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急にツーっと! “鼻血”は自己診断せず、早めに耳鼻科へ

鼻を押さえる女性■“長引く”or“量が多い”は要注意

度重なる鼻血、1回の出血量が多い、あるいは長時間続く……といった、鼻血は何らかの病気のサインかもしれません。一方、重篤な疾患がなくても、少量の鼻血が3日に1度くらいの割合で生じ、それが10日間ほど続く、といったケースもあります。このように、症状だけで原因となる疾患を判断するのは非常に難しいので、鼻血が続く際は必ず耳鼻科へ相談しましょう。

アレルギー性鼻炎や腫瘍などの病変、また引っ掻き傷による場合もありますが、血液や肝臓、腎臓疾患の他、長期間にわたる薬物投与なども原因のひとつとされています。また、高血圧の方も出血しやすい傾向に。ひとくちに鼻血といっても、内科的な疾患が関与している場合もあるのです。

■鼻血の応急処置

鼻血は大抵の場合、左右の鼻の境目にあたる壁のような部位(キーゼルバッハ部位)から出血します。ここは止血しやすい部位でもあります。まずはすぐに病院へ行きたいところですが、病院へ行くまでは下記の要領で、応急処置を。

1:コットンを鼻に収まるサイズに丸める。
2:1を鼻の中に入れたら、鼻の横を押さえて下を向く。

※使用するコットンは化粧用のものでOK。避けたいのがティッシュを硬く丸めて詰めること。粘膜に傷をつける可能性があります。

■まとめ

急な鼻血や長引く鼻血は、とても心配ですよね。そんな心配をいち早く解消するためにも、放置はせず必ず病院へ行きましょう。

(文:55歳女性耳鼻咽喉科医/Doctors Me、構成:マイナビウーマン編集部)

※画像はイメージです

※この記事は 総合医学情報誌「MMJ(The Mainichi Medical Journal)」編集部による内容チェックに基づき、マイナビウーマン編集部が加筆・修正などのうえ、掲載しました(2018.06.07)

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください

※この記事は2014年09月30日に公開されたものです

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