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【今宵、川崎家にて。】恋愛初期に恋が終わる女性の特徴

川崎貴子

奇行その4 思ってもいない事を口走る

忙しい彼から前日にデートのキャンセルがあり、お詫びに月末旅行の提案が。

本当は彼の提案も誠意も嬉しいのだけれど、
目の前のデートキャンセルに傷ついて(すねて)、

「無理しないで。旅行とかもっと大変だし」

とか、

「忙しいなら私のこととか別にいいから」

などと、本心とはちがうことを口走ってしまったという相談をよく受けるのですが、男性にとっては奇行中の奇行なので絶対にやめましょう。

その場面で、
「今回のデートは何度も言うけど本当にごめん。俺も○○に会えるのをずっと楽しみにしていたんだけど、どうしてもどうしても外せない仕事で。旅行までに時間が出来たらすぐに電話するね。ていうか連絡させて! 俺の方が会いたいんだから! 来週はハードになるけど、○○と旅行に行けるっていう希望があれば頑張れそうだよ。本当にごめん。大好きだよ」

などと、彼女が拗ねているだけだと当たりをつけ、既に詫びていて代替案を出しているにもかかわらず、再プレゼンして女性のご機嫌が取れる男性は全体の2割もいませんね。賭けてもいい(笑)。

大抵の男性は、女性のその声のトーンから「怒らせてしまった」とか「あれ、彼女ちょっと冷めてる?」などと見当ちがいに疑い

それは次第に「キャンセルしたのは悪いけど、でも仕事だし、しょうがないじゃん」「だから謝ってるし、旅行も行こうって言ってるわけで……」などという軽い怒りの思考に移行してゆき、しまいには「彼女との付き合い、結構面倒臭い」に着地するのです。なんともったいない奇行の結末でしょうか!

「デートのキャンセルがショックだったの(何故ならあなたにとっても会いたかったから)」

と、本当の気持ちをカッコ内まで全部言っていれば、彼も代替案だけじゃなく、そこを癒す言葉を強調して言ってくれるはず。
女たる者、「素直な自白」が自分を幸せにすると信じて日々鍛錬を。

また長々と書いてしまいましたが、最後に脳内麻薬のもうひとつの秘密を。

質問いただいた彼女にぴったりだと思う「心配性で連絡がマメな男性」が、恋愛の初期に彼女を上回る回数で毎日連絡し続けた場合、彼女の脳内麻薬がストップし、冷めてしまう可能性があります。

「脳内麻薬」は、「相手も私と同じくらい好きでいてくれるのだろうか?」 という不安感が多ければ多いほど脳内に放出されるからです。

逆に恋愛初期、相手の気持ちが100%自分に対して常に向いている、と認識すると量が減り、
「相手が自分に執着している」と認識すると完全に干上がってしまうのです。

脳内麻薬は女性を綺麗にしたり、男性を男性らしくしたりするものですが、取り扱いが難しく、悲しい事に通常はもって3年と言われている「期間限定モノ」です。

今ではSNSやメールやLINEなどで常に連絡が取りやすく、相手の状態を把握しやすいですが、それは脳内麻薬が出る期間をいたずらに縮め、濃度を薄めてしまっているかもしれません。

綺麗な月を見て相手を想ったり、今日もちゃんと元気かな? と想像したり。

相手を想う気持ちで胸がいっぱい、そんな日々が、会ったときにお相手に対してこの上なく優しくできるパワーになるわけですから、総じて恋愛が上手く行きやすいのです。

若いお嬢さん方に置かれましては、くれぐれも恋愛初期に奇行に走らず、脳内麻薬をバンバン出して、「一生に一度の恋」を何度でもして欲しいと思っています。

※この記事は2014年08月28日に公開されたものです

川崎貴子

1972年生まれ。埼玉県出身。1997年に働く女性をサポートするための人材コンサルティング会社(株)ジョヤンテを設立。女性に特化した人材紹介業、教育事業、女性活用コンサルティング事業を展開。女性誌での執筆活動や講演多数。著書に『結婚したい女子のための ハンティング・レッスン』(総合法令出版)、『私たちが仕事を辞めてはいけない57の理由』(大和書房)、『愛は技術 何度失敗しても女は幸せになれる。』(KKベストセラーズ)、『上司の頭はまる見え。』(サンマーク出版)がある。2014年より株式会社ninoya取締役を兼任し、ブログ「酒と泪と女と女」を執筆。婚活結社「魔女のサバト」主宰。女性の裏と表を知り尽くし、フォローしてきた女性は2万人以上。「女性マネージメントのプロ」「黒魔女」の異名を取る。10歳と3歳の娘を持つワーキングマザーでもある。

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