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男性は見た! まわりで実際にあった「結婚・子育て」している社員への理不尽な対応10

渡辺理絵

最近、会社でのマタニティハラスメントが問題になっています。こういった被害にあうのは、女性だけでなく男性の場合もあります。今回のランキングは社会人男性に聞いた「まわりで実際にあった『結婚・子育て』している社員への理不尽な対応」。あってはならないのに、リアルに存在する職場での『結婚・子育て』への差別・嫌がらせとはどんなもの?

●第1位/「寿退社を勧められる」……17.0%
○第2位/「時短勤務なのに仕事量が変わらない」……13.2%
●第3位/「『今子どもをつくられると困る』と言われる」……12.3%
○第3位/「給料が減らされる」……12.3%
●第3位/「男性の育休が阻止される」……12.3%
○第6位/「結婚や出産すると出世ができなくなる」……11.3%
●第6位/「転職を勧められる」……11.3%
○第8位/「育休明けに復職しようとしたら、退社を勧められる」……10.4%
●第8位/「『家庭に入ったら?』など、言葉による嫌がらせがある」……10.4%
○第8位/「妊娠をきっかけに退社を勧められる」……10.4%
※複数回答式・第11位以下は略。

第1位は17.0%で「寿退社を勧められる」でした! こちらは大抵、女性があっている被害。結婚を機に退社するのが“寿”だったのは、昔の話。いまだに古い考えで女性にプレッシャーを与える企業は少なくないよう。

第2位は13.2%で「時短勤務なのに仕事量が変わらない」。時短勤務制度を利用しても、仕事内容までは考慮してもらえないことが多いよう。これでは、時短の意味がありませんよね。まだまだ「働きやすい会社アピール」のため、形骸的に導入している企業が多いのが現状なのかも。

第3位は12.3%で「『今子どもをつくられると困る』と言われる」「給料が減らされる」「男性の育休が阻止される」。前者2つを見ると、女子だけでなく男性へのマタハラも起こっていると言えそう。企業側がこんな態度だと……今後ますます少子化が進む恐れが。早急に改善されないと、日本の未来に関わりそうです。また、『結婚・子育て』が原因で「給料が減らされる」なんて事態も。時短勤務の分引かれるなら仕方がないですが、そうでないなら問題かも。会社の就業規則を見直して、おかしい部分があるならまわりに相談を。

『結婚・子育て』している社員への理不尽な対応は、あってはならぬこと。しかし、まだまだ被害にあっている人が多くいるのが現実です。こういったことが横行しないよう、私たち個人個人がしっかり問題意識をもって、現状を改善していきたいものです。(渡辺理絵)

※画像は本文と関係ありません。

※マイナビウーマン調べ(2015年5月にWebアンケート。有効回答数106件。22歳~39歳の社会人男性)。

※この記事は2015年06月21日に公開されたものです

渡辺理絵

編集・ライター。ファッションやメイク、恋愛など女性のライフスタイル系をメインに、デジタル系やフード、インタビューまで幅広く活動。小学館や集英社の女性誌や、WEB媒体でのライティングなど精力的に活動中。美大卒の経験を活かし、イラストやプロップ制作もこなす。

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