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【女の嘆き】まるで失恋気分!? 男友だちに大切な女性がいると知って動揺する私、どうしたらいい?

三吉野愛子

「あの子っていいなぁ! 私なんて……」「今、私ってどう見えてるんだろう」など、他人と比較して自己評価が下がったり、同性・異性の目に自分がどう映っているかを気にしすぎたりすること、ありますよね。心理コーディネーター・三吉野愛子が、そんな複雑な女ゴコロを解説し、嘆きの処方箋を出します。自分らしく輝いて生きるヒントをチェックして!

<今回の嘆き>
長年、私に好意を寄せていた男友だちがいましたが、私は彼にいまひとつ魅力を感じられず、別の人とお付き合いをはじめました。それでも彼は熱心に愛を貫き、私自身も彼の求めに応じることはないけれど、彼の存在に甘えていました。それが最近、彼に結婚を考えている女性がいると知って動揺しています。私は、これまでに何度も彼の申し出を断っている身なのに、まるで失恋気分です。今の彼と別れるつもりはありませんが、もしかすると重大な愛を失おうとしているのかもしれないと思うといても立ってもいられません。

自分のことを、「素敵だ、素晴らしい」と褒めたたえ、「好きだ、一緒にいたい」と求めてくれる人の存在は、自尊心を支える大きな力になります。たとえ好みや条件に合わないタイプの男性でも、いつの間にか心の深い部分で支えになっていることがあるのです。もはや自分の一部のようになっている男性が、ほかの女性に心を移したと知れば、それはおもしろくないですよね。頭の片隅でほんのり恋愛気分になっただけの相手だとしても、いつもあるはずの支えがなくなったように感じられ、裏切られたようなショックを受けることもあるのではないでしょうか。

女の嘆きの処方箋

その1 “揺さぶられている自分”を一歩引いて眺めてみる

誰かの思わぬ行動で心が揺れてしまったとき、自分を客観的に見ることができるかどうかが、心のバランス回復に影響します。

<ショックからすぐに立ち直れる人の特徴>
・そもそも自分の魅力や才能を自覚し、ある程度自信がある
・他者の反応(好意・賞賛・羨望など)と、自分の本質的価値を同一視しない
・相手と自分は、異なる意志と目的を持って生きている存在だと理解している

<ショックが長引いてしまう人の特徴>
・もともと、なんとなく自分に自信が持てない
・他者の反応(好意・賞賛・羨望)によって自分の価値をはかりがち
・知らず知らずのうちに相手と一体化してしまいやすい

このとき、「ショックが長引くタイプに当てはまるから、私はダメなんだ、未熟なんだ」などと思わないでください。誰しも、相手や状況や体調によって冷静さを欠いたり不安になったりすることがあります。そのときに、自分の状態を客観的に振り返るためのチェック項目があれば、傾きはじめた心のバランスを立て直すときに役立てられるということです。

その2 「その人と出会う前の私」を思い出す

誰にでもある承認欲求をめぐる“恋のようでいて愛ではないもの”に翻弄されると、その相手と出会うまで自分がどうやって生きてきたのかという記憶が、すっかり抜け落ちてしまうことがあります。彼の存在がなくても、しっかり生きていた自分は確かにいるはず。まず、そのことを思い出して。少し落ち着いたら、彼との出会いがもたらしたものに目をむけて。出会いによってプラスに変化した部分や影響を受けた部分があるなら、感謝とともに自分自身の新しい力として取り入れましょう。

どんなに激しい動揺も、時間とともにおさまります。そのプロセスは直線的ではなく波線的なイメージ。行きつ戻りつしながら、長いこと彼に預けてしまっていた自尊心を取り戻し、そして新しい日常を手に入れましょう。

その3 自分の中に本物の“愛する力”を育てる

長年、彼から注がれていたものは真実の愛だったのでしょうか。それともちがうものだったのでしょうか。たとえば彼が、あなたを口説き落とすことが目的だったなら、それは愛とはちがうかもしれません。そしてあなたも、自分を求めてくれる彼の存在に依存していただけなら、それも愛ではないでしょう。たとえ実を結ばなくても、その男性が純粋にあなたの幸せを望み、自分自身もあるべき道で幸せになろうとして離れていったのなら、それは愛かもしれません。そして、あなたも彼自身の幸せを願い、自分は自分のあるべき道で幸せになろうと思えたなら、それも愛と呼べるかもしれません。

このことから、2人は簡単に一緒にはならないことによって、本当の愛について学ぶパートナーだったという見方をすることもできます。もし2人が、「彼は、あなたを手に入れようと躍起になり、あなたは彼の好意で必死に心のすき間を埋める」という恋のようでいて愛でないもので結ばれていたとしたら、お互いに本当の意味で満たされることはなかったでしょう。

愛とは、相手の幸せを願うこと。相手に自分のために生きてくれるように強いることでもなく、自分が相手のために生きることを誓うものでもなく、お互いに自分らしく生きられることを喜ぶ態度です。「これは愛なのか?」と迷ったら、手のひらの小鳥が逃げないように握りしめるのは愛から遠ざかるイメージで、小鳥が自由にできるようにリラックスして手のひらを開いておくことが愛に近いイメージだと覚えておきましょう。

※画像は本文と関係ありません

(心理カウンセラー:三吉野愛子)

三吉野愛子

1978年、福岡県生まれ。2001年、東京学芸大学教育学部を卒業し、教育系広告代理店に勤務しながら心理カウンセリングを学ぶ。2005年より心理カウンセラーとして活動するかたわら、TV、ラジオ、雑誌の企画監修などを手がける。著書に『恋愛ダメ子の診療所』(日経ウーマン選書)。現在、東京を拠点に、現在、心理カウンセラーとして活動中。

●三吉野愛子カウンセリングオフィス ブログ
http://blog.goo.ne.jp/dearlife_2015

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