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飛行機の乗っ取りを「ハイジャック」というのはなぜ?

世界の衝撃的な事件を紹介するテレビ番組などでよく耳にする「ハイジャック」。何気なく使っているこの言葉ですが、その由来は何なのでしょうか? ハイジャックに関する雑学をご紹介します。

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「Hi,Jack!(ハイ、ジャック)」から

もともとは1920年代のアメリカで密造酒を輸送するトラックなどから強奪する行為を指したハイジャック。強奪の際、運転手に「Hi,Jack!(ハイ、ジャック)」と声を掛けたことが由来だとする説があります。

Jackとはアメリカで一般的な名前なので、「Hi,Jack!」は「おい、お前」という意味になります。運転手がJackでなくとも通じる挨拶文句なわけですね。ちなみに不用意にハイジャックを想起させて混乱を起こさないように、こうした挨拶を禁止している空港もあるようです。

他説2つ:単語の組み合わせから・「手を上げろ」から

・「追い剥ぎ」+「密猟者」の単語の組み合わせ

追い剥ぎを意味するHighwaymanと、密猟者を意味するJackerを組み合わせることでHijackerとなり、それが転じてHijackとなったとする説です。確かにあり得そうな説ですね。

・「Stick?em up high, Jack!(手を上げろ)」

強盗が使う文句、「手を上げろ」は「Stick?em up high, Jack」と言います。その最後の部分を取ってハイジャックとなった説があります。

和製英語「○○ジャック」

ハイジャックは、本来対象が船でもバスでも、乗り物を乗っ取る行為であれば「Hijack」と呼びます。

しかし日本では、ハイジャックの「hi」を「high」と混同し、飛行機のみをハイジャックと呼ぶこともあります。例えばバスの乗っ取りであればバスジャック、番組への乱入・乗っ取りを番組ジャックなどと呼びますよね。

これらは和製英語なので注意が必要です。

ただ、英語圏でも飛行機の乗っ取りを「skyjack(スカイジャック)」と呼ぶこともあり、他の文化圏では同様の造語が見られます。

※この記事は2015年02月05日に公開されたものです

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