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雑学 生活

あのボクサーは何級?一番体重軽いのは「アトム」―プロボクシングの階級の話

2014年の大みそかには、いくつものボクシングのビッグマッチが行われました。新たな日本人チャンピオンも誕生しましたね。さて、そんなボクシングですが、皆さんは「階級」にはどんなものがあるのかご存じですか?

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今回は、意外と知らないプロボクシングの階級をご紹介します。

■階級をちゃんと知っておくとさらに面白くなる!

プロボクシングの階級は男女合わせて全部で18階級あります。軽い順にご紹介しましょう。

●アトム級……体重46.266キログラム(102ポンド)以下

全ての階級の中で最も軽いのがこの「アトム級」です。これは女子ボクシングのみの階級で、男子にはありません。名称の意味は元素の最小単位である「アトム(原子)」です。

●ミニマム級……体重47.627キログラム(105ポンド)以下

次に軽いのがこのミニマム級。男子ではこの階級が最軽量です。WBA(世界ボクシング協会)ではこの名称を使っていますが、他の団体では「ストロー級」や「ミニフライ級」といった名称が使われています。現在、WBA世界ライトフライ級王者の井岡一翔選手はこの階級でも王者になりました。

●ライトフライ級……体重48.988キログラム(108ポンド)以下

WBAやWBC(世界ボクシング評議会)ではこの名称が使われていますが、他の団体では「ジュニアフライ級」という名称も使われています。先ほども述べたように、井岡一翔選手がWBAの世界ライトフライ級王者です。

また、現在はタレントとしても活躍されている具志堅用高さんも、この階級で日本人初の王者になり13度の防衛記録を打ち立てました。

●フライ級……体重50.802キログラム(112ポンド)以下

男子では下から3番目に軽い階級がこの「フライ級」です。フライは「ハエ」という意味。日本人のチャンピオン経験者も多く、亀田興毅選手、亀田大毅選手、内藤大助さんもこの階級のチャンピオンでした。

●スーパーフライ級……体重52.163キログラム(115ポンド)以下

フライ級よりも少し重い階級が「スーパーフライ級」です。この階級にもチャンピオンになった日本人が多く、現在は井上尚弥選手がWBO(世界ボクシング機構)の世界王者、河野公平選手がWBA世界王者です。

●バンタム級……体重53.524キログラム(118ポンド)以下

バンタムは日本の天然記念物でもある鶏の「チャボ」を意味します。この階級の日本人世界王者で有名なのは、やはり辰吉丈一郎さんや薬師寺保栄さんでしょう。現在も山中慎介選手や亀田和毅選手がそれぞれWBCとWBOの世界王者です。

ちなみに『あしたのジョー』の主人公・矢吹丈もこの階級です。

●スーパーバンタム級……体重55.338キログラム(122ポンド)以下

バンタム級よりも約2キログラム重い階級がスーパーバンタム級です。昨年の大みそかには天笠尚選手がWBAとWBOの統一王者ギレルモ・リゴンドウ選手と闘いましたが、惜しくも敗れています。

●フェザー級……体重57.153キログラム(126ポンド)以下

体重が57.153キログラム以下が「フェザー級」です。フェザーは「羽毛」という意味ですが、羽毛としてはちょっと重いような印象を受けますね(笑)。この階級では長谷川穂積選手などが世界王者になりました。また、漫画『はじめの一歩』の主人公、幕之内一歩もこの階級の選手です。

●スーパーフェザー級……体重58.967キログラム(130ポンド)以下

フェザー級よりも少し重い階級が「スーパーフェザー級」です。日本人では内山高志選手がWBA世界王者、三浦隆司選手がWBCの世界王者です。他にも、粟生隆寛選手や畑山隆則さんがこの階級で王者に君臨したことがあります。

●ライト級……体重61.235キログラム(135ポンド)以下

次は「ライト級」です。世界的に最も選手が多く、王者への道のりが厳しいといわれている階級なのだとか。日本人で初めて世界王者(WBC)になったのはあのガッツ石松さんです。

●スーパーライト級……体重63.503キログラム(140ポンド)以下

「スーパーライト級」は体重63.503キログラム以下。このあたりが成人男性の平均体重といったところでしょうか? 日本人では、浜田剛史さんや平仲明信さん、そして藤猛さんが世界王者になったことがあります。

●ウェルター級……体重66.678キログラム(147ポンド)以下

次は「波」や「うねり」といった意味の「ウェルター級」です。日本人の世界王者はいまだに誕生していない階級でもあります。海外ではマニー・パッキャオやフロイド・メイウェザー・ジュニアなどが有名ですね。

●スーパーウェルター級……体重69.853キログラム(154ポンド)以下

先ほども登場したフロイド・メイウェザー・ジュニアが、WBA・WBCの統一王者として君臨しているのが「スーパーウェルター級」です。日本人では輪島功一さんなどが王者になりました。

●ミドル級……体重72.575キログラム(160ポンド)以下

体重72.575キログラム以下と比較的重めの階級が「ミドル級」です。日本人では竹原慎二さんが1995年にWBAの世界王座を獲得しました。ロンドン五輪で金メダルを獲得し、現在はプロの世界で活躍する村田諒太選手もこの階級です。

●スーパーミドル級……体重76.204キログラム(168ポンド)以下

次は「スーパーミドル級」です。かの有名なシュガー・レイ・レナードはこの階級のWBC初代王者でした。日本人で王座を獲得した選手はいません。

●ライトヘビー級……体重79.379キログラム(175ポンド)以下

次に重い階級が「ライトヘビー級」です。この階級も日本人王者が誕生したことはありません。やはり体格が大きくなると日本人は不利なのかもしれませんね。

●クルーザー級……体重90.719キログラム(200ポンド)以下

上から2番目に重いのが「クルーザー級」。「巡洋艦」という意味です。WBOでは「ジュニアヘビー級」という名称が使われています。やはりこの階級でも日本人王者はいません。

●ヘビー級……体重90.719キログラム(200ポンド)超

全階級の中で一番重いのがこの「ヘビー級」です。あのマイク・タイソンなどがこの階級でした。この階級の統一王者は事実上の「ボクシング世界最強」という扱いになります。現在はウクライナのウラジミール・クリチコが3つの団体で世界王者です。

プロボクシングの世界は、こうした階級に分かれています。一番上は90.719キログラム超とかなり重いですが、意外と階級と階級の体重差は大きくないような印象を受けますね。それだけボクサーは体重の増減がシビアということなのでしょう。

こうした階級や規定体重を知っておくと、ボクシングの試合を見るときの面白みもアップするかもしれませんね。

(中田ボンベ@dcp)

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