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【新連載】彼に振られたあの日から、もう何もかもが面倒で……

Story2 ★自信喪失

「将の好きな人って、どんな人?」
わたしはよせばいいのに、
恋人だった男性の新たな「好きな人」が、
どんな女性かを聞いてしまった。

「うん……仕事でいっしょになった人で、
取引先の女性なんだ。
美紀とちがって、男勝りで、
はっきりモノを言って、ゆずらない人。
でもそれだけじゃなくて、
自分が間違えたり、悪いと思った時は、
すぐに謝る素直な人でもあるんだ」

わたしは語る将を見ていて、
心底悲しくなった。
この人は、わたしと別れることなんて、
ぜんぜん悲しくないんだね。

「それにね、すごく頭もよくて、
いっしょにいて会話も弾むんだ」

将の目や表情は、明らかに恋する人の目、
恋する人の表情だった。
それも、わたし以外の女性に。
将の目には、今この話を聞き激しく傷つく、
わたしの顔は写っていない。