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【女の嘆き】結婚に対して消極的な彼……私の人生を巻き込まないでくれる?

三吉野愛子

「あの子っていいなぁ! 私なんて……」「今、私ってどう見えてるんだろう」など、他人と比較して自己評価が下がったり、同性・異性の目に自分がどう映っているかを気にしすぎたりすること、ありますよね。心理コーディネーター・三吉野愛子が、そんな複雑な女ゴコロを解説し、嘆きの処方箋を出します。自分らしく輝いて生きるヒントをチェックして!

<今回の嘆き>
今の彼と付き合いはじめて3年が過ぎました。私は社会人5年目ですが、激務をこなす生活に限界を感じています。このタイミングで結婚をするかどうかで仕事の仕方も変わってくるのですが、肝心の彼が結婚に対して消極的です。彼の家庭の事情が複雑で、結婚や子どもを持つことに対していいイメージを持てないことや、経済的不安が理由だそうです。彼がこんな調子だと、私の今後の人生設計も立てられず困ってしまいます。

自分が生まれ育った家族に対して複雑な思いを抱えている彼が、主体的に温かい家庭を築いていくのは想像以上に大変なプロジェクト。たとえば、結婚に至るまでに原家族とトラブルが生じたり、自身の子育てを通してつらい子ども時代を追体験することになったりと、過去を乗り越えるために避けて通れないことが生じる可能性があります。それを踏まえた上で、自分自身がしっかりと幸せに向かって舵を切り、彼をサポートする覚悟があるなら、結婚に向けて現実的な交渉をする価値があるのではないでしょうか。

女の嘆きの処方箋

その1 一般的な結婚観を、2人が無理なく共有できるものに変えていく

ここで、一般的な結婚のイメージとはどんなものか考えてみましょう。

(1)彼からサプライズで結婚指輪を贈られ、感動的なプロポーズを受ける
(2)みんなに祝福され、親への感謝の気持ちを伝え、心温まる挙式や披露宴をする
(3)2人の好みで選んだインテリアに囲まれた新居で仲睦まじく暮らす
(4)第一子、第二子と順調に出産し、夫婦で子どもの成長をともに喜ぶ
(5)子は祖父母にかわいがられ、嫁姑関係も良好である

結婚さえすれば、幸せと希望に満ち溢れた日々が約束されているかのようですね。このような理想的な結婚のイメージにとらわれている場合、少しでも現状とのギャップがあると、幸せを手に入れられない自分がみじめに思え、幸せを約束してくれない彼を恨みたくなってしまうことも。実際には、2人の関係がそこまで悲観する状況ではないとしても、描いた理想と現実とのギャップが大きいままでは幸せを感じにくいのです。

そこで、結婚にまつわる幸せのイメージに幅をもたせ、彼と一緒に柔軟に将来設計をしていけるように、現実的な代替案を考えてみしょう。

(1)彼からサプライズで結婚指輪を贈られ、感動的なプロポーズを受ける
代替案1 特別なプロポーズはなく、むしろ女性側がリードして成婚することもある
代替案2 なんとなく結婚することが決まり、指輪も式に間に合うようあとから準備
代替案3 披露宴をせず、指輪がなくても、法的には問題なく結婚できる

(2)みんなに祝福され、親への感謝の気持ちを伝え、心温まる挙式や披露宴をする
代替案1 しがらみのない2人だけのリゾート挙式で愛を誓う
代替案2 挙式や披露宴はせず、入籍記念にドレスアップした写真をスタジオで撮る
代替案3 気のおけない仲間だけで、ささやかなお披露目パーティを企画する

(3)2人の好みで選んだインテリアに囲まれた新居で仲睦まじく暮らす
代替案1 子どもができるまでは、狭くても2人が暮らせる場所で十分
代替案2 インテリアは、一緒に暮らしながら貯金額に応じて少しずつ揃える
代替案3 2人の事情に応じて、通い婚や別居婚も視野に入れる

(4)第一子、第二子と順調に出産し、夫婦で子どもの成長をともに喜ぶ
代替案1 経済状況や心身の状態を熟慮して出産計画。2人の時間もゆっくり楽しむ
代替案2 「そろそろ二人目ね」という周囲の無責任なアドバイスに惑わされない
代替案3 彼と長く一緒に愛せるものが、動物や植物や趣味であっても素敵である

(5)子は祖父母にかわいがられ、嫁姑関係も良好である
代替案1 祖父母がいなければ、子が健全に育たないというわけではない
代替案2 互いの両親と接することでストレスが生じるなら、適度な距離を保つ
代替案3 「嫁と姑は、そもそも水と油のようなもの」という前提でかまえておく

その2 安定した夫婦や家族のモデルを見つけておく

彼が将来への不安を押して結婚に踏み出そうとするときには、2人のためのセーフティネットを備えておいて。たとえば、温かい家庭のモデルになるような知人夫婦や、親代わりのような年長者との関係を築いておくと、何か困ったときに知恵を貸してくれるはず。

その3 “彼とは結婚しない”という選択肢もある

彼の気持ちがどうしても動かない。彼を待っていたら出産できるリミットを超えてしまう。そんなときは、今の彼と別れて別の出会いを探すという英断が必要な場合も。また、婚姻という形式にとらわれず、彼と一緒にいられることそのものを大切にしたいという結論に至るかもしれません。どちらの場合も、彼に幸せにしてもらうのを待つのではなく、自分で自分を幸せにしようとするすがすがしい生き方だと言えます。

※画像は本文と関係ありません

(心理カウンセラー:三吉野愛子)

三吉野愛子

1978年、福岡県生まれ。2001年、東京学芸大学教育学部を卒業し、教育系広告代理店に勤務しながら心理カウンセリングを学ぶ。2005年より心理カウンセラーとして活動するかたわら、TV、ラジオ、雑誌の企画監修などを手がける。著書に『恋愛ダメ子の診療所』(日経ウーマン選書)。現在、東京を拠点に、現在、心理カウンセラーとして活動中。

●三吉野愛子カウンセリングオフィス ブログ
http://blog.goo.ne.jp/dearlife_2015

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