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「年の差カップル」がうまくいくコツ~何歳差から? メリット&デメリット~

中村はるみ

森川ほしの/OFFICE-SANGA

年の差カップルのケンカや破局の原因

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愛さえあれば、年の差なんて……とは思いますが、やはり世代が違えば価値観も違いますし、いろいろな難しさもあるようです。実際に年の離れた男性との交際経験を持つ女性にお話を聞かせてもらいました。年の差カップルのケンカや破局の原因とは?

実録! 年の差カップルのケンカ&破局エピソード

オジサン扱いで大ゲンカ(マドカさん/28歳女性/IT関連)

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「現在、12歳年上の男性とお付き合いをしているのですが、つい先日、大ゲンカをしてしまいました。その原因は、どうやら私のなにげない発言にあったようです」

ひと回り上とはいっても、見た目が非常に若く、会話も上手な男性とのこと。一緒にいると楽しくて、年の差を意識するようなことは、ほとんどないそうです。

「私自身、彼が12歳年上ということをそれほど気にしていなかったので、ついそれをネタにした冗談を言っていたんです。彼が私の知らないことを教えてくれたら、『さすがオジサン!』なんて言っていました……。ちょっと彼が難しい言葉を使ったら、『今どきの若者は、そんな言葉知らないんじゃない?』といった感じです」

普段はそんな冗談を、笑って受け流していたマドカさんの彼。そのため、マドカさんも彼が気にしていることに気付かなったのかも。

「たまたまその日は彼の機嫌が悪かったのでしょう。いつものように『オジサンはこれだから』みたいなことを言ったら、突然、彼が怒りだしました。『いつもそんな風に言うけど、そのたびに俺は傷ついているんだ! オジサンが嫌なら、もっと若い男と付き合えばいいだろう!』と……」

12歳も年下のかわいい彼女を持ち、彼としては気持ちにいろいろと不安や悩みがあったのかもしれませんね。

「そのときは、私もカッとなって『ただの冗談じゃない!』と言い返してしまって……。それで大ゲンカに。でも、あとで冷静になって考えたら、私の配慮が足りなかったと思いました。それで、私から謝罪してひとまず事態は収束。それ以来、『オジサン』発言は控えています」

気にしていないように見えて、彼は年の差をとても気にしていたのでしょう。いくら大人の男性でも、放つ言葉の中には笑い飛ばせない冗談がある様子。年の差カップルでは注意が必要なネタですね。

子供扱いで破局(リンさん/34歳女性/アパレル)

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「かなり長い間、彼がいなかった私。やっとできた彼は、9歳も年下でした」

リンさんは当時32歳。彼はまだ社会人になりたての、23歳でした。

「話していてもそれほどジェネレーションギャップを感じることもなく、自然と交際に発展。久しぶりにできた彼と過ごす時間は、本当に幸せでした。でも、私のちょっとしたひと言が原因で、その幸せを失うことに……」

それは一体、どんなひと言だったのでしょうか?

「あるとき、彼が結婚の話をしはじめました。といっても、具体的な私との結婚話ではなく、『結婚したらこんな家に住みたい』とか、『ペットを飼いたい』とか、『理想の結婚生活』のような話です。だから、ひと通りその話を聞いたあと、私は『まあ、そうは言っても、あなたはまだ結婚なんてリアルに考えられる年齢じゃないでしょ』と言ってしまったんです」

年下の彼氏に、「結婚」というプレッシャーをかけてはいけないという気持ちもあったというリンさん。そのため、よかれと思って軽く流したそうですが、これが逆効果でした。

「すると彼は黙り込んでしまって……。それから数日間、まったく口をきいてくれませんでした。そして、やっと口を開いたかと思うと、出てきたセリフは『リンが俺をひとりの男として見ていないことが、この前の言葉でよくわかった』。どうやら彼は、私との結婚を本気で考えていたようなのです。

私としては、結婚の話をしたら彼を追い詰めると思って、考えないようにしていました。そう弁解したのですが、彼は『子ども扱い』されていたと、非常にショックを受けたようで……」

2人が以前のような関係に戻ることはなく、そのまま破局。「彼は若いから、まだ結婚は無理」と決めつけていたことが、大きな原因だといえそうですね。

マドカさんの場合は「なにげない冗談」、リンさんの場合は「相手を思いやってのひと言」。年の差がなければ、ただの日常会話で済んだ可能性もあります。しかし、こういったなにげないセリフが相手を深く傷つけてしまうこともあるようです。恋愛に年齢は関係ありませんが、年が離れていれば、それだけ考え方や物事の受け取り方の違いが大きくなることは、覚えておいたほうがよさそうです。

お母さんに間違われて破局(31歳女性/人材派遣)

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「少し前まで、6歳下の男性とつき合っていました。私が振られて別れたんですが……。その理由が酷くて。いまだに思い出すと腹が立って仕方ありません。」

6歳差のこのカップル。一体、どんな理由で彼は別れを決意したのでしょうか?

「私は別れたくなかったので、彼氏を問い詰めたんです。『理由を教えて!』と。最初は言いにくそうにしていましたが、最終的にポツリとひとこと。

『前に友だちから、○○(私)を母親と間違われて、それが恥ずかしくて嫌になった』と。それを聞いて、もうショックで。何も言えなくなってしまいましたよ」

デート中に彼の友だちに出くわしたことがあったそうです。そして後日、その友だちに「この前一緒にいたの、お母さん?」と言われてしまったとか。

「それ以来、一緒にいると、『誰かにまた見られるんじゃないか』『見られたら恥ずかしい』と思うようになってしまったらしいんですよ。そんな気持ちのままつき合い続けるのは、申し訳ないと言われてしまいました。周囲からそう見えていたのかと思うと、私もつき合い続ける気にはなりませんでしたね。そんなに老けていないと思うんですけど……。」

この一件があるまで、交際はとても順調だったそう。そのお友だちに悪気はなかったと思いますが……。余計なひとことは慎んでほしかったですね。

彼氏を甘やかしすぎて破局(29歳女性/飲食店)

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「5つ年下の彼氏は、あまり収入が多くなくて。どうしても2人で遊ぶときには、私がお金を出してしまうんです。それが、どうやら仇となったようで……」

デートのお金を出すだけではなく、独り暮らしの彼のために、手料理を作って冷蔵庫にストックしたり、掃除や洗濯をしたりと、いろいろ世話を焼いていた彼女。そんな彼女のことを、彼はどう感じていたのでしょうか?

「ある日彼の家に行ったら、以前に私が作り置きしておいた料理がまったく減っていませんでした。理由を聞くと、『自炊とか、自分できちんとできるようになりたいから』と言われたんです。そして、『もう別れたい』と」

彼氏は、「こんなに甘やかされていたら、俺はダメになってしまう」とずっと悩んでいたそうです。でも、彼女がそばにいれば甘えてしまう。そのため、別れを考えるようになったとのこと。

「ハッとしました。彼のために、とやっていたことが、逆効果だったなんて。彼なりに、一人の大人としてがんばろうとしていたのに、私はまるで母親のような気持ちで世話を焼いていたんです。それが彼の負担になっていると、まったく気づかなかった自分がショックでした」

結局、彼氏の気持ちを尊重して別れてしまったそうです。

親みたいな存在になってしまった

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・「15歳年上の人と付き合ったとき、私がまだ18歳だったせいで、彼氏というよりなんでも買ってくれて、わがままを聞いてくれるパパみたいな存在になってしまった。今考えると大切にしてくれていたのに」(25歳女性/医療・福祉/専門職)

年齢さゆえに、どちらか一方に頼り切ってしまう場合もあるもの。そんなときに恋人ではなく、親みたいな存在になってしまい、うまくいかなくなることもあるようです。

意外と大人じゃなくて幻滅

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・「年上だから、一般常識を知っているかと思ったら、テーブルマナーさえ知らなかった」(26歳女性/医療・福祉/事務系専門職)

・「6歳年上の人。落ち着いていていいなぁと思ったが、かなり早い段階で体を求められた。私にとっては初めての彼氏だったので、戸惑いが大きく……。『私』ではなく、『若い女の子』が好きなのではないかと思った」(25歳女性/商社・卸/秘書・アシスタント職

年が離れているからこそ、寄せる期待も大きいもの。その期待が裏切られたときに、年の差カップルはケンカになったり距離ができてしまったりするようです。

年下が張り合ってきて破局

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・「5歳年下の男の子と付き合いましたが、すごく俺様で何かと私の上に立とうとするので、疲れて別れたことがあります」(33歳女性/その他/事務系専門職)

年の差があるからこそ、年下側が「馬鹿にされたくない」「下に見られたくない」と、必要以上に張り合ってしまう場合がああるようです。年齢差は認めながら、お互いを尊重しあう。これがすべてにおいて肝要のようですね。

※『マイナビウーマン』にて2013年11月にWebアンケート。有効回答数295件(22歳~34歳の働く女性)

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