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いいところもある? 「融通が利かない人」の特徴と考え方

高見綾(心理カウンセラー)

中田ボンベ@dcp

融通が利かない人との付き合い方

頑固で自分の考えをもっとも重視して行動する傾向にある「融通が利かない人」ですが、そうした人とうまく付き合うにはどうすればいいのでしょうか? 同じく高見先生に聞いてみました。

仕事で融通が利かない人がいたら……

まずは、相手が融通が利かない人であることを認めて、受け入れることが大切です。相手を変えようとすると、否定のエネルギーが出ますので、それは相手に敏感に伝わるものです。融通が利かない人は、自分や自分の考え方が否定されることをもっとも嫌うので、できるだけ相手の考えを尊重するようにしましょう。もし自分の意見を言いたい場合は、「あなたの考え方はもっともです」と、まずはいったん受け入れるといいですね。

その上で、「今回はこういった事情があるので、こっちの考え方で行えるとありがたいです。ぜひ協力してもらえませんか?」と必ず理由を述べ、相手を尊重しつつお願いすると効果的です。融通の利かない人は信念があるので、きちんと事情を説明すると納得してもらいやすくなります。また、自分の考えにこだわりがあるので、自分が認められていると感じると、まわりに合わせようとする意欲が湧いてきます。

しかし自分が否定されていると感じると、ますます自分の考えに固執するようになるので注意が必要です。融通が利かない人と一緒に仕事を進めていくのは、大変なこともありますが、真面目で何事にも一生懸命であり、仕事に情熱がある人が多いです。そうしたよい面を積極的に見てあげて、認めていくことが大切です。

彼氏が融通が利かない人だったら……

融通が利かない人は、自分のことを正しいと思っています。しかしそれゆえに人から理解されないことが多く、孤独感を抱えていることも少なくありません。彼の中にある、人から理解されたい、愛されたいという気持ちをくみ取り、彼の考え方を理解してあげましょう。

こちらから見て不思議な言動であっても、彼なりの価値観に基づいて動いています。その価値観を理解してあげると、「彼女は俺のことを一番よくわかってくれている」と安心し、信頼を寄せてくれるようになります。

真面目さや一生懸命さなど、彼のいいところをたくさん認めて伝えてあげることも、うまく付き合っていくためのポイント。ですから、まずはお互いのことを理解して、彼から信頼される関係を築くことが大切です。相手から信頼されていれば、何か問題が起きたときに、柔軟な考えが示せるかもしれません。

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