不動産会社もこんなに変わった？　おしゃれ女子スタッフに聞いた“新しいお部屋探しのカタチ”

みなさんは、不動産会社というとどんなイメージをお持ちですか？駅前の商店街などに立地し物件のチラシが窓に貼ってある「いかにも不動産屋さん」とわかりやすい外観の店舗で、営業のスタッフの方たちがカウンター越しに一列に並んで物件を紹介してくれる……そんなイメージでしょうか。

今回、取材に訪れたのは、赤坂見附駅徒歩3分の通り沿いにある、一見すると不動産会社とは思えないまるでカフェのような外観の不動産会社で、お部屋探しのスタッフとして勤める不動産業界歴7年の橋本さんと入社間もない内村さんに、「お部屋探し」についてお話を伺いました。

「THE SHOP」アーバネスト株式会社赤坂本店店舗2階の接客スペースにて（取材・撮影日：2015年9月14日） 1階の接客スペースでは本格的なおしゃれカフェのような雰囲気です

－不動産会社に入社しようと思ったきっかけは？
私はもともとスポーツジムのインストラクターをしていたのですが、長く続けられる職に就いて専門的な分野で経験を積みたいと思い不動産業界に転職しました。今の会社に入ってから不動産仲介の経験を積み7年経ったところです。現在では総務の仕事もしています。（橋本さん）

アパレル業界でECサイトの制作をしていたのですが、おしゃべり好きな性格な私は「もっと多くの人と話せる仕事がしたい」と接客業を希望し、社員も会社も明るい雰囲気の当社に入社しました。（内村さん）

－確かに明るい雰囲気で、不動産会社というよりまるでカフェのようですね。
1階は本当にカフェとしても使えるんですよ。今のところは、お部屋探しに来ていただいたお客様にドリンクをお出ししているのですが、それだけではもったいないなと思っています。2階が接客スペースでゆっくり物件を探してもらうようにしているので、1Fのカフェスペースには気軽にお客様に訪れてほしいですね。（橋本さん）

－お部屋探しをする際のアドバイスなどありますか？
日当たりなどもそうですが、結構見落としがちなところが収納です。実際に私も失敗した経験があるんです。リビングにある収納はきちんと扉を開けてみたのですが、玄関の下駄箱は開けてみなかったところ、本棚くらいの奥行きしかなくて後で後悔しました。お客様には、内見時に収納はすべて扉を開けて奥行きを確認するようアドバイスしています。（橋本さん）

大通り沿いのお部屋を嫌がる人も多いですが、女性にとっては細い道路沿いのお部屋の方が避けた方よいかもしれません。お昼の雰囲気はよくても、夜になると真っ暗なんてこともあるので、気をつけた方がいいです。私の場合は暗くて細い道だとお化けがでてきそうで怖いのもあるんですけれど（笑）（内村さん）

－おすすめのエリアなどあれば教えてください。
入社して間もない営業スタッフの内村さん人それぞれなので、その時々でお客様のライフスタイルにあったエリアを提案しています。通勤・通学までの自分の動く動線を考えて住む場所を決めるのが前提ですが、例えば私の場合、ランニングをするので大きい公園が近くにあるエリアが向いていると思います。（橋本さん）

私はおいしいものを食べることが好きなので、下町が向いていると思います。住んでいて自分が楽しい街がいいですよね。（内村さん）

価格的には高くなってしまいますが、山手線内側は地下鉄の路線も多いのでやはり便利ですね。具体的なエリアというのは難しいですが、都営地下鉄浅草線の南側の馬込・西馬込は、都心まで近いのですが、賃料はそこまで高くないですし、スーパーもあって暮らしやすいです。西馬込は始発駅なので、朝も座れますし穴場のエリアかもしれません。（橋本さん）

－これからお部屋探しをする方にメッセージなどありますか。
引越しというと進学や就職といった前向きな理由のイメージがありますが、実際にはそうでない方もいます。そういう方にもこれから新しい人生のスタートを切ってがんばっていってほしい、という思いでお部屋探しをサポートしています。
引越しとは、人生においての一つの区切りでありとても重大なことなんですよね。お部屋探しは、新しい生活を始める基盤づくりといえると思います。
だからこそ、じっくり時間をかけて、リラックスした状態でお部屋探しをしてほしいですね。（橋本さん）

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ありがとうございました。カフェのような自由な雰囲気の不動産会社で「コーヒーでもいただきながらじっくり時間をかけてお部屋探しをする」そんな、“新しいお部屋探しのカタチ”がとても新鮮でした。

【取材協力】
「THE SHOP 」アーバネスト株式会社 赤坂本店
東京都港区赤坂３丁目15番5号アーベイン赤坂　1Ｆ・2Ｆ

※この記事は2015年10月13日に公開されたものです