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専門家 婚活

【女の嘆き】母のせいで恋愛・結婚ができない! お母さん、本当に私の幸せを願っているの?

三吉野愛子

「あの子っていいなぁ! 私なんて……」「今、私ってどう見えてるんだろう」など、他人と比較して自己評価が下がったり、同性・異性の目に自分がどう映っているかを気にしすぎたりすること、ありますよね。心理コーディネーター・三吉野愛子が、そんな複雑な女ゴコロを解説し、嘆きの処方箋を出します。自分らしく輝いて生きるヒントをチェックして!

<今回の嘆き>
私は実家暮らしですが、母親がちょっと面倒くさい性格で悩んでいます。私が大学を卒業して就職するまでは、「女性も、ひとりでマンションが買える時代よ」と、意気込んでサポートしていた母。ところが、20代半ばを過ぎて仕事がおもしろくなってきたころから、「結婚も出産も経験していないのに、一人前の顔をするんじゃない」などと脅しのような台詞を言うようになりました。かといって彼氏ができると、あれこれ詮索しては邪魔をしてくるので落ち着いて恋愛もできません。いったい母は何をしたいのでしょうか。母に振りまわされて、幸せからどんどん遠ざかっていくような不安があります。

娘が男性社会で引けをとらないようにと、幼少期から教育に余念のない母親は少なくありません。それは、単に娘のためを思う気持ちだけでなく、まだ女性の自己実現に対する理解が十分でなかった時代を生き抜いた母たちの、“娘の人生を利用したリベンジ”という側面があります。母自身が女性であることで苦労したからこそ、同じ女性である娘を助けたいという純粋な気持ちの一方で、娘がやすやすと成功するのはおもろくないという嫉妬がある場合も。

望んでもはじめから権利が与えられなかったこと、周囲の理解も協力もなく諦めたこと、手に入れるのに死ぬほど努力せねばならなかったこと。そういう要素が多いほど、母は娘に期待をかけ、その一方で嫉妬して足を引っ張り、板挟みになった娘は疲れ果ててしまうということが起こります。娘が苦労しないように支えてきたつもりだったけれど、娘が当然のように幸せや成功を享受していく姿を見ると、苦労や諦めを重ねてきた自分自身が惨めで悔しくてならず、どす黒い気持ちがわいてきてしまう母もいるのです。とくに、娘からの感謝や愛情やねぎらいを見返りとして求めている母親ほど、無自覚に娘を支配し、邪魔をしてしまいます。

感謝の心を持って母をいわたる娘は親孝行だと言われる中で、母に不信感を抱いて距離を取ろうとする娘は恩知らずの親不孝と言われるのが世の常です。声高に母への不満を言い募っているだけでは得られるサポートも得にくくなりますので、自分自身の気持ちの持ち方や行動を少しずつ変化させながら、母の影響力の届かないところで自分自身の生き方を確立するという方向性をオススメします。

女の嘆きの処方箋

その1 「母は母、自分は自分の生き方をしていいのだ」と達観する

「女って〇〇でしょう。だからね……」とか、「(娘の名前)ちゃんって、〇〇じゃない? それでね……」など、女性や娘(あなた)について語る母の姿に違和感を覚えたことはないでしょうか。「現代の女性には、あてはまらない気がする」とか、「私じゃない人のことを言っているように感じる」という直観があるなら、それはおそらく正解です。

母と娘の認識のズレは、娘が自分自身の人生を歩きはじめたときに生じてくるものです。こういうときは、母をどうこうするより先に、「母の言うことは正しい、母は頼りになる、母の言うことは絶対だ」という、自分自身のそもそもの思い込みを外していく努力が必要です。「母だって人生のすべてを知っているわけではなく、間違っていることもあるのだ」「世の中には母が経験したことのない女性の生き方も実際にあって、私がそれを選んでもいいのだ」という達観した大人の視点を取り入れると、母から一方的に押しつけられる価値観を取捨選択できるようになります。

その2 母に認めてもらうための、“女の苦労”はしなくていい

女性のお茶くみが当たり前、寿退社が当たり前、そしてイクメンが珍しがられた時代に、子育てでキャリアを中断せざるをえなかった母たち。現代のように、姑と無理して仲よくする必要はない、離婚は夫婦問題の解決策のひとつ、という風潮ではなかった時代に、自分を押し殺して婚家に尽くしてきた母たち。その苦労によって培われたものも確かにあるはずですが、それをそのまま娘の世代に押しつけるのは時代錯誤。母たちの時代の苦労ではない新種の苦労も、現代の女性たちにはあるのです。娘は娘で、自分が生きる時代の苦労に対処しながら大人の女性になっていけばいいわけで、母世代の基準で認めてもらう必要はありません。

その3 将来のプランは、相談ではなく報告で済ます

「母の助言は役に立つ、母は自分の幸せを願ってくれている」と心から思えない人が、母に義理立てして人生相談をすると必ず迷走します。実家を出てひとり暮らしをするかどうか、パートナーとの結婚のタイミング、結婚式をするかしないか、子を持つか持たないか、里帰り出産をするかしないか、子育ての拠点はどこにするか、などなど、一般的に親の意見が多分に入ってきそうなところで無防備に相談をしないことです。自分自身で、もしくはパートナーと相談してある程度決めてから、両親には報告という形で伝えることをオススメします。どうしても実家の協力が必要で意向を伺わなくてはならないとき以外は、それでかまわないのではないでしょうか。親しき仲、遠慮のない仲だからこそ、薄情なくらいの線引きが必要なこともありますので、罪悪感を抱きすぎずチャレンジしてみてくださいね。

※画像はイメージです

(心理カウンセラー:三吉野愛子)

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