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【新連載】彼氏いない暦=年齢。そんなわたしが5つも年下の後輩に告白され……

「お待たせしました!」
山野くんと会うのに何を着ていくか。
悩みに悩んだあげく、わたしは、
超シンプルなワインレッドのセーターに、
長めのパールのネックレスに落ち着いた。

でもそれは当日の朝、
ギリギリでやっと決めたコーディネート。
おかげで家からバタバタと小走りで、
待ち合わせのカフェに急ぐ羽目になる。

「ぜんぜん、大丈夫です。
まだ、待ち合わせ時間じゃありませんから」
山野くんは笑って、絶品だという、
カフェオレを飲むようすすめてくれた。

それからわたしたちは、まずは最初の約束通り、
コメディ映画を見るため映画館へ。

それは「自分はモテない」と信じきっていた、
ヒロインが最後は周囲のたくさんの男性から、
次々にプロポーズされる、という話の展開だ。

わたしたちは、次から次へと繰り出される、
テンポの早いコメディに、思い切り笑わされた。
この映画を選んだ山野くんは、センスがいい。

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