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もし一生「おひとりさま」の場合、どんなマネーリスクがあるの?

大竹のり子


大竹
 病気・ケガと介護ですね。まず病気・ケガで困るお金には二種類あります。ひとつは治療費そのもので、もうひとつは働けなくなることによる収入減。治療費は千差万別ですが、これは医療保険に入っていれば備えられます。収入減については、会社員が入る健康保険には傷病手当金という制度があり、支給開始をした日から最長で1年半までは被保険者の標準報酬日額の3分の2ほど保険金が出ますので、残りの3分の1は、医療保険の入院給付金を1万円に設定するなどしてカバーするのも一案です。

編集部 介護リスクについてはどうですか?

大竹 医療技術が発達すればするほど、長生きができ、その分介護で長患いする人が増えてきます。老人ホームに入れず、身内が介護している人が多い中で、身内のいないおひとりさまはなおさら介護リスクが高まりますので、その分のお金は貯めておきたいですね。最近は民間の介護保険が増えてきていますし、若いうちに入れば途中で解約しても損をしないものも多いので、貯蓄代わりに入っておくと老後が楽だと思います。

FP大竹のり子さんに教わる「おひとりさまの老後に備えたいあなた」へのおすすめツール・3選

自分でお金が管理できなくなる事態に備える
◆高齢シングルを援助してくれる「成年後見制度」

アルツハイマーや認知症など判断能力が落ちて、資産を自分で管理できなくなる可能性も。そんな場合に頼りになるのが「成年後見制度」。不利益をかぶらないように家庭裁判所に申し立て、支援してくれる人を選ぶ制度です。

「お手頃な保険料で、女性にやさしい保険に入りたい」人に……
◆オリックス生命保険の女性向け医療保険「新キュア・レディ」

更新がないため保険料が加入時のまま上がることなく、病気・ケガによる入院を一生涯保障。入院の有無にかかわらず、約1,000種類の手術や先進医療もしっかり保障。特に、女性特有の病気とすべてのがんに対する保障が手厚いのが特長。

「介護リスクに備えてしっかり準備しておきたい」人に……
◆東京海上日動あんしん生命「長生き支援終身」

死亡・高度障害の保障はもちろん、介護保障も一生涯続く。介護保障は公的介護保険で要介護2以上と認定、または所定の要介護状態になったときに受け取れる。保険金を受け取らず、所定の年齢の年単位の契約応当日を迎えたときには、健康祝金も。

※この記事は2014年09月09日に公開されたものです

大竹のり子

株式会社エフピーウーマン代表取締役
ファイナンシャルプランナー

出版社の編集者を経て、2005年4月に女性による、女性のためのお金のクリニック「エフピーウーマン」を設立。現在、雑誌、講演、メディア出演など多方面で活躍している。『一番やさしく株がわかる』(西東社)、『マネーセンスを磨けば、夢は必ずかなう!』(東洋経済新報社)、『老後に破産しないお金の話』(成美堂出版)などお金の分野での著書は40冊以上に及ぶ。一般社団法人金融学習協会理事。

エフピーウーマン http://www.fpwoman.co.jp/
女性のためのマネー相談 http://www.fpwoman.co.jp/counseling.html
オフィシャルブログ『マネーセンス向上委員会』 http://ameblo.jp/fpwoman-ohtake/

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