に『ひとり暮らしの季節ごよみ』(祥伝社)、監修本に『家事のお手本-大人のたしなみ賢いくらし(泉書房)』『頑張らなくても素敵に暮らせる「夜だけ家事」で快適シンプル生活(双葉社)』などがある。河野真希オフィシャルサイト

※この記事は2015年10月13日に公開されたものです

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