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慢性的な下痢の原因は? 漢方薬で対処できる!?

外出先では必ずトイレの場所を事前にチェックしないと心配。だってお腹が弱いから……。そんな悩みを抱えているのが、V美とX子。「いつお腹が痛くなるかわからない」という不安な気持ちもあって、日常生活や仕事にも少し支障が出ているようです。まずは2人の悩みの声を聞いてみましょう。ちょうどV美がトイレから戻ってきたところです。

V美「(お腹を押さえながら)ちょっとおさまってきたかな……」
X子「V美、大丈夫? 顔色悪いよ」

V美「うん。ちょっとお腹の具合が悪くて」
X子「生理?」

V美「ちがうの。胃腸が弱くて、下しやすいんだよー……」
X子「V美も? 私も最近、ちょっとゆるいことが多くて。なんかすっきりしないんだよね……。病院行った?」

V美「市販の薬は飲んでるけど、病院は行ってない。下痢で病院に行っても、なんだかちゃんと診てもらえない気がして」
X子「まあ、薬を出されるだけだよね、きっと。……あ、漢方薬はどうかな? カン子先輩が、『これって病院で相談できるかな?』と迷ったときに漢方外来はうまく対応してくれることがあるって言ってたよ」

V美「そうなの? そういえば、おばあちゃんもよく漢方薬飲んでたかも……」
X子「体調不良をなんとなく放っておくのも嫌だし、一度受診してみない?」

というわけで病院へ向かった2人。診察していただくのは、「霞が関ビル診療所」の丸山綾先生です。まずV美から診察室に入りました。

V美「よろしくお願いします」
丸山先生「(初診問診票を見ながら)慢性の下痢ですね。いつごろからですか?」

V美「もともと胃腸が弱いのですが、特に気になるのは半年前ぐらいからです。それまでもずっと軟便か下痢、という状態だったのですが、最近は食欲も落ちて体重も減ってきてしまったのが気になって……」
丸山先生「だるさや冷え症はありますか?」

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