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言い回しを工夫だけで、心遣いができる3つのポイント「自分の相手をしてくださっている」

仕事でもプライベートでも、誰かと会話をするにあたって「この人は私のことをわかってくれる」「この人はわかってくれない」と感じる言い回しがあります。相手に対し心遣いをしていると感じさせる言い回し、3つのポイントについてご紹介いたします。

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相手の立場に立った言い回し

忙しい中、「自分の相手をしてくださっている」という想定で言葉を選ぶと、話し相手は気遣いしてくれてるなと感じてくれます。例えば「お忙しいところ申し訳ありませんが」とか、もう一度聞き返すときには「何度も申し訳ありませんが」などといった枕詞をつけると、同じ内容でも印象が変わります。

また、上司などの目上の人や取引先などには正しい敬語を使うことも、相手の立場に立った言い回しの一つです。目上の相手には尊敬語、自分に対しては謙譲語を使うようにします。例えば「聞く」という言葉は、尊敬語では「聞かれる・お聞きになる」、謙譲語では「うかがう・拝聴する」などとなります。

きっちり使い分けましょう。

相手を肯定する言い回し

自分が上司だったりすると、相手の話を否定から入ってしまう人がいます。原則、相手の話は肯定するようにしましょう。肯定の言葉ひとつで、相手の気持ちは和んだりやる気を引き出したりすることができるのです。

また、無理な取引交渉だったとしても、否定してしまえば話はこじれて終わってしまいます。可能な点を見つけ、まずここまでは肯定できるといった言い回しをした上で、落とし所を探っていくようにすると、案外スムーズに行くものなのです。

ただし、相手を肯定する言い回しというのは、誰に対しても同じ言葉で通用するわけではありません。ある人に対しては褒め言葉になる言葉も、別の人では否定されたと感じることもあるのです。相手の性格などを考え、言い回しを使い分ける必要があります。

別の視点からの言い回し

最初から相手が興味を引いてくれそうもないと思うときは、相手が興味を引きそうな視点からの言い回しをする必要があります。相手が興味を持って聞いてくれたり、相手の結論を引き出す必要があるときは、なおさら別の視点からの言い回しを要求されます。

ただし、別の視点からの言い回しと言っても、相手を否定するような言い回しでは意味がありません。あくまで相手を肯定する言葉で、なおかつ別の視点での言い回しをする必要があるのです。

言い回しを工夫、というと難しく考える人がおりますが、原則は「相手の立場に立って思いやる」ことです。誰でも否定されたら嫌な気分になりますし、別の視点で良い所をあげてもらえれば興味を引くものです。相手のプライドを傷つけず、いい気分になってもらえる言い回しができれば、「あいつは感じのいいやつだ」という印象を相手に与えることができるのです。

※この記事は2014年10月15日に公開されたものです

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