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【女の嘆き】気づいたらズルズル……! 別れたいのに別れられない男性と、きっぱり縁を切る3つのヒント

三吉野愛子

「あの子っていいなぁ! 私なんて……」「今、私ってどう見えてるんだろう」など、他人と比較して自己評価が下がったり、同性・異性の目に自分がどう映っているかを気にしすぎたりすること、ありますよね。心理コーディネーター・三吉野愛子が、そんな複雑な女ゴコロを解説し、嘆きの処方箋を出します。自分らしく輝いて生きるヒントをチェックして!

<今回の嘆き>
なれなれしい男性や、わがままな男性に弱いタイプの私。気づけば相手のペースにハマって言いなりの状態に。今さら距離を取ろうにも、すでに私の生活に深く根を張っている相手の男性と、どうやって縁を切ればいいのかわかりません……。

自立している大人同士は、いつ何時でも誰かと一緒にいることを必要としません。助けがほしければ、相手が可能な範囲での助けを求める。助けを求められたら、自分の可能な範囲で助ける。そんなドライにも見える人間関係が、いわゆる大人の関係。一方で、ハマり込んだら抜けられない人間関係を作り出す人同士は、お互いに子どもっぽい部分を色濃く残していることが多いのです。

一見、女性を振りまわしているように見える男性側の特徴を見てみましょう。

・相手の都合を考えず、家に押しかけたり居座ったりする
・24時間監視しているかのようなメールや電話
・まるで母親に対するかのように、自分の好みや要求を押しつける
・相手が思い通りにならないと、怒りで相手を支配する
・話すときは自分の話ばかりで、相手の話を聞いていない
・相手の気持ちよりも自分の気持ちを優先する

これが、まさに見た目は大人でも、子どもっぽさの抜けない男性像です。このような男性との関係から抜けられなくなる女性側にも、実は子どもっぽさが潜んでいるんです! そんな驚きの女性側の特徴を見てみましょう。

・自分にあまり自信がない
・相手に常に必要とされていないと不安
・誰かの世話をしているときは気分がいい
・人に感謝される自分のことが好き
・困っている人を見ると放っておけない
・自分の気持ちよりも相手の気持ちを優先する

一見、良識ある親切な大人の女性のようですが、この振る舞いが、自信のなさや存在不安に裏打ちされているなら一考の余地あり。そうでないと、もともと引力の強い子どもっぽい相手に求められるまま、底なし沼のような関係にズルズルと引きずり込まれてしまいます。

<女の嘆きへの処方箋>
●その1 大人の意見に耳を傾ける
本当に腐れ縁を清算するつもりなら、相談する相手を選んで。自分から見て、ちょっとドライで物足りないくらいの相手に意見を求めましょう。イメージとしては、役所の職員、弁護士、警察官、医者など、一人ひとりの都合に振りまわされていては仕事が成り立たないような役割の人々。このような職業でなくとも、情と理性のバランスをとりながらコミュニケーションをはかるのが上手な先輩や友人がいれば、事情を話してサポートしてもらうのが吉。意外な解決策が得られるはず。

●その2 自分の「心のすき間」から目を背けない
人間関係にハマり込むタイプは、どこか満たされない想いを抱えているもの。そんな心のすき間を見ないふりするのはやめて、いっそのことまじまじと見てみましょう。

「私は自信がないから、相手の期待に応えすぎる傾向があるのかも」とか、「私は寂しがり屋だから、関心を持ってくれる相手に依存してしまうのかも」などと認めてしまうことで、楽になれます。このときに、自分を責めたり恥じたりする必要はありません。むしろ、自分のありのままの姿を受け入れ(自分を受容する)、無意識のうちに陥りがちな傾向に気づく(自分を客観視する)ことは大きな成長の証なんです。

●その3 「このままではいけない」と感じる自分を信頼する
別れの動機として、「自分のためにも相手のためにもならないから」と感じるなら、それは無責任や冷たさとは一線を画します。誰のためにもならないことは、潔くやめて軌道修正をする。口で言うのは簡単ですが、これは大きな勇気と人間愛を必要とすること。別れを切り出したら、相手から非難されるかもしれない、自分も相手も傷つくかもしれない。だけど、お互いの大事な人生をダメにするよりはずっといい。そう思うなら、自分を信頼しましょう。自分の心を占めている大きなものを手放したあとは、新しい自分に必要なものとの出会いが待っています。

本日ご紹介したことは、男女が逆のパターンもありますし、恋愛だけではなく、友人関係や家族関係でも起こり得ること。関係に息苦しさを感じたときには、この記事のことを思い出してみてくださいね。

※画像は本文と関係ありません

(心理コーディネーター 三吉野愛子)

※この記事は2014年10月15日に公開されたものです

三吉野愛子

1978年、福岡県生まれ。2001年、東京学芸大学教育学部を卒業し、教育系広告代理店に勤務しながら心理カウンセリングを学ぶ。2005年より心理カウンセラーとして活動するかたわら、TV、ラジオ、雑誌の企画監修などを手がける。著書に『恋愛ダメ子の診療所』(日経ウーマン選書)。現在、東京を拠点に、現在、心理カウンセラーとして活動中。

●三吉野愛子カウンセリングオフィス ブログ
http://blog.goo.ne.jp/dearlife_2015

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