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【新連載】彼氏いない暦=年齢。そんなわたしが5つも年下の後輩に告白され……

Story1★はじめの一歩

仕事始めの日。
15時から始まった会社恒例の新年会は、
18時にやっと終わった。

間仕切りをはずし広くした会議室のテーブルには、
弁当屋のオードブルと巻き寿司ばかりの寿司桶、
あまり冷たくない缶ビールに、
緑茶のペットボトルが並んでいた。
社長以下役員の新年の抱負を聞かされるが、
みんな心の中では帰りたがっていたり、たまった仕事をしたがっていた。

やっと新年会から解放されても、
総務課、経理課、そしてわたしのいる業務課は、
宴の後始末が待っていた。
わたしは袋を手に空き缶を回収し、
地下の駐車場にあるゴミ置き場に
捨てに行こうとすると。

「ぼくも行きます」
「あ、ありがとう」
声をかけてくれたのは、営業部の山野くんだ。
入社3年目で営業成績もよく、
かなり気の利く人材だという評判。
たしかに、ひとりで4袋持つのはたいへんなので、
半分持ってもらえれば、かなり助かる。
そしてこうしてエレベーターの中で間近に見ると、
なかなか顔もよくて驚いてしまう。